『奇術を始める人のための演出論』の紹介3回目となります。
vol.41:私の考え方
当然マジックなので、実際の動作と偽の動作の差をなくすことにより、普通に何かをしたのに不思議なことが起きたように見えます。そのような実例を水と新聞紙のマジック、ボールやコインの握り方で説明されています。
後は、不思議な現象が起こる際の観客の抵抗感を減じるための、マジカルジェスチャーやセリフの工夫が実際のマジックを例に挙げ、説明されています。
vol.42:私の考え方
この巻では作品がどのような特徴を持って演じられてきたかの背景を知ることの重要性が、リンキングリング、ゾンビボール、中華蒸籠を例に説明されています。
また、取り出し用の道具の扱い方や出現させた後の始末等について、説明されております。
そして、マジックの演技を行った際の失敗の予防と対処方法について記されています。
さすがに長年にわたりマジックを実演された方だけに、実戦経験に基づいた細かいアドバイスが多数含まれています。
vol.43:私の考え方
リンキングリングでの失敗例を挙げ、どのように対処したか説明されています。
その他、情報収集と整理の重要性、失敗の予防対策、練習していく上のアドバイス、演者と観客で勝負の場のような敵対関係にならないよう意識することの大切さが述べられています。
連載記事ではありますが、ある程度内容的に近い部分で本ブログの記事もまとめさせていただいております。 vol.41~43については筆者である植木氏の見識が述べられていきます。実際にステージ系マジックを演じる上でのノウハウが満載されており、何度も読み返すと自分が人前でマジックする上でも大変役に立ちます。
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