2015年10月31日土曜日

ヤフオク 手品⑪(出品者の戦略を読む)

基本的にオークションの落札者目線で見てきましたが、出品者側がどういった戦略で出品を行っているか述べます。

まず、出品者としては何としても人目につく所に商品を掲載してもらう必要があります。
落札者側は検索機能として、入札の多い順とか、値段の安い順とか、注目の多い順とかを使って探すことになります。そして、ある程度検索上位に来ないと人目につかないことになります。

正統的な方法としては
①注目の多い順:これは出品者がある程度お金を積めば、カテゴリー上側に商品を掲載することができます。これは出品者が一日当たりそれなりの金額を出さないといけないので、結構高価な商品に対しては採用される戦略です。

おきて破りというわけではないですが、よく見かける戦略に
②商品を1円で出品する:これは安い順で検索された場合に最初は検索されやすくなり、それなら、と入札者が増えると、入札の多い順のカテゴリーで検索されやすくなり、競合が激しくなり、高値落札されやすくなるという戦略です。
それなりの商品力のあるものを期限内に確実に落札させたい場合に使われます。通常の価格設定では応札のない物もこの戦略だと大抵落札されていくので、早く換金したい出品者が利用する戦略です。
ただし、最終日まで7日とかでむなしく入札者ゼロという場合もまれにあり、最後に辛うじて11円とかで落札されていたのも見たことがあります。この場合は出品者涙目でしょう。
1円出品なのに入札無い場合、期日前に取り下げてしまっていたのも見たことがあります。

③即決価格設定:これも早く売ってしまいたい場合に使われます。新品の場合、通常の定価とほぼ同じ価格で売っている場合があります。こういった場合はネット通販のマジックショップがオークションの場を通販サイトの別サイト代わりとして使っていると考えられます。具体的に名前は挙げませんが、過去の記事に掲載したショップでもオークション出品している所が知っているだけで2つはあります。
個人の場合でも過去の落札水準に近い価格を即決価格に設定して、期限前に売れるのを期待して出品している場合があります。しかし、即決価格設定は意外と落札者からは人気がありません。何となくオークションのあの落札できるかどうかのドキドキ感が無く、楽しめないからです。

④マジック用品一式売り:道具を10個や20個まとめて売ってしまう場合があります。これは出品者が手品を辞めてしまおうという場合や、故人の遺品を整理した家族が良くわからいのでまとめて出してしまう例などが考えられます。
正直言いますと、道具は1つずつバラバラに売りに出した方が高く売れるのは間違いないです。理由は、同じ道具を持っていたりするので、特にDVDのまとまったセットだと、そんなもの要らないよ、となる可能性が高いためです。
高く売りたければ、1つずつ丁寧に出品した方が確実です。

⑤バッタ物を売る:手品の道具は結構純正品だと値段が高いものも多いです。そのため、中国のタオバオやアリババなど経由で購入した偽物を輸入して転売していることも結構あります。ある程度どんな道具かわかっているものについては、購入しても大勢に影響ないことも多いですが、精密なギミックだと相当個体差が大きく、現物見たら萎えてしまう場合もあります。中国から輸入する場合も結構出品者側にリスクあるので、最初から大量輸入するのはお勧めできません。この辺は相当運に左右されます。

ということで、出品者側も素人からプロの領域の人まで色々な戦略立てて、オークション出品されています。
本シリーズを読まなくても実際に挑戦してみればもっとわかることも多いので、怖がらずに一度オークションにチャレンジしてみてください。

2015年10月30日金曜日

ヤフオク 手品⑩(価値のある出品について)

オークションの中でも手品という超特殊分野での話となりますが、結構入札参加時に目利きが必要です。

ヤフオクでは過去の落札価格を参考値として検索できる機能があります。入札時には過去の相場を参考にしながら、自分がターゲットとする価格を設定しておくことが重要になります。
それでも人気商品は競合が多いとあっという間に加熱して、過去の相場を超えても落札できない場合も出てきます。特に絶版品ではそういう傾向が高いです。

手品関係で『せどり』という、古本とかで良くやられる中古品価格の利ザヤを稼いで生計を立てている人は少ないでしょうが、一応、どういったものが人気があるかの傾向はあります。
それは、

①テンヨー商品:テンヨーの手品道具は基本的に量産品なのですが、人気があっても唐突に絶版になってしまいます。なので、自分の気に入ったものは複数個確保しておくと良いかもしれません。また、消耗品であるものもあり、こういった商品では演じたくても商品自体絶版になると二度と演じられなくなってしまいます。リフィルとして複数個確保しておいた方が良いです。
中古価格の高い物にはステージ物があります。かつては色々出していたようですが、現在絶版になっているものが多いです。
あと、TVでふじいあきら氏が演じて話題になった、マジカルミラーやその関連商品は1万円オーバーしていたりします。

②ターベルコース:これも実際はテンヨー製なのですが、既に版下が無く、再出版できないということで絶版となっています。その関係でものすごい高値になっています。1冊6000円程度だったのが今では中古で倍くらいしています。特にターベルコース第8巻はなんと中古で2015年10月に調べたところ、Amazonで148000円とかいう値段がついていたりします。これはターベルコース1~7巻の中で後の巻で述べるといった内容を調べて、漏れていた内容をまとめ上げ追加した巻であり、後から出版されたため、発行部数も少ないことによります。

③日本人のDVD:マジックのDVDは海外から輸入されたものが多いです。最近でこそ、スクリプトマヌーヴァによる日本語字幕版も多いですが、昔の物だと英語版、物によってはスペイン語(タマリッツ等)、フランス語(ゲータン・ブルーム等)などの物も存在します。 マジックの分野で日本人の物は比較的少なく、高価なため、出品されると結構人気があり、落札するまで大変です。マジック・ムーヴメントの物とかは日本語で、他店で入手できないため結構品薄です。

④高性能なギミック:ミカメクラフトやコレクターズワークショップなどの高価なギミックは作りに定評があり、それなりの高い金額でも応札があります。数万単位まで入札があることさえあります。

⑤電子メカ:元々新品で買うと高価で手の出ない物も多いのですが、オークションだと半額やそれ以下で買えてしまう場合もありますので、結構応札件数が多くなります。それでも最後はここまで入札してしまって大丈夫か? と自分のお財布の中身を気にしながらも、勢いで突き進み、後で後悔することもしばしばです。
マイクロサイキックなどは純正品だと高いのですが、1000円くらいからスタートしている物は大抵中国から輸入した偽物だったりします。値段と中に書いてあるコメントをよく読めば本物かどうか分かりますので、入札する場合も偽物と分かった上で対応してください。この場合、後から文句を言っても相手にされません。

⑥ギミックコイン:これは特に日本円の場合とんでもなく高くなります。日本の法律の関係で、ギミックコインの入手が極端に困難になっており、既に個人取引以外で入手するルートは無くなっているからです。
推奨するわけではないですが、特に高くで取引されているのは500玉円のエ○○○○ド○○ルとか100円玉のシ○○ス○ーコインとかです。これが10円玉とかだと何故か安くなります(それでも普通の人にとってとてつもなく高いですが)。これはマリックさんが昔超魔術で鳴らしていたころに良く実演していた関係もあると思います。

⑦サロンでできるコメディー系道具:意外ですが、ちょっと人数の多いサロンとかでできる道具は入札数が多かったりします。普段クロースアップマジック専門でも、人数多いところで依頼受けると、出演しないわけにはいかなくなり、ステージ的動きに自身が無くてもできる、大き目のコメディータッチの道具が売れたりします。

2015年10月29日木曜日

ヤフオク 手品⑨(落札)

前回までの通りライバルとの入札の神経戦を繰り広げ、終了時刻が残り10分、5分、から1分となり、無事オークション終了したのを確認すると、一安心です。ただし、ブラウザの関係で高値更新が遅れてなされることもありますので、確実に自分が落札できたことを確認できるまで気を抜いては行けません。

無事に落札できると、
落札分のページの商品名をクリックすると上記のような『おめでとうございます!! あなたが落札しました。』というページが現れます。
あるいは次のようなベータ版という、取引ナビでのやりとりを簡易化したバージョンを使用する出品者もあります。 

ここの『取引ナビ』というところを押すと、出品者とのやりとりが開始します。

ここからの流れは出品者により若干ことなりますが、大抵まともな出品者なら、出品者側から
◎郵便番号
◎住所
◎氏名
◎電話番号
◎振込み予定日
を聞かれますので、自分の該当項目を『送付先住所、発送、支払いなどについて』のボタンを選んで送信します。これで先方にメールが送信されます。

あと、発送方法についてはオークション画面で既に記載されている場合も多いですが、定型外郵便やクリックポスト、宅急便など保障のあるなしや値段により選べる場合もありますので、落札金額+送料の最終確認も行っておいてください。

振込み予定日についてもオークションの段階で落札後○○日、とか記載されていることもありますので、社会常識として記載されている事項は守って下さい。

この辺りの返信は早めにしてあげないと、いたずら入札されたのか?と出品者が心配になりますので、なるべく早く返信してください。

そして、振込みも金額確定連絡あったのちに予定日に入金してあげてください。時々、出品者から返信ある前に入金してしまう人もあるようですが、ちゃんと最終金額確認してから入金してください。入金方法も予め指定されているのでよく読んで入金しましょう。時々指定外の入金方法を主張して揉めることもあるようですが、 
オークションの条件は良く読んでから入札しましょう
落札取り消しになり、悪評価ついてしまいます。

そして、出品者から発送案内が大抵来ますので(まれに連絡なしで勝手に送って来られるかたもいますが)、商品の到着を待ちます。商品を受け取ったら、評価を行います。『出品者を評価』というボタンがありますので、
コメントを入力します。一応、定型コメントというボタンを選べば、評価により決まったコメントを入れてくれますが、多少は自分なりの言葉でアレンジしておいた方が良いです。何の問題もなければ大抵、非常に良いを選んでおきます。悪いとかを選ぶ場合は余程の粗悪品だとか、オークション文面に書いてあるものと全く異なるとかの場合とか、破損の交換に応じないとか、相当とんでもない場合となります。よって、入札時に悪評価ついている出品者については、内容及び、その評価をつけた者の評価も確認しておく必要があります。大体は悪評価付けた他の落札者側事態も結構悪評価もらっている場合も多いです。ただ、出品者側がいつも粗悪品出品している場合は同様の落札者からの悪評価もらっていたりしますので、この辺は感で見極めが必要となります。

大抵のトラブルは事前の調査で回避できます。落札したけど商品が来なかったということは今の所ありません。ただ、万が一の時には、出品者側を特定し粘り強く対応、最悪は詐欺で告訴なども視野に入れないといけません。

実際オークションに参加してみると分かりますが、結構お手軽に欲しい商品を手に入れることができます。
念のためリスクは把握しながらも、予防保全的に悪評価や落札から商品出荷、評価をもらった期間の短い、問題のなさそうな出品者を選んで、楽しいオークションライフを楽しんでください。

ただ、オークションでの入札自体が興奮しますので、その刺激を楽しむだけで、実際の商品が届いたときには興味が無くなった、ということのないよう気をつけて下さい。
 

2015年10月28日水曜日

ヤフオク 手品⑧(入札)

オークションについて色々説明してきたわけですが、最も肝心な金額入札の所の説明がありませんでした。


落札したい商品の左上の画面に現在価格が表示されています。上の画像では3200円となっております。この価格以上出しても商品を手に入れたいと思った場合には橙色の入札ボタンを押します。
初めてオークションに入札するときは結構緊張しますが、 まあすぐに入札されるわけではなく、最終確認ボタンがありますので、気持ちの整理ができます。

ここで入札金額を入れる画面が出てきます。前の入札金額の最小アップした金額が自動的に出てきます。もちろん数字はもっと高い金額にしておくこともできます。高い金額にしておくと、ある程度まで他の人が入札してきた場合、自動入札で応札してくれますが、競合した場合相当値段上がるので、地道に数字入れておく方が良いかもしれません。入札数が増えると、ヤフオクでの表示が上の方に上がってくるので、戦略的にどうするか迷いますが。

この画面の次にも最終入札同意確認画面がありますので、次の画面のボタンを押すと入札確定です。 

そうすると、登録していたyahoo!メールにも
こういったような『最高入札』できたお知らせメールが届きます。
しかし、最高入札できたからと安心してはいけません。
ライバルが更に高値入札してきた場合は

このように『高値更新のお知らせ』が無情にも届きます。これを見て再度入札するか、あきらめるかを制限時間ぎりぎりまで続けるわけです。
自動延長あり設定の場合は残り5分の所から再入札が行われたりして、本来の終了時間が過ぎても、延々オークションが続くこともあります。
そして、入札が増えてくると、野次馬的に高値入札してくるいやがらせもどきのことも行われます。どうしても落札したいと思っている場合にはつらい限りですが、それでも資金力に物を言わせて頑張りましょう。
資金力のない方は最初から限度額を決めておいて、強敵が現れた場合には素直に降りましょう。資金もないのに落札してしまい、応札拒否することは基本的に許されませんので、どこかで資金調達して何とか払ってください。
 

 
 

2015年10月27日火曜日

ヤフオク 手品⑦(送料・振込)

商品説明を確認した後は、配送方法と支払方法です。
配送方法については出品者都合である程度決められていますので、選択肢の中から自分の都合のいい物を選択しましょう。
ヤマトのメール便廃止になったので、薄いものや冊子については値上がりしてしまいましたが、レターパック、クリックポスト、箱Boonや定形外郵便、ヤマト宅急便、佐川等色々あり、どれがいいのかは個人ごとに違います。当然保障のあるなしによっても金額は変化します。

支払方法についてはクレジットカード決済、インターネットバンキング、銀行振込、コンビニ支払い、Yahoo!簡単決済などが選べます。当然手数料などが異なりますが、全てネットで済ませたければ、出品者の口座と同じ銀行ならネットバンク決済が早くて安いでしょう。取りあえず銀行ATMまで行くのが面倒な場合、Yahoo!簡単決済が楽です。クレジットカード決済は使えない場合も多いです。割合お勧めなのはゆうちょ銀行振込です。これは結構出品者の口座選択肢にある場合が多いのと、ゆうちょ銀行ATMは土日でも手数料無料でゆうちょ銀行口座へ振り込み可能な点がメリットだからです。

送料、手数料について簡単に説明してみました。実際にはそれぞれの出品者の指示に従い、支払行ってください。落札してから支払方法や発送方法についてゴネないで、事前に質問等で聞いてから入札してください。

2015年10月26日月曜日

ヤフオク 手品⑥

入札商品画面右上には下図のように出品者のその他のオークションを見る、という機能があります。これを利用すると、同一出品者の商品を落札すれば送料や手数料が安く済みますので、利用してみましょう。

『その他のオークションを見る』をクリックすると
 のように
出品者の他の商品が閲覧できます。

続いてはさらに下の方の欄を見てみます。
この欄で青くなっている部分について説明します。
自動延長: 入札終了5分前に入札があると自動的に5分間入札終了時間が延長する機能です。大抵設定されていますが、まれに設定されていないことがありますので、設定されていない場合には入札時間厳守ですので、注意してください。自動延長のつもりで時間5分前に入札して、余裕でいたら、終了直前に他のライバルが応札して、再入札が間に合わなかったということになりかねません。
早期終了: 出品者の都合で終了時間より前だが、早めにオークションを終了させられる機能です。まれにライバルの出品の妨害をするため、法外な値段で入札してくる奴がいるので、そういった邪魔と思われるIDからの入札がある場合には、違う人が入札した瞬間にオークションを終了してしまう場合が考えられます。取りあえず、私はまだ遭遇したことがありません。
入札者評価制限:①総合評価点(非常に良い・良い1点、どちらでもない0点、悪い・非常に悪い‐1点)の累計が0以上の方のみに入札を制限する機能。②悪い評価の割合が全評価の20%以下の場合入札できるよう制限する機能。
①②の制限は悪質な出品者や落札者による取引の被害がでないよう制限できる機能となっております。
入札者認証制限:入札できる人を、携帯番号等の個人情報で保証することにより入札制限をかける機能です。悪質な取引者を排除するための制限です。


以上で各種機能の説明を終わります。実際の商品画面で、商品説明内容について確認します。大抵外観のわかる写真が添付されております。商品の説明文を確認して、どういうマジックかを確認します。割と写真だけ見て、文章を読まずに入札して後から文句を言う人がいるようですが、読んでおけば記載されていた内容であることが多いようです。
写真を鵜呑みにせず、詳細確認しましょう。 
(箱はありません、とか、これは類似品です、とか、付属品はなくジャンク扱いです、とか、汚れがありますので気になる方は入札ご遠慮ください、とか記載があります。特に本物に比べて相場と比べても超格安のものは中華製である可能性大なので、その辺の本物かどうかの表記は良く見ておきましょう。

2015年10月25日日曜日

ヤフオク 手品⑤(評価確認)

ヤフオクシリーズ、今回は出品者の評価について述べます。
オークションという性質上、相手の素性についてはほとんどない状態での取引となりますので、本当に商品が送られて来るのか心配になると思います。
私の今までの取引で、商品が送付されなかったことはたまたまかもしれませんが、一度もありません。ただし、入金から商品の発送までが結構時間かかった出品者がいたりしましたので、そういった情報を間接的に調べる方法を述べます。

いつもの通り、入札画面
の右側に出品者情報の欄があり、そこに出品者のIDがあります。本例の場合●z3 のIDですが、これがリンクボタンとなっているので押します。すると、下図のような画面が出せます。
これは出品者の落札者からの評価等が閲覧できる欄となっております。
実際の評価はこの欄の下の方にあり、このようになっています。
 なんだ、それだけのことか、とお思いでしょうが、ここからも情報が色々読み取ることが出来ます。
無難に入金、商品発送のやりとりができていれば、非常に良い、以外の評価を受けることはまずありません。それでも出品者の良し悪しを認識する手がかりはあるものです。

①コメント:取引完了時点で評価入力する仕組みがあるのですが、その場合、『非常に良い』を選んでコメントを定型文選択できるような機能があります。まめな人だと、このコメントを定型文そのままにせず、多少は変更して工夫されているので、やる気のある人かどうかを判断できます。ただし、ほぼ中古業者のように大量に扱っているIDの方だと、数が多すぎるのか、定型コメントになったり、評価してもお返しの評価もないような方も結構います。

②終了日時から評価日までの間隔:入札者は商品をすぐに欲しいので、結構落札後すぐに入金する場合が多いと思います。そして取引完了時点で評価コメントの入った日時も表示されるようになっております。終了から評価までの日数を見れば、出品者がすぐに発送対応してくれるかどうかが間接的ですが判明します。
私が今まで取引した中では、悪い評価はついていなかったのですが、終了日から評価日までが3週間から1月くらいかかっていた方がおり、落札したのですが、入金後、2週間くらい音沙汰無しだった方がおられました。途中で督促入れたのですが、まあ週末じゃないと無理なのかもと待っておりましたら、だいぶ後になってから、何の連絡もなしに商品が送付されてきました。
そういう場合がありますので、ここの日付は確認しておきましょう。

こういったリスク管理はオークション参加する上では必要になってきます。また出品者に心配を掛けないように、入金日はできるだけ早く設定し、入金可能な日も確実に連絡しておきましょう。

2015年10月24日土曜日

ヤフオク 手品④(入札来歴・残り時間の確認)

今回はオークション対象が決まった場合の情報の読み方について説明してきます。基本的にヤフオクの場合、落札した場合必ず取引に応じないといけない原則になっております。それを応じなかった場合は悪い取引者として記録が残ることになります。悪い取引者の記録が残りますと、取引する上で不利となり、欲しい商品を落札したくてもできない場合が出てきます。なので、応札は慎重にしましょう。間違って金額入れて入札した、などというのはヤフオクではもってのほかです。また条件見落として、やっぱり要らない、といった感じの対応ではヤフオクという場から抹殺されてしまいます。

入札対象商品を選ぶと
こういう画面が出てきます。
これを説明していきますと、右上『入札来歴』というところを押すと、次のような画面が出てきます。

 これはどういう金額の上がり方、入札時間となっているかが確認できます。何人が参加しているかが良くわかります。大体手品カテでは多くても4~5人くらいが争っている程度で、大抵、2人で競り合っているような場合が多いです。スタート金額の安い商品では冷やかしのように入札して、そこまで本気の落札を狙っていないような人もいるので、こういった人たちは本気で狙えばすぐに振り払えます。
 この欄の使い方としては、この出品者の他の商品も同時に入札している場合が結構あるので、他の商品への入札情報を確認しておくと、ライバルの入札への本気度が理解できます。同時落札すれば送料や振込み手数料が安く済むことが多いから、ライバルの動向は入札見込み価格の設定上、重要な情報となります。


 残り時間の詳細については、同じく右上画面の残り時間『詳細』を押すとした図のような画面を出すことができます。
実際には終了直前になるまではあまり気にしなくても大丈夫ですが、終了時間近くになると、駆け込みで入札してくるライバルも結構いますので、油断も隙もありません。15分前くらいになると、確認して、高値更新されたら即対応できるような体制をとっておいた方が無難です。大抵のオークションでは自動延長という機能が設定されており、終了5分前に入札があると、オークション終了時間が5分延長されます。なので、高値更新されれば割とじっくり対応すれば、対応できるのですが、時々、自動延長設定していない場合があります。これは終了5分前入札があっても時間が延長されないため、終了時間ぎりぎりで高値入札できるよう対応しなければなりません。対応に手間取った場合には入札金額の更新が間に合わないことになりかねません。

入札する時期についてはオークション参加していれば色々気づいてきますが、基本的には、終了1時間前辺りで入札するのが無難です。あまりに早い時期(残り6日とかの段階)で入札してしまうと、他人の目に触れやすくなるので(入札件数の多い順に並べると、手品カテでは1件でも入札あると、割と上の方にソートさえてしまう)、他の人の注目を浴び、価格が吊り上がり、落札しにくくなります。
ただし、1円で出品されているものは別で、これは早い時期でも仮に入札しておきます。何故なら、1円出品されているものは注目浴びるためであり、入札無い場合、出品者が期限前に出品を取り下げてしまう場合があるからです。1円で入札してしまえば出品者は取り下げできません(悪い評価つくリスクを負えば一応可能ではありますが)。

また次回に続きます。

2015年10月23日金曜日

ヤフオク 手品③(手品商品の検索)

前回までの記事で、取りあえずヤフオクに入り、手品カテの一覧を表示するところまでたどり着きました。しかし、マニアックなカテゴリーとはいえ、手品のオークションだけでも大抵1日当たり約7000点を超えるものが出品されています。こんなものいつもオークションに張り付いて見ていられないという人のために、選択する方法を記載していきます。

①ダイレクトに商品名を検索する
②オークションの人気、入札数、値段等によるソートを利用する方法

①について、これは既にほしい商品がはっきりと限定されている方のための方法です。一番ダイレクトな方法ですが、ヤフオクには検索機能がありますので、それで表示させてみましょう。
例として『テンヨー』を入力して検索してみます。
こういう風に入力します。

虫眼鏡ボタンを押して検索すると、
このようにテンヨー関係のオークションだけが選ばれます。この例では451件見つかりました。
 試しに、上から3つ目にある“テンヨー「ハロウィンマジック」未開封3点セットtenyo”を選んでみます。

すると
こういった画面が上の方に出てきます。
次回はこの画面の見方について説明してきます。


なお②のオークションの人気による検索は
この画面商品写真が並んでいる一番上の所にプルダウンボックスありますので、そこから選択できます。
オークションの多い順に並べると、人気のあるアイテムが良くわかります。また、オークションの残り時間が少ない順に並べると、どれが終了直前かよくわかるので、あまり入札の無い掘り出し物を見つけるのに便利です。ただし、オークション終了直前には入札数が突然増えて値段が吊り上がりまくることもあるので、油断はできません。
 



2015年10月22日木曜日

ヤフオク 手品②(ヤフオクID登録他)

ヤフオクでの買う方について説明していきます。基本的に、オークションですので必ず買えるとは限りませんが、大抵、絶版品でなければ、通常定価より安く買えます。

まずはYahoo!JAPAN IDを登録する必要があります。登録に必要なのは連絡用メールアドレスです。携帯メールアドレスでも大丈夫ですが、Yahoo!メールのアドレスでは登録できません。

Yahoo!JAPAN IDを登録すると、連絡用メールにYahoo!メールアドレスと兼用のIDが登録されます。△△△@yahoo.co.jp の前の△△△部分がヤフオク用のIDとなります。
そしてパスワードを設定すれば、ヤフオクが利用できるようになります。大変簡単ですね。

準備が出来たら、ヤフオクに入ってみましょう。
Yahoo!トップページのヤフオク アイコンをクリックします。するとIDとパスワード入力画面が左の方に出てきますので、そこに設定した Yahoo!JAPAN IDとパスワードを入れるとログインできます。

 実際には、手品道具に限定してしまえば、『ヤフオク 手品』で検索してからの方が手品関連のオークションに辿り着くのは早いです。
こんな感じで見ることが出来ます。このままでは必要な手品のオークション情報が見れないので、左側にある『すべての商品を見る』をクリックすると、手品カテのすべての商品を閲覧することが出来ます。参考に示すとこんな感じになります。
この辺まで来れば勝手にできるようになるとは思いますが、実際のオークション参加方法については次回以降に示します。 

2015年10月21日水曜日

セロ スペシャルマジックショー鑑賞

しばらくブログ更新していませんでしたが、久しぶりにマジックショー鑑賞について書きます。

10月18日(日)20時より、手品家梅田店にて、HIDE・セロのスペシャルマジックショーがありました。たまたまサークルの知り合いがチケット取っていたのに便乗して鑑賞できることになりました。
席数はちょっとあやふやですが、横14×12だったので、170人弱ですが、満員でした。さすがにTVでも有名なセロが生で見られるとあって、普通のマジックショーではそこまでいないだろうという若い女性の方々も結構おられ、集客力を実感します。

開場30分前に到着し席についていました。しばらくドリンク飲みながらスタートを待ちます。その間はなんとオーナーのトリットさんが30分間しゃべり続けていました。すごいですね。

最初は銀座のマジックバーhalfmoonのマジシャンHIDE氏によるマジックでスタートします。当然セロ目当ての人が多い中、絶妙なトーク力で観客を魅了し、引き付けていく手腕はさすがです。
・最初は空のコーラ缶が復活し、新品に戻り、コーラが中から出てきます。
・本物のバナナを出現させます。実際に食べられます。子供にあげる振りしながら自分で齧ってしまいちょっとかわいそうでしたが、後でそのバナナを子供にあげます。でも齧ったバナナもらってうれしいのでしょうか?
・短いロープと長いロープを見せます。ロープが一瞬で同じ長さになります。次にはロープがつながって長くなります。お客さんに引っ張ってもらっても当然切れたりしません。そうやっていると、ロープが輪っか状になり、最後はまた元の一本のロープに戻ります。現象はフォーナイトメアーズですが、改めさせていたところに工夫があります。
・お客さんから1000円札を借りて、それを1万円札に変化させます。子供をステージに上げて、子供の後ろ側に立ち、子供の目の前で1万円札を1000円札に戻します。鮮やかです。その1000円札がさらに5枚ほどに一瞬で増えます。お客さんに1000円札渡しますが全て本物です。当然後で回収されました(笑)
・3人のお客さんに好きな数を思ってもらいます。1人ずつ思って言ってもらい、1人分ずつ先に数字を書いて封筒に入れます。
3枚の封筒の中からステージに上げたお客さんに要らない封筒を選んでもらい、残った封筒の中の紙を開けると、3人のお客さんが思った数字1986・951・3が書かれています。
・お客さんにiphoneを借ります。他のお客さんに行きたい国を何人かに言ってもらい、iphoneの持ち主にその中から国を選んでもらいます。イタリアを選んだのですが、iphoneの地図のイタリアの上にピンが刺さっています。
・折り紙を持ち、少し折り曲げただけでいつの間にか鶴が折られています。
・最後はお客さんの中で今日が誕生日の女性の方がおられ、その方のためのマジックをします。紙で折ったバラが空中浮遊し、火をつけると本物のバラになり、女性の方にプレゼントして終わりました。

約30分ですが、ステージで大人数のお客様を前に飽きさせないアクトは中々素晴らしかったです。また既存ネタも多いのですが随所に工夫が感じられる内容でした。


そしてセロが登場。音楽に乗って派手に出てきます。大型のイリュージョンが始まります。大きい高いところにある箱に女性が入ります。セロは下で布を持って一瞬体を隠すと、女性に変わっており、セロは上にある箱の中に入っています。
セロのオープニングあいさつで『ボク今年で42になります。こういったマジックはきついです』と息を切らせながら言っていたので、本当に辛そうな感じでした。
・大きい風船の紐をちぎりますが、一瞬でつながり元通りになります。ジプシーヤーンの現象ですが、このサイズでの演技は初めて見ました。
・ステージにお客さん13人出てもらい袋を首にぶら下げてもらいます。会場のお客さんにトランプの中から♢♧♡♤のマークを選んで決めてもらいます。今回は♢でした。
ステージのお客さんに大きい箱から大きいトランプを出して中を広げて見てもらいます。特に怪しいところはありません。トランプをシャッフルしてもらい好きなところでカット、その一番上のトランプを胸に当てて、残りは首からぶら下げた袋に戻してもらいます。
セロがちょっと動作に心配のあった人3人のトランプを確認しますが、3人とも♢のカードでした。そして、残りの人のカードをステージ左から開けて行くと♢Aから2,3,4・・・・・・J、Q、Kと順番に揃っています。大変不思議な現象でした。
・音楽に乗せてミリオンカード。指の間に4つ玉風に挟むなど結構テクニカルなルーチン。さすがにマニピュレーション系マジックに華があります。
・アシスタントとともに帯を使ったアクトからお札が増えて紙吹雪が舞います。最後は大量にお札が飛び散ります。
後の公演で使う分が足りないから、とそのお札はスタッフの方が回収に走るところがまたシュールで面白かったです。ちなみにお札の裏面は『Cyril』と印刷された専用紙幣でした。
・最後は全員参加型マジック。パンフレットみたいな真ん中に切り込みようのミシン目の入った紙が渡されます。表面には色々な模様で書かれたハートが4つあります。
それをセロの指示に従って観客自ら操作します。まずミシン目で4つに切り取ります。それを半分に切り8つにします。1枚をお尻にしいて置いておきます。3枚を近くの人と交換します。何枚か要らない枚数を床に捨ててから、最後は花占いの要領で『好き、嫌い』と下に回して1枚捨てるを繰り返し、1枚残します。
すると、お尻に置いていた紙と手元に残った紙の切れ目が一致し、同じになっています。(手順は一部わざとぼやかしています)。

以上でマジックショーは拍手喝さいとなりました。
最後は人数多いのでグループごとにセロとの握手と記念写真撮影ということで終了となりました。

流石にセロは華がありますし、かつてTVでやっていたような派手な内容ではありませんが、素晴らしい内容でした。
やはりマジックは格好いい人が素晴らしいテクニック持ってやらないと決まらないということを実感しました。なのでTVシリーズと同じ内容を他のマジシャンが演じていたのではあそこまで流行らなかったように思います。

セロは結構ややこしい指示を的確にしていたので、日本語はもっと自然に喋れるのをわざと作っているのではないか、という感じですね。ただしややこしい地名とかいうときはちょっと手こずる感じでした。

マジックを自分でやる人にとっても非常に面白いショーでした。また機会があれば見てみたいと思います。

2015年10月1日木曜日

ヤフオク 手品①

まだ紹介できていないショップもあるのですが、購入したところはほとんど紹介しきった感じがするので、ちょっと通販とは違うのですがヤフオクについて書きます。

基本的にはマジックの道具や書籍というのは限られた層の中でもさらにマニアックな方々が購入するため、非常に製作数も少なく、すぐ絶版になってしまいます。マジック関係の物は良い、というインスピレーションが走ったら、直ちに買う習慣をつけないと、後から買おうとしても買えなくなり、ずっと悔しい思いをすることになります。その代り、どうしてこんなものを買ってしまったんだろうという、マジック道具の屍も同時に築かれることになり、涙目になります。ということで、こういう物を買えるというのは余程金持ちか、独身者で、お金を家族に吸い取られない方々が多くなってしまいます。

何で読んだかは忘れましたが、マジックショップなどでもアマチュアマジック愛好家が結婚する、と聞くと、ディーラーの方々は『ああ、この人はもう来なくなるんだな』と思うらしいです。

しかし、最近ではそういった正規価格でマジック道具等を買うことができない方々にも財布にやさしい、道具の購入ルートが開発されました。
そう、それがネットオークションです。その中でも海外で有名なebayを寄せ付けず、日本の中でオークションと言えば、ヤフオクと言われるくらい、ヤフオクは一強のネットオークションとなっております。 

当然、大部分は中古品であり、ほとんどの方は個人取引となるため、初めてヤフオクでの取引を試みる場合には不安になるでしょう。私も最初は胡散臭い、と思い、使うのをためらっておりました。というより、端から相手にしておりませんでした。しかし、とあるとき、欲しい商品を探していたら、検索に引っ掛かったのですが、それがどうもヤフオクというものらしい、と判明しました。
覚悟を決めて、ヤフーメールを新たに作り、ヤフオクIDを作ってオークションに参加しました。そうすると、何か良くわからないけど落札できてしまい、出品者とやりとりし、入金、商品送付されてきました。
一度オークションで商品手に入れると、中古で手に入れることに抵抗がなくなり、ちょくちょく利用するようになりました。

あまりライバルを増やしたくないのですが、これから何回かに亘り、ヤフオク手品関係について詳細説明していきたいと思います。