2015年10月30日金曜日

ヤフオク 手品⑩(価値のある出品について)

オークションの中でも手品という超特殊分野での話となりますが、結構入札参加時に目利きが必要です。

ヤフオクでは過去の落札価格を参考値として検索できる機能があります。入札時には過去の相場を参考にしながら、自分がターゲットとする価格を設定しておくことが重要になります。
それでも人気商品は競合が多いとあっという間に加熱して、過去の相場を超えても落札できない場合も出てきます。特に絶版品ではそういう傾向が高いです。

手品関係で『せどり』という、古本とかで良くやられる中古品価格の利ザヤを稼いで生計を立てている人は少ないでしょうが、一応、どういったものが人気があるかの傾向はあります。
それは、

①テンヨー商品:テンヨーの手品道具は基本的に量産品なのですが、人気があっても唐突に絶版になってしまいます。なので、自分の気に入ったものは複数個確保しておくと良いかもしれません。また、消耗品であるものもあり、こういった商品では演じたくても商品自体絶版になると二度と演じられなくなってしまいます。リフィルとして複数個確保しておいた方が良いです。
中古価格の高い物にはステージ物があります。かつては色々出していたようですが、現在絶版になっているものが多いです。
あと、TVでふじいあきら氏が演じて話題になった、マジカルミラーやその関連商品は1万円オーバーしていたりします。

②ターベルコース:これも実際はテンヨー製なのですが、既に版下が無く、再出版できないということで絶版となっています。その関係でものすごい高値になっています。1冊6000円程度だったのが今では中古で倍くらいしています。特にターベルコース第8巻はなんと中古で2015年10月に調べたところ、Amazonで148000円とかいう値段がついていたりします。これはターベルコース1~7巻の中で後の巻で述べるといった内容を調べて、漏れていた内容をまとめ上げ追加した巻であり、後から出版されたため、発行部数も少ないことによります。

③日本人のDVD:マジックのDVDは海外から輸入されたものが多いです。最近でこそ、スクリプトマヌーヴァによる日本語字幕版も多いですが、昔の物だと英語版、物によってはスペイン語(タマリッツ等)、フランス語(ゲータン・ブルーム等)などの物も存在します。 マジックの分野で日本人の物は比較的少なく、高価なため、出品されると結構人気があり、落札するまで大変です。マジック・ムーヴメントの物とかは日本語で、他店で入手できないため結構品薄です。

④高性能なギミック:ミカメクラフトやコレクターズワークショップなどの高価なギミックは作りに定評があり、それなりの高い金額でも応札があります。数万単位まで入札があることさえあります。

⑤電子メカ:元々新品で買うと高価で手の出ない物も多いのですが、オークションだと半額やそれ以下で買えてしまう場合もありますので、結構応札件数が多くなります。それでも最後はここまで入札してしまって大丈夫か? と自分のお財布の中身を気にしながらも、勢いで突き進み、後で後悔することもしばしばです。
マイクロサイキックなどは純正品だと高いのですが、1000円くらいからスタートしている物は大抵中国から輸入した偽物だったりします。値段と中に書いてあるコメントをよく読めば本物かどうか分かりますので、入札する場合も偽物と分かった上で対応してください。この場合、後から文句を言っても相手にされません。

⑥ギミックコイン:これは特に日本円の場合とんでもなく高くなります。日本の法律の関係で、ギミックコインの入手が極端に困難になっており、既に個人取引以外で入手するルートは無くなっているからです。
推奨するわけではないですが、特に高くで取引されているのは500玉円のエ○○○○ド○○ルとか100円玉のシ○○ス○ーコインとかです。これが10円玉とかだと何故か安くなります(それでも普通の人にとってとてつもなく高いですが)。これはマリックさんが昔超魔術で鳴らしていたころに良く実演していた関係もあると思います。

⑦サロンでできるコメディー系道具:意外ですが、ちょっと人数の多いサロンとかでできる道具は入札数が多かったりします。普段クロースアップマジック専門でも、人数多いところで依頼受けると、出演しないわけにはいかなくなり、ステージ的動きに自身が無くてもできる、大き目のコメディータッチの道具が売れたりします。

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