しばらくブログ更新していませんでしたが、久しぶりにマジックショー鑑賞について書きます。
10月18日(日)20時より、手品家梅田店にて、HIDE・セロのスペシャルマジックショーがありました。たまたまサークルの知り合いがチケット取っていたのに便乗して鑑賞できることになりました。
席数はちょっとあやふやですが、横14×12だったので、170人弱ですが、満員でした。さすがにTVでも有名なセロが生で見られるとあって、普通のマジックショーではそこまでいないだろうという若い女性の方々も結構おられ、集客力を実感します。
開場30分前に到着し席についていました。しばらくドリンク飲みながらスタートを待ちます。その間はなんとオーナーのトリットさんが30分間しゃべり続けていました。すごいですね。
最初は銀座のマジックバーhalfmoonのマジシャンHIDE氏によるマジックでスタートします。当然セロ目当ての人が多い中、絶妙なトーク力で観客を魅了し、引き付けていく手腕はさすがです。
・最初は空のコーラ缶が復活し、新品に戻り、コーラが中から出てきます。
・本物のバナナを出現させます。実際に食べられます。子供にあげる振りしながら自分で齧ってしまいちょっとかわいそうでしたが、後でそのバナナを子供にあげます。でも齧ったバナナもらってうれしいのでしょうか?
・短いロープと長いロープを見せます。ロープが一瞬で同じ長さになります。次にはロープがつながって長くなります。お客さんに引っ張ってもらっても当然切れたりしません。そうやっていると、ロープが輪っか状になり、最後はまた元の一本のロープに戻ります。現象はフォーナイトメアーズですが、改めさせていたところに工夫があります。
・お客さんから1000円札を借りて、それを1万円札に変化させます。子供をステージに上げて、子供の後ろ側に立ち、子供の目の前で1万円札を1000円札に戻します。鮮やかです。その1000円札がさらに5枚ほどに一瞬で増えます。お客さんに1000円札渡しますが全て本物です。当然後で回収されました(笑)
・3人のお客さんに好きな数を思ってもらいます。1人ずつ思って言ってもらい、1人分ずつ先に数字を書いて封筒に入れます。
3枚の封筒の中からステージに上げたお客さんに要らない封筒を選んでもらい、残った封筒の中の紙を開けると、3人のお客さんが思った数字1986・951・3が書かれています。
・お客さんにiphoneを借ります。他のお客さんに行きたい国を何人かに言ってもらい、iphoneの持ち主にその中から国を選んでもらいます。イタリアを選んだのですが、iphoneの地図のイタリアの上にピンが刺さっています。
・折り紙を持ち、少し折り曲げただけでいつの間にか鶴が折られています。
・最後はお客さんの中で今日が誕生日の女性の方がおられ、その方のためのマジックをします。紙で折ったバラが空中浮遊し、火をつけると本物のバラになり、女性の方にプレゼントして終わりました。
約30分ですが、ステージで大人数のお客様を前に飽きさせないアクトは中々素晴らしかったです。また既存ネタも多いのですが随所に工夫が感じられる内容でした。
そしてセロが登場。音楽に乗って派手に出てきます。大型のイリュージョンが始まります。大きい高いところにある箱に女性が入ります。セロは下で布を持って一瞬体を隠すと、女性に変わっており、セロは上にある箱の中に入っています。
セロのオープニングあいさつで『ボク今年で42になります。こういったマジックはきついです』と息を切らせながら言っていたので、本当に辛そうな感じでした。
・大きい風船の紐をちぎりますが、一瞬でつながり元通りになります。ジプシーヤーンの現象ですが、このサイズでの演技は初めて見ました。
・ステージにお客さん13人出てもらい袋を首にぶら下げてもらいます。会場のお客さんにトランプの中から♢♧♡♤のマークを選んで決めてもらいます。今回は♢でした。
ステージのお客さんに大きい箱から大きいトランプを出して中を広げて見てもらいます。特に怪しいところはありません。トランプをシャッフルしてもらい好きなところでカット、その一番上のトランプを胸に当てて、残りは首からぶら下げた袋に戻してもらいます。
セロがちょっと動作に心配のあった人3人のトランプを確認しますが、3人とも♢のカードでした。そして、残りの人のカードをステージ左から開けて行くと♢Aから2,3,4・・・・・・J、Q、Kと順番に揃っています。大変不思議な現象でした。
・音楽に乗せてミリオンカード。指の間に4つ玉風に挟むなど結構テクニカルなルーチン。さすがにマニピュレーション系マジックに華があります。
・アシスタントとともに帯を使ったアクトからお札が増えて紙吹雪が舞います。最後は大量にお札が飛び散ります。
後の公演で使う分が足りないから、とそのお札はスタッフの方が回収に走るところがまたシュールで面白かったです。ちなみにお札の裏面は『Cyril』と印刷された専用紙幣でした。
・最後は全員参加型マジック。パンフレットみたいな真ん中に切り込みようのミシン目の入った紙が渡されます。表面には色々な模様で書かれたハートが4つあります。
それをセロの指示に従って観客自ら操作します。まずミシン目で4つに切り取ります。それを半分に切り8つにします。1枚をお尻にしいて置いておきます。3枚を近くの人と交換します。何枚か要らない枚数を床に捨ててから、最後は花占いの要領で『好き、嫌い』と下に回して1枚捨てるを繰り返し、1枚残します。
すると、お尻に置いていた紙と手元に残った紙の切れ目が一致し、同じになっています。(手順は一部わざとぼやかしています)。
以上でマジックショーは拍手喝さいとなりました。
最後は人数多いのでグループごとにセロとの握手と記念写真撮影ということで終了となりました。
流石にセロは華がありますし、かつてTVでやっていたような派手な内容ではありませんが、素晴らしい内容でした。
やはりマジックは格好いい人が素晴らしいテクニック持ってやらないと決まらないということを実感しました。なのでTVシリーズと同じ内容を他のマジシャンが演じていたのではあそこまで流行らなかったように思います。
セロは結構ややこしい指示を的確にしていたので、日本語はもっと自然に喋れるのをわざと作っているのではないか、という感じですね。ただしややこしい地名とかいうときはちょっと手こずる感じでした。
マジックを自分でやる人にとっても非常に面白いショーでした。また機会があれば見てみたいと思います。
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