2016年2月15日月曜日

『シルクマジック大事典2』 大人数にマジックを見せる難しさ①(資料が少ないこと)その12 書籍

シルクマジック大事典2、ハロルド・R・ライス著、二川滋夫著、東京堂出版、1995

の紹介になります。シルクマジック大事典ということで、メインはシルクなのですが、それ以外の道具も使ったりしますので、バリエーションは豊富です。

・変化:シルクがボールやケーンに変化するマジックが多数紹介されています。中々他の書籍ではお目に掛かれないようなギミックの構造がて解説されたりしております。
・移動:シルクが別のグラスや封筒に移動したりするマジックが紹介されています。演目によってはメンタルマジック風にも演じられそうなものや、変わった構造の道具を使う物が紹介されており、イマジネーションを鍛えるためには参考になります。まあ作るのが面倒くさそうなものも多いですが。
・貫通:ロープからシルクが貫通したりする現象が多数紹介されています。人を使って、ロープとシルクを結んで、両端を引っ張ると、人が脱出できてしまうようなマジックも数種類紹介されています。観客に手伝ってもらって大人数の前で行うには良いと思いますが、結構適切に指示するのが苦労するかもしれません。
また『お婆さんの首飾り』という内容は結構有名で、クロースアップでもできる内容となっています。

内容多岐に亘り、一口では説明しきれませんし、私も個々のマジックをそこまで細かくは見れておりませんが、大抵のシルクマジックなら、基本原理が本シリーズを読めば理解できるようになると思わせる、それくらい豊富な内容となっています。
でもやっぱりにマジック入門者にはいらないでしょうね、きっと。

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