2015年12月16日水曜日

誰か教えて! お手軽・簡単 誰でもできるマジック(One more)

前回の記事で紹介した物だけでは時間が短すぎる、という方のために、追加のアイテムを紹介します。

その名はずばり『ハンカチーフになる魔法のひも』 です。
前回の『色が変わる魔法のハンカチ』と同じくハンカチを扱ったマジックで、しかもお手軽ということで、2つマジックを行うと相性もいいと思います。

内容は
普通の白い紐があります。
  この紐が曲芸技のようにまっすぐ立ち上がっても倒れません。

最後にこの白い紐が
赤いハンカチに変化してしまいます。

こちらのマジックも前回同様、練習は一般の方目線で考えても少ないですが、紐の状態のときのハンドリングに少し練習がいると思います。

良いマジックですので、時間の無い方はこちらを演じてみてはいかがでしょうか。

2015年12月15日火曜日

誰か教えて! お手軽・簡単 誰でもできるマジック

ちょっとサボりながらも何とか再開した、サロン・ステージマジック編の記事ですが、『もうクリスマスや忘年会シーズンで、そんな悠長な記事は待ってられない。明日や3日後に人前で何かかくし芸をしないといけないけど、練習要らずで、すぐにできるマジックを教えてください。』というような都合のいいことを求める内容がその辺の相談サイトに連投される時期が来てしまいました。

そんな都合のいい手品があるのなら私が教えてほしい、と言いたいところですが、そんなわがままな方の要望にも応えてみよう、というのが本サイトの普通でないところです。そうは言っても、金・時間・根気もないという3拍子揃った方に対応するのはさすがに難しいので、多少のお金は使っても、時間・根気を省きたいという方のための道具を紹介します。

マジック・手品の道具は多数販売されておりますが、我々アマチュアのマジック愛好家の場合、簡単とか優しいとかすぐできるということが大抵の場合、手品をされない普通の方の基準からすると、相当ずれています。マジックのレクチャーしても大抵の人は簡単だとマジシャン目線で思っているものでも相当苦労します。

そんな中、お尻に火がついて藁をもつかみたいあなたのためにそういったマジックをご紹介します。
前回記事でも扱ったビリーズマジックショップで主に扱っているテンヨー製品から紹介します。

色が変わる魔法のハンカチ
結ばれた二つの色違いハンカチが手でこすると、全く違う二色のハンカチに一瞬で変化します。

これが (パッケージの箱も一緒に撮影しています)
 

これに
 

握りこぶしの中で一瞬で変化します。

数あるテンヨー製品の中でも、派手で、習得時間もほぼなく、自動的に道具が大部分を行ってくれる、理想的なマジックです。

マジック道具を使う欠点は、当然のことながら、専門のところで購入しないといけない点ですが、こちらの商品はテンヨー製ですので、おもちゃ屋さんでも販売されているので、入手性も高いです。

ただし、現象が一瞬で終わってしまうので、このまま単体で演技すると、本当の一発芸になるので、何らかの前ふりや、その他アイテムなどと組み合わせるのが本当は望ましいのですが、取りあえず時間の無い方は、このまま演じてみてください。
その人のキャラクターにも大いに依存しますが、多少場は和むと思います。  

2015年12月14日月曜日

大人数にマジックを見せる難しさ①(資料が少ないこと)その2 ネット上の資料

もうクリスマスシーズンなのに、サロン・ステージ系マジックの資料がまだ公開されていないぞ、とイライラされている方(そんな人はいないと思いますが)、お待たせしました。

まずは、ネット上で参考になると思われるサイトを紹介します。
クロースアップのカード系ならネタばらし系動画サイトから本格的カードマジックのサイトまで玉石混合で存在しておりますが、サロン・ステージ系は需要が限られた人にしかないためか、中々少ないです。その中でも、初めて大人数の前でマジックをする人に役に立つサイトは

ビリーズマジックショップ
これからマジックを始める方へ (大勢の前で演じる場合(サロン・ステージマジック)という記事が非常に役に立ちます。こちらのサイトはその名の通り、テンヨー商品のディーラーさんのサイトですが、初心者の方のためのマジックの始め方が記載されております。そして、特に、当サイトの本記事の内容にドンピシャのサロン・ステージマジックの構成方法についても丁寧に記載されております。基本は長いショーの場合序破急、あるいは起承転結の構成でマジックを組み合わせていくのですが、ビリーズマジックショップのサイトではオープニング、中ネタ、エンディングに適したテンヨー製のマジックを紹介していて、しかもその模範演技まで動画公開されております。
ここで公開されている動画を学んで自分でも演技すれば、十分本格的なマジックショーができると思います。しかもテンヨー製ですので、比較的入手の容易な道具が多いです。
欠点は有名なサイトなので、これを見てステージ・サロンマジックを始めた人がいっぱいいると、ネタ被りになってしまう恐れがあることくらいでしょうか。

手っ取り早く、『マジック人前でやらないといけないんだけど、誰か教えてくれないかな』『簡単で派手でマジックらしいマジックしたいんだけど、何かない?』とかいう今風のせっかちな、マジック入門しようという方には大変役立つサイトです。

ということで、『非常識なマジック入門講座』サロン・ステージマジック編の記事もミッション終了です・・・とはせず、更に紹介していきます。


びっくり箱
本サイトはFISMという世界的にも有名なマジックコンテストにも出演されたことのある、さとる氏のサイトです。
基礎:ステージマジックについて、の項目にステージ全般の知見が公開されています。マジックテーブルやハトの調教、衣装などのマニアックな内容まで記載があり、非常に参考になります。ただし、公開された後、あまりメンテされていないためか、リンク切れも多いです。本格的ステージマジックの全体像を把握することが出来る数少ないサイトです。

マジックラビリンス 古川令
Thanks a million! -ミリオンカードの魅力-
Break a leg! -セントルイスの思い出-
こちらのサイトはFISMにも出演経験のある、古川令氏によるミリオンカードに関するコラムです。Web公開情報にここまで書いてもいいのか? というくらいミリオンカードについては詳しい内容となっています。基礎知識がないと何を言っているかわからないでしょうが、ある程度マニピュレーション系やミリオンカードの知識を持っている人にとっては目から鱗の内容です。 

 
マジェイアの魔法都市案内
このサイトはインターネット黎明期のマジック界において数少ないマジックサイトとして有名です。この方の発言により、松田道弘著:遊びの冒険(5巻シリーズ)という筑摩書房から出版されていたマニアックだけど一般書店で市販されていた書籍が全国の書籍から消え失せ、あまりにも高価に中古市場で取引されたため、再出版が決まった、というくらいマジック業界に影響力のあったサイトです。ご本人も最近ではあまりの影響力のためか、商品のレビューやマジック関係のコメントをサイトであまりしなくなっております。
その中でも PARLOR & STAGE MAGIC:という項目にサロン・ステージ系のレビューが多数残っています。入手困難な物や高価なアイテムも多数あるので、中上級者向けかもしれません。
記事の量は圧倒的なので、ステージ・サロン系に関する内容探すのも大変ですが、立ち方について記載された、フラフラするな というものはあまりマジックをするときの立ち方について言及した物を見ないので、参考になります。


ちいさいマジックのおうち
こちらのサイトは団塊世代のアマチュアマジシャンの方の個人ブログです。
ファンカード(裏面カラフルなトランプを手に広げて、色の変化を楽しむ)やたばこ、ボールなどの、主に手の器用さが必要となるマニピュレーション系のマジックのレクチャー記事が多数あります。
こちらも、中上級者向けとなっています。


Sugar Spot
マジシャンK-Satoさんのブログです。この中に大変珍しい、ステージマジックの中での動き方に言及されている記事があります。
【第1回】立ち方と動き方【第2回】立ち方と動き方
こういった内容は学生マジック出身者やプロに師事しないと中々教わることのできない貴重なものです。ステージの動きを字で表現されたものは数少なく、とても参考になります。
この辺りの内容はクロースアップマジシャンでも意識すると、自分の動きをよりレベルアップさせることが出来るかもしれません。


MONのマジック日記
こちらもアマチュアの方の個人ブログです。ネタばらし的な内容多数ですが、マジックするときのジェスチャーやポーズについて言及した、ステージマジック ポーズ という記事(というより、ポーズのイラスト集)は参考になります。


プロや限りなくプロ級に近い方からアマチュアの方まで色々な方がサロン・ステージ系マジックに関する記事を書かれていますが、今回、本記事にまとめてみました。更に深い知識や個々の演目のマニアックな内容について知りたい、となると、市販の書籍やDVDを買いあさっていかなければならなくなります。
そちらについては後日改めて記事にしたいと思います。


2015年11月26日木曜日

大人数にマジックを見せる難しさ①(資料が少ないこと)

クロースアップマジックの場合、本屋さんに行けば割と手品の本が置いてあったりします。また、ネット検索しても、簡単にできるマジック、とかいうようなお手軽なマジックが丁寧なところだと詳細解説、動画付きでアップされていたりします。そして、DVDについても圧倒的にクロースアップマジックの方が出版される数も多いです。これは何故かというと、クロースアップマジックの方がステージマジックより媒体を使って説明するのが労力が少なくて簡単だからです。

こうやって書くと誤解されますが、別にクロースアップマジックがステージマジックより簡単で劣っている、と言っているわけではありません。あくまで、媒体で説明するのが簡単だと言っているだけです。これは何故かというと、クロースアップマジックの場合、種の部分やその物理的動きに注力して記せば、曲がりなりにも現象が起こるため、詳細のノウハウ部分を多少端折ってもあまり文句が来ないからです。細かいところは大抵、マジックを演じる人が自分で勝手に調整して演じるし、多少演技面がまずくても、種の要素による不思議さで補ってくれます。

しかし、ステージ系マジックの場合、種が分かっただけでは全く不思議ではなく(多少は不思議ですが)、現象が起こっても、動きがふにゃふにゃのタコ踊りのような状態では、素人臭さが目につき、見れたものではありません。しかし、こういった面を矯正していくには、資料だけではなく、誰か見てくれたり、指導してくれる人がいないと、間違いを中々正すことが出来ません。
また、そういった動きを文字に起こすには多大な手間もかかるため、プロマジシャン達もそんな面倒なことを資料にすることを避けてしまいます。
なので、ステージ系マジックを習うには、プロマジシャンに直接師事したり、学生・社会人のステージ系マジックサークルに入り、人から教わる、という方法が王道であり、資料という物が中々手に入らないことになります。

こういうと身も蓋もないので、どういった資料なら存在しているかを次回に補足します。

2015年11月18日水曜日

大人数にマジックを見せる②(難しい理由)

さて、大人数に見せるマジックですが、サロンマジック、ステージマジック、イリュージョンといったものがありますが、普通のアマチュアマジシャンが尻に火がついてやらなければならないのは大抵サロンマジックといった内容となりますので、サロンマジックメインに話を進めていきます。

ステージマジック、サロンマジック等のサイズによる分類は既に
マジックの種類について(演技スタイル)』 にて記事にしております。

クロースアップマジックと異なり、何が難しいかというと、個人的に主観を踏まえていくつか挙げていきます。

①資料が少ないこと
②趣味人口が少ないこと
③お金がかかること
④持っていくのが大変なこと
⑤全身を見られるということの練習が難しいこと
⑥気楽に練習・披露ができないこと
⑦音楽に合わせて手品なんかしたことないこと
⑧体の動かし方がよくわからないこと
⑨教えてくれる人がなかなかいないこと
⑩そこまで本気で練習しようとするのに躊躇すること
⑪要するに習う順番とかが全く手探りなこと


んっ、何か見たことある話の進め方だな、と思ったあなたはすっかり非常識なマジック入門講座に染まっている方です。
その通りです。また難しい点について記事を連投する気満々です。

この辺りのことについては、元々クロースアップマジックから入っていった筆者も良く分かっているので、どのように対策していくかについて、実体験も踏まえて記事にしていきたいと考えています。

割と行き当たりばったりですが、書いているうちに何とかまとまってくるでしょう、たぶん。。。

2015年11月17日火曜日

大人数にマジックを見せる①(導入編)

今まではクロースアップ系のマジックについてメインに述べてきましたが、今回から新シリーズが始まります。

大抵の方はTVを見てからマジックやってみたいな、と始めますと、クロースアップマジックを学ぶのですが、ある程度アマチュアマジシャンとして知り合いとか会社の人、学校の友達などに見せているうちに、あなたもマジシャンとして認識されるようになります。するとどうなるかというと、『今度、地域の集会あるからそこでマジックやってよ』と頼む方は気楽に言ってきます。もちろん、世間一般の方はクロースアップマジック、サロンマジック、ステージマジックといったジャンルの住み分けなど知る由もないので、クロースアップマジシャンであるあなたは頭を抱えます。

10人くらいに見せるカードマジックならなんとかできるけど、50人もいる前で見せられるマジックなんて知らないよー(汗)

と苦悶することになります。
本記事作成は11月ですので、クリスマス会などイベント真っ盛りのシーズンも近づいているので、何かかくし芸やれ、と言われて困っている方、上に述べたようなお困りクロースアップマジシャンの方などが、Googleさん頼りに検索掛けると、本サイトが見つかることになるかもしれません。

そういった方のために、ステージ、サロンマジックという大人数向けマジックをどのように学んでいくかを今後連載していく予定です。
ただし、本連載間に合わなかった場合はまた来年に向けて練習していってほしいと思います。

2015年11月12日木曜日

女性クロースアップマジシャンの少ない理由

久しぶりに記事作成します。一つの内容について集中すると連載続くのですが、それが一段落すると、どうしても更新頻度が下がってしまいます。
そこで、マジック雑論的に聞かれた内容について記事にしてみることにします。
今回のテーマは知り合いの女性マジック愛好家から、以前要望のあった内容ですが、自分でも咀嚼しきれていなかったので、中々記事にできていませんでした。それは、女性マジシャンの少なさに関することです。

マジックという趣味において、女性がマジシャンとして演じておられる方は少ないです。ステージマジックの場合、プリンセステンコー、麻友子他、プロやアマでもまだ結構女性マジシャンもいますが、特にクロースアップマジックの分野では絶滅危惧種なみに女性マジシャンはいません。
これについての考察が『とざぶろ』の

なぜ女性クロースアップマジシャンは少ないのか 〜あるいはクロースアップマジックの不自然なコミュニケーションについて〜

 にて行われています。
『とざぶろ』では、女性がクロースアップでマジックを行う場で、観客を支配することを許す寛容さが男性側に無いためであり、観客が女性だけであれば、女性クロースアップマジシャンも場の支配ができるのではないか、と述べられています。

では、何故女性クロースアップマジシャンが少ないかを、非常識なマジック入門講座としても考察したいと思います。

①クロースアップマジック自体が男性視点で作られている
マジックショップで道具や書籍、DVDを購入すれば分かりますが、ほぼ100%、この手の物は男性マジシャンあるいは男性クリエイターにより製作されています。これって、男性視点で演じて面白い、あるいは男性視点でいじくってみて面白かったり、巧妙だったりする手品となっていると思われます。
料理で例えてみれば、男性なら安くて量の多い肉系の料理なら好んで食べるのに、女性の場合はお店のおしゃれさ、料理の盛り付け、素材の産地等といった点で好みが決まったりします。

手品で言えば、男性はものすごいテクニカルなフラリッシュ系マジックとか、とんでもない秘密の技法を使ったマジックとか、自分をすごいと思わせることのできる手品に興味を持つため、市販のDVD等でもそういった内容のマジックをやりたがるマジシャンがクロースアップでは多いです。特に若いマジシャンの方に難易度重視のようなところが強いです。

一方、女性の場合は、マジックを行う際に重視されるのは、自分自身の魅力がマジックによってUPするような内容となります。要するに、使っているマジックの道具が可愛い、とか、使うセリフが女の子らしさをアピールできる内容とかが求められているのではないか、と思います。そういった観点は既存のマジックグッズやDVDでは全く考慮されていません。

よって、男性視点で作られたマジックグッズやDVDは女性の求めるものでなく、それゆえ、女性クロースアップマジシャンとして演じようとするモチベーションを持てる人もあまりいないのでは、と想定されます。

②クロースアップマジックを演じることが女性の魅力アップにつながらない
これも①に近い内容ですが、男性の場合、見た目が残念な方でも、マジックを演じることで、多少なりとも、『面白いことをする奴だな』とか『すごいことできるな』という目で評価されることがあります。この辺はお笑い芸人と同じです。
恰好良い男性がマジックをすると更にポイントアップです。

これが女性の場合、 世の中の偏見あるかもしれませんが、『すごいことできるな』ということがプラス評価になるとは限りません。例えば、東大卒の女性や女医さんとかだと、男性からすれば、自分には釣り合わない人だ、という感覚を持ち、男性が卑屈になり、女性からも嫉妬の対象になったりして、すごい、ということが逆効果になります。

そういうこともあり、どちらかというと、ステージマジックでの華やかさという要素がほぼないクロースアップマジックにおいては、女性らしさを捨てたような方でなければ、周りからの嫉妬に耐えられなくなり、結果として、演者も少ないのかもしれません。

③女性に男性がマジックを見せてもらいたいと思っていない
そもそも、マジック愛好家の集団の中で、男性と女性がいれば、手品を趣味としているような男性は自己顕示欲が特に強く、女性をマジック見てくれる人、くらいにしか考えておらず、女性からマジックを見せてもらいたい、とまず思っていません。
ですので、最初はクロースアップマジックを演じたいと思っていた女性マジック愛好家も、これでもか、とマジックを見せられ、愛想で驚いたふりをすることに嫌気がさし、結果としてクロースアップマジックのコアな世界から離れていってしまうということがあるのではないか、と思います。


では、どうすれば女性クロースアップマジシャンが増えるかについて考えますと、

①については、現在おられる女性のプロマジシャンが女性視点でマジックDVDを作成する等が必要なのでしょう。ただし、圧倒的にマジックの世界では男性比率が高いため、DVDの損益分岐点が高く、商売として成立しない可能性もあり、しばらくは損得度外視で、リリースする必要があるでしょう。
そういった状況を打破するため、プロマジシャンの前田知洋氏は
前田知洋の女性のためのマジックレッスン』(東京堂出版)を出版されました。この本の出版により今後多少なりとも女性クロースアップマジシャンが増えてくるかどうか楽しみです。

②についてはクロースアップマジックをしている女性は憧れる、みたいな宣伝が必要でしょう。金が無くて、4畳半の風呂無し部屋で生活している女性クロースアップマジシャンとかの映像はTVの視聴率アップ的には受けるでしょうが、女性マジシャンを増やす上では全く逆効果でしょう。タワーマンションで生活する、休日には海外のビーチで過ごすようなセレブ女性クロースアップマジシャンとかいれば、クロースアップマジックやりたい、と憧れる女性も増えるでしょう。

③については男性側が自分がマジック見せたいのを我慢して、女性マジシャンのマジックを、彼女の作ってくれた手料理を食べるかのごとく堪能して鑑賞することから始める必要があります。女性側も男性をファンにしてしまえば、いくらでもマジックでさえ見てくれるようになります。プロの女性マジシャンでもステージマジックとかなら、追っかけの人がいっぱいついていて、一般の観客はちょっと引いてしまいます。まああんまり追いかけまくられすぎなくならないよう注意した方が良いですが。


こうやって色々書いてきましたが、正直何が真実か分かりませんが、マジックの世界もまだ全然女性向けにカスタマイズされていないだけだと思います。誰か、女性マジシャンで上記内容のことを実行していただける方が登場するのを期待しています。

2015年10月31日土曜日

ヤフオク 手品⑪(出品者の戦略を読む)

基本的にオークションの落札者目線で見てきましたが、出品者側がどういった戦略で出品を行っているか述べます。

まず、出品者としては何としても人目につく所に商品を掲載してもらう必要があります。
落札者側は検索機能として、入札の多い順とか、値段の安い順とか、注目の多い順とかを使って探すことになります。そして、ある程度検索上位に来ないと人目につかないことになります。

正統的な方法としては
①注目の多い順:これは出品者がある程度お金を積めば、カテゴリー上側に商品を掲載することができます。これは出品者が一日当たりそれなりの金額を出さないといけないので、結構高価な商品に対しては採用される戦略です。

おきて破りというわけではないですが、よく見かける戦略に
②商品を1円で出品する:これは安い順で検索された場合に最初は検索されやすくなり、それなら、と入札者が増えると、入札の多い順のカテゴリーで検索されやすくなり、競合が激しくなり、高値落札されやすくなるという戦略です。
それなりの商品力のあるものを期限内に確実に落札させたい場合に使われます。通常の価格設定では応札のない物もこの戦略だと大抵落札されていくので、早く換金したい出品者が利用する戦略です。
ただし、最終日まで7日とかでむなしく入札者ゼロという場合もまれにあり、最後に辛うじて11円とかで落札されていたのも見たことがあります。この場合は出品者涙目でしょう。
1円出品なのに入札無い場合、期日前に取り下げてしまっていたのも見たことがあります。

③即決価格設定:これも早く売ってしまいたい場合に使われます。新品の場合、通常の定価とほぼ同じ価格で売っている場合があります。こういった場合はネット通販のマジックショップがオークションの場を通販サイトの別サイト代わりとして使っていると考えられます。具体的に名前は挙げませんが、過去の記事に掲載したショップでもオークション出品している所が知っているだけで2つはあります。
個人の場合でも過去の落札水準に近い価格を即決価格に設定して、期限前に売れるのを期待して出品している場合があります。しかし、即決価格設定は意外と落札者からは人気がありません。何となくオークションのあの落札できるかどうかのドキドキ感が無く、楽しめないからです。

④マジック用品一式売り:道具を10個や20個まとめて売ってしまう場合があります。これは出品者が手品を辞めてしまおうという場合や、故人の遺品を整理した家族が良くわからいのでまとめて出してしまう例などが考えられます。
正直言いますと、道具は1つずつバラバラに売りに出した方が高く売れるのは間違いないです。理由は、同じ道具を持っていたりするので、特にDVDのまとまったセットだと、そんなもの要らないよ、となる可能性が高いためです。
高く売りたければ、1つずつ丁寧に出品した方が確実です。

⑤バッタ物を売る:手品の道具は結構純正品だと値段が高いものも多いです。そのため、中国のタオバオやアリババなど経由で購入した偽物を輸入して転売していることも結構あります。ある程度どんな道具かわかっているものについては、購入しても大勢に影響ないことも多いですが、精密なギミックだと相当個体差が大きく、現物見たら萎えてしまう場合もあります。中国から輸入する場合も結構出品者側にリスクあるので、最初から大量輸入するのはお勧めできません。この辺は相当運に左右されます。

ということで、出品者側も素人からプロの領域の人まで色々な戦略立てて、オークション出品されています。
本シリーズを読まなくても実際に挑戦してみればもっとわかることも多いので、怖がらずに一度オークションにチャレンジしてみてください。

2015年10月30日金曜日

ヤフオク 手品⑩(価値のある出品について)

オークションの中でも手品という超特殊分野での話となりますが、結構入札参加時に目利きが必要です。

ヤフオクでは過去の落札価格を参考値として検索できる機能があります。入札時には過去の相場を参考にしながら、自分がターゲットとする価格を設定しておくことが重要になります。
それでも人気商品は競合が多いとあっという間に加熱して、過去の相場を超えても落札できない場合も出てきます。特に絶版品ではそういう傾向が高いです。

手品関係で『せどり』という、古本とかで良くやられる中古品価格の利ザヤを稼いで生計を立てている人は少ないでしょうが、一応、どういったものが人気があるかの傾向はあります。
それは、

①テンヨー商品:テンヨーの手品道具は基本的に量産品なのですが、人気があっても唐突に絶版になってしまいます。なので、自分の気に入ったものは複数個確保しておくと良いかもしれません。また、消耗品であるものもあり、こういった商品では演じたくても商品自体絶版になると二度と演じられなくなってしまいます。リフィルとして複数個確保しておいた方が良いです。
中古価格の高い物にはステージ物があります。かつては色々出していたようですが、現在絶版になっているものが多いです。
あと、TVでふじいあきら氏が演じて話題になった、マジカルミラーやその関連商品は1万円オーバーしていたりします。

②ターベルコース:これも実際はテンヨー製なのですが、既に版下が無く、再出版できないということで絶版となっています。その関係でものすごい高値になっています。1冊6000円程度だったのが今では中古で倍くらいしています。特にターベルコース第8巻はなんと中古で2015年10月に調べたところ、Amazonで148000円とかいう値段がついていたりします。これはターベルコース1~7巻の中で後の巻で述べるといった内容を調べて、漏れていた内容をまとめ上げ追加した巻であり、後から出版されたため、発行部数も少ないことによります。

③日本人のDVD:マジックのDVDは海外から輸入されたものが多いです。最近でこそ、スクリプトマヌーヴァによる日本語字幕版も多いですが、昔の物だと英語版、物によってはスペイン語(タマリッツ等)、フランス語(ゲータン・ブルーム等)などの物も存在します。 マジックの分野で日本人の物は比較的少なく、高価なため、出品されると結構人気があり、落札するまで大変です。マジック・ムーヴメントの物とかは日本語で、他店で入手できないため結構品薄です。

④高性能なギミック:ミカメクラフトやコレクターズワークショップなどの高価なギミックは作りに定評があり、それなりの高い金額でも応札があります。数万単位まで入札があることさえあります。

⑤電子メカ:元々新品で買うと高価で手の出ない物も多いのですが、オークションだと半額やそれ以下で買えてしまう場合もありますので、結構応札件数が多くなります。それでも最後はここまで入札してしまって大丈夫か? と自分のお財布の中身を気にしながらも、勢いで突き進み、後で後悔することもしばしばです。
マイクロサイキックなどは純正品だと高いのですが、1000円くらいからスタートしている物は大抵中国から輸入した偽物だったりします。値段と中に書いてあるコメントをよく読めば本物かどうか分かりますので、入札する場合も偽物と分かった上で対応してください。この場合、後から文句を言っても相手にされません。

⑥ギミックコイン:これは特に日本円の場合とんでもなく高くなります。日本の法律の関係で、ギミックコインの入手が極端に困難になっており、既に個人取引以外で入手するルートは無くなっているからです。
推奨するわけではないですが、特に高くで取引されているのは500玉円のエ○○○○ド○○ルとか100円玉のシ○○ス○ーコインとかです。これが10円玉とかだと何故か安くなります(それでも普通の人にとってとてつもなく高いですが)。これはマリックさんが昔超魔術で鳴らしていたころに良く実演していた関係もあると思います。

⑦サロンでできるコメディー系道具:意外ですが、ちょっと人数の多いサロンとかでできる道具は入札数が多かったりします。普段クロースアップマジック専門でも、人数多いところで依頼受けると、出演しないわけにはいかなくなり、ステージ的動きに自身が無くてもできる、大き目のコメディータッチの道具が売れたりします。

2015年10月29日木曜日

ヤフオク 手品⑨(落札)

前回までの通りライバルとの入札の神経戦を繰り広げ、終了時刻が残り10分、5分、から1分となり、無事オークション終了したのを確認すると、一安心です。ただし、ブラウザの関係で高値更新が遅れてなされることもありますので、確実に自分が落札できたことを確認できるまで気を抜いては行けません。

無事に落札できると、
落札分のページの商品名をクリックすると上記のような『おめでとうございます!! あなたが落札しました。』というページが現れます。
あるいは次のようなベータ版という、取引ナビでのやりとりを簡易化したバージョンを使用する出品者もあります。 

ここの『取引ナビ』というところを押すと、出品者とのやりとりが開始します。

ここからの流れは出品者により若干ことなりますが、大抵まともな出品者なら、出品者側から
◎郵便番号
◎住所
◎氏名
◎電話番号
◎振込み予定日
を聞かれますので、自分の該当項目を『送付先住所、発送、支払いなどについて』のボタンを選んで送信します。これで先方にメールが送信されます。

あと、発送方法についてはオークション画面で既に記載されている場合も多いですが、定型外郵便やクリックポスト、宅急便など保障のあるなしや値段により選べる場合もありますので、落札金額+送料の最終確認も行っておいてください。

振込み予定日についてもオークションの段階で落札後○○日、とか記載されていることもありますので、社会常識として記載されている事項は守って下さい。

この辺りの返信は早めにしてあげないと、いたずら入札されたのか?と出品者が心配になりますので、なるべく早く返信してください。

そして、振込みも金額確定連絡あったのちに予定日に入金してあげてください。時々、出品者から返信ある前に入金してしまう人もあるようですが、ちゃんと最終金額確認してから入金してください。入金方法も予め指定されているのでよく読んで入金しましょう。時々指定外の入金方法を主張して揉めることもあるようですが、 
オークションの条件は良く読んでから入札しましょう
落札取り消しになり、悪評価ついてしまいます。

そして、出品者から発送案内が大抵来ますので(まれに連絡なしで勝手に送って来られるかたもいますが)、商品の到着を待ちます。商品を受け取ったら、評価を行います。『出品者を評価』というボタンがありますので、
コメントを入力します。一応、定型コメントというボタンを選べば、評価により決まったコメントを入れてくれますが、多少は自分なりの言葉でアレンジしておいた方が良いです。何の問題もなければ大抵、非常に良いを選んでおきます。悪いとかを選ぶ場合は余程の粗悪品だとか、オークション文面に書いてあるものと全く異なるとかの場合とか、破損の交換に応じないとか、相当とんでもない場合となります。よって、入札時に悪評価ついている出品者については、内容及び、その評価をつけた者の評価も確認しておく必要があります。大体は悪評価付けた他の落札者側事態も結構悪評価もらっている場合も多いです。ただ、出品者側がいつも粗悪品出品している場合は同様の落札者からの悪評価もらっていたりしますので、この辺は感で見極めが必要となります。

大抵のトラブルは事前の調査で回避できます。落札したけど商品が来なかったということは今の所ありません。ただ、万が一の時には、出品者側を特定し粘り強く対応、最悪は詐欺で告訴なども視野に入れないといけません。

実際オークションに参加してみると分かりますが、結構お手軽に欲しい商品を手に入れることができます。
念のためリスクは把握しながらも、予防保全的に悪評価や落札から商品出荷、評価をもらった期間の短い、問題のなさそうな出品者を選んで、楽しいオークションライフを楽しんでください。

ただ、オークションでの入札自体が興奮しますので、その刺激を楽しむだけで、実際の商品が届いたときには興味が無くなった、ということのないよう気をつけて下さい。
 

2015年10月28日水曜日

ヤフオク 手品⑧(入札)

オークションについて色々説明してきたわけですが、最も肝心な金額入札の所の説明がありませんでした。


落札したい商品の左上の画面に現在価格が表示されています。上の画像では3200円となっております。この価格以上出しても商品を手に入れたいと思った場合には橙色の入札ボタンを押します。
初めてオークションに入札するときは結構緊張しますが、 まあすぐに入札されるわけではなく、最終確認ボタンがありますので、気持ちの整理ができます。

ここで入札金額を入れる画面が出てきます。前の入札金額の最小アップした金額が自動的に出てきます。もちろん数字はもっと高い金額にしておくこともできます。高い金額にしておくと、ある程度まで他の人が入札してきた場合、自動入札で応札してくれますが、競合した場合相当値段上がるので、地道に数字入れておく方が良いかもしれません。入札数が増えると、ヤフオクでの表示が上の方に上がってくるので、戦略的にどうするか迷いますが。

この画面の次にも最終入札同意確認画面がありますので、次の画面のボタンを押すと入札確定です。 

そうすると、登録していたyahoo!メールにも
こういったような『最高入札』できたお知らせメールが届きます。
しかし、最高入札できたからと安心してはいけません。
ライバルが更に高値入札してきた場合は

このように『高値更新のお知らせ』が無情にも届きます。これを見て再度入札するか、あきらめるかを制限時間ぎりぎりまで続けるわけです。
自動延長あり設定の場合は残り5分の所から再入札が行われたりして、本来の終了時間が過ぎても、延々オークションが続くこともあります。
そして、入札が増えてくると、野次馬的に高値入札してくるいやがらせもどきのことも行われます。どうしても落札したいと思っている場合にはつらい限りですが、それでも資金力に物を言わせて頑張りましょう。
資金力のない方は最初から限度額を決めておいて、強敵が現れた場合には素直に降りましょう。資金もないのに落札してしまい、応札拒否することは基本的に許されませんので、どこかで資金調達して何とか払ってください。
 

 
 

2015年10月27日火曜日

ヤフオク 手品⑦(送料・振込)

商品説明を確認した後は、配送方法と支払方法です。
配送方法については出品者都合である程度決められていますので、選択肢の中から自分の都合のいい物を選択しましょう。
ヤマトのメール便廃止になったので、薄いものや冊子については値上がりしてしまいましたが、レターパック、クリックポスト、箱Boonや定形外郵便、ヤマト宅急便、佐川等色々あり、どれがいいのかは個人ごとに違います。当然保障のあるなしによっても金額は変化します。

支払方法についてはクレジットカード決済、インターネットバンキング、銀行振込、コンビニ支払い、Yahoo!簡単決済などが選べます。当然手数料などが異なりますが、全てネットで済ませたければ、出品者の口座と同じ銀行ならネットバンク決済が早くて安いでしょう。取りあえず銀行ATMまで行くのが面倒な場合、Yahoo!簡単決済が楽です。クレジットカード決済は使えない場合も多いです。割合お勧めなのはゆうちょ銀行振込です。これは結構出品者の口座選択肢にある場合が多いのと、ゆうちょ銀行ATMは土日でも手数料無料でゆうちょ銀行口座へ振り込み可能な点がメリットだからです。

送料、手数料について簡単に説明してみました。実際にはそれぞれの出品者の指示に従い、支払行ってください。落札してから支払方法や発送方法についてゴネないで、事前に質問等で聞いてから入札してください。

2015年10月26日月曜日

ヤフオク 手品⑥

入札商品画面右上には下図のように出品者のその他のオークションを見る、という機能があります。これを利用すると、同一出品者の商品を落札すれば送料や手数料が安く済みますので、利用してみましょう。

『その他のオークションを見る』をクリックすると
 のように
出品者の他の商品が閲覧できます。

続いてはさらに下の方の欄を見てみます。
この欄で青くなっている部分について説明します。
自動延長: 入札終了5分前に入札があると自動的に5分間入札終了時間が延長する機能です。大抵設定されていますが、まれに設定されていないことがありますので、設定されていない場合には入札時間厳守ですので、注意してください。自動延長のつもりで時間5分前に入札して、余裕でいたら、終了直前に他のライバルが応札して、再入札が間に合わなかったということになりかねません。
早期終了: 出品者の都合で終了時間より前だが、早めにオークションを終了させられる機能です。まれにライバルの出品の妨害をするため、法外な値段で入札してくる奴がいるので、そういった邪魔と思われるIDからの入札がある場合には、違う人が入札した瞬間にオークションを終了してしまう場合が考えられます。取りあえず、私はまだ遭遇したことがありません。
入札者評価制限:①総合評価点(非常に良い・良い1点、どちらでもない0点、悪い・非常に悪い‐1点)の累計が0以上の方のみに入札を制限する機能。②悪い評価の割合が全評価の20%以下の場合入札できるよう制限する機能。
①②の制限は悪質な出品者や落札者による取引の被害がでないよう制限できる機能となっております。
入札者認証制限:入札できる人を、携帯番号等の個人情報で保証することにより入札制限をかける機能です。悪質な取引者を排除するための制限です。


以上で各種機能の説明を終わります。実際の商品画面で、商品説明内容について確認します。大抵外観のわかる写真が添付されております。商品の説明文を確認して、どういうマジックかを確認します。割と写真だけ見て、文章を読まずに入札して後から文句を言う人がいるようですが、読んでおけば記載されていた内容であることが多いようです。
写真を鵜呑みにせず、詳細確認しましょう。 
(箱はありません、とか、これは類似品です、とか、付属品はなくジャンク扱いです、とか、汚れがありますので気になる方は入札ご遠慮ください、とか記載があります。特に本物に比べて相場と比べても超格安のものは中華製である可能性大なので、その辺の本物かどうかの表記は良く見ておきましょう。

2015年10月25日日曜日

ヤフオク 手品⑤(評価確認)

ヤフオクシリーズ、今回は出品者の評価について述べます。
オークションという性質上、相手の素性についてはほとんどない状態での取引となりますので、本当に商品が送られて来るのか心配になると思います。
私の今までの取引で、商品が送付されなかったことはたまたまかもしれませんが、一度もありません。ただし、入金から商品の発送までが結構時間かかった出品者がいたりしましたので、そういった情報を間接的に調べる方法を述べます。

いつもの通り、入札画面
の右側に出品者情報の欄があり、そこに出品者のIDがあります。本例の場合●z3 のIDですが、これがリンクボタンとなっているので押します。すると、下図のような画面が出せます。
これは出品者の落札者からの評価等が閲覧できる欄となっております。
実際の評価はこの欄の下の方にあり、このようになっています。
 なんだ、それだけのことか、とお思いでしょうが、ここからも情報が色々読み取ることが出来ます。
無難に入金、商品発送のやりとりができていれば、非常に良い、以外の評価を受けることはまずありません。それでも出品者の良し悪しを認識する手がかりはあるものです。

①コメント:取引完了時点で評価入力する仕組みがあるのですが、その場合、『非常に良い』を選んでコメントを定型文選択できるような機能があります。まめな人だと、このコメントを定型文そのままにせず、多少は変更して工夫されているので、やる気のある人かどうかを判断できます。ただし、ほぼ中古業者のように大量に扱っているIDの方だと、数が多すぎるのか、定型コメントになったり、評価してもお返しの評価もないような方も結構います。

②終了日時から評価日までの間隔:入札者は商品をすぐに欲しいので、結構落札後すぐに入金する場合が多いと思います。そして取引完了時点で評価コメントの入った日時も表示されるようになっております。終了から評価までの日数を見れば、出品者がすぐに発送対応してくれるかどうかが間接的ですが判明します。
私が今まで取引した中では、悪い評価はついていなかったのですが、終了日から評価日までが3週間から1月くらいかかっていた方がおり、落札したのですが、入金後、2週間くらい音沙汰無しだった方がおられました。途中で督促入れたのですが、まあ週末じゃないと無理なのかもと待っておりましたら、だいぶ後になってから、何の連絡もなしに商品が送付されてきました。
そういう場合がありますので、ここの日付は確認しておきましょう。

こういったリスク管理はオークション参加する上では必要になってきます。また出品者に心配を掛けないように、入金日はできるだけ早く設定し、入金可能な日も確実に連絡しておきましょう。

2015年10月24日土曜日

ヤフオク 手品④(入札来歴・残り時間の確認)

今回はオークション対象が決まった場合の情報の読み方について説明してきます。基本的にヤフオクの場合、落札した場合必ず取引に応じないといけない原則になっております。それを応じなかった場合は悪い取引者として記録が残ることになります。悪い取引者の記録が残りますと、取引する上で不利となり、欲しい商品を落札したくてもできない場合が出てきます。なので、応札は慎重にしましょう。間違って金額入れて入札した、などというのはヤフオクではもってのほかです。また条件見落として、やっぱり要らない、といった感じの対応ではヤフオクという場から抹殺されてしまいます。

入札対象商品を選ぶと
こういう画面が出てきます。
これを説明していきますと、右上『入札来歴』というところを押すと、次のような画面が出てきます。

 これはどういう金額の上がり方、入札時間となっているかが確認できます。何人が参加しているかが良くわかります。大体手品カテでは多くても4~5人くらいが争っている程度で、大抵、2人で競り合っているような場合が多いです。スタート金額の安い商品では冷やかしのように入札して、そこまで本気の落札を狙っていないような人もいるので、こういった人たちは本気で狙えばすぐに振り払えます。
 この欄の使い方としては、この出品者の他の商品も同時に入札している場合が結構あるので、他の商品への入札情報を確認しておくと、ライバルの入札への本気度が理解できます。同時落札すれば送料や振込み手数料が安く済むことが多いから、ライバルの動向は入札見込み価格の設定上、重要な情報となります。


 残り時間の詳細については、同じく右上画面の残り時間『詳細』を押すとした図のような画面を出すことができます。
実際には終了直前になるまではあまり気にしなくても大丈夫ですが、終了時間近くになると、駆け込みで入札してくるライバルも結構いますので、油断も隙もありません。15分前くらいになると、確認して、高値更新されたら即対応できるような体制をとっておいた方が無難です。大抵のオークションでは自動延長という機能が設定されており、終了5分前に入札があると、オークション終了時間が5分延長されます。なので、高値更新されれば割とじっくり対応すれば、対応できるのですが、時々、自動延長設定していない場合があります。これは終了5分前入札があっても時間が延長されないため、終了時間ぎりぎりで高値入札できるよう対応しなければなりません。対応に手間取った場合には入札金額の更新が間に合わないことになりかねません。

入札する時期についてはオークション参加していれば色々気づいてきますが、基本的には、終了1時間前辺りで入札するのが無難です。あまりに早い時期(残り6日とかの段階)で入札してしまうと、他人の目に触れやすくなるので(入札件数の多い順に並べると、手品カテでは1件でも入札あると、割と上の方にソートさえてしまう)、他の人の注目を浴び、価格が吊り上がり、落札しにくくなります。
ただし、1円で出品されているものは別で、これは早い時期でも仮に入札しておきます。何故なら、1円出品されているものは注目浴びるためであり、入札無い場合、出品者が期限前に出品を取り下げてしまう場合があるからです。1円で入札してしまえば出品者は取り下げできません(悪い評価つくリスクを負えば一応可能ではありますが)。

また次回に続きます。

2015年10月23日金曜日

ヤフオク 手品③(手品商品の検索)

前回までの記事で、取りあえずヤフオクに入り、手品カテの一覧を表示するところまでたどり着きました。しかし、マニアックなカテゴリーとはいえ、手品のオークションだけでも大抵1日当たり約7000点を超えるものが出品されています。こんなものいつもオークションに張り付いて見ていられないという人のために、選択する方法を記載していきます。

①ダイレクトに商品名を検索する
②オークションの人気、入札数、値段等によるソートを利用する方法

①について、これは既にほしい商品がはっきりと限定されている方のための方法です。一番ダイレクトな方法ですが、ヤフオクには検索機能がありますので、それで表示させてみましょう。
例として『テンヨー』を入力して検索してみます。
こういう風に入力します。

虫眼鏡ボタンを押して検索すると、
このようにテンヨー関係のオークションだけが選ばれます。この例では451件見つかりました。
 試しに、上から3つ目にある“テンヨー「ハロウィンマジック」未開封3点セットtenyo”を選んでみます。

すると
こういった画面が上の方に出てきます。
次回はこの画面の見方について説明してきます。


なお②のオークションの人気による検索は
この画面商品写真が並んでいる一番上の所にプルダウンボックスありますので、そこから選択できます。
オークションの多い順に並べると、人気のあるアイテムが良くわかります。また、オークションの残り時間が少ない順に並べると、どれが終了直前かよくわかるので、あまり入札の無い掘り出し物を見つけるのに便利です。ただし、オークション終了直前には入札数が突然増えて値段が吊り上がりまくることもあるので、油断はできません。
 



2015年10月22日木曜日

ヤフオク 手品②(ヤフオクID登録他)

ヤフオクでの買う方について説明していきます。基本的に、オークションですので必ず買えるとは限りませんが、大抵、絶版品でなければ、通常定価より安く買えます。

まずはYahoo!JAPAN IDを登録する必要があります。登録に必要なのは連絡用メールアドレスです。携帯メールアドレスでも大丈夫ですが、Yahoo!メールのアドレスでは登録できません。

Yahoo!JAPAN IDを登録すると、連絡用メールにYahoo!メールアドレスと兼用のIDが登録されます。△△△@yahoo.co.jp の前の△△△部分がヤフオク用のIDとなります。
そしてパスワードを設定すれば、ヤフオクが利用できるようになります。大変簡単ですね。

準備が出来たら、ヤフオクに入ってみましょう。
Yahoo!トップページのヤフオク アイコンをクリックします。するとIDとパスワード入力画面が左の方に出てきますので、そこに設定した Yahoo!JAPAN IDとパスワードを入れるとログインできます。

 実際には、手品道具に限定してしまえば、『ヤフオク 手品』で検索してからの方が手品関連のオークションに辿り着くのは早いです。
こんな感じで見ることが出来ます。このままでは必要な手品のオークション情報が見れないので、左側にある『すべての商品を見る』をクリックすると、手品カテのすべての商品を閲覧することが出来ます。参考に示すとこんな感じになります。
この辺まで来れば勝手にできるようになるとは思いますが、実際のオークション参加方法については次回以降に示します。 

2015年10月21日水曜日

セロ スペシャルマジックショー鑑賞

しばらくブログ更新していませんでしたが、久しぶりにマジックショー鑑賞について書きます。

10月18日(日)20時より、手品家梅田店にて、HIDE・セロのスペシャルマジックショーがありました。たまたまサークルの知り合いがチケット取っていたのに便乗して鑑賞できることになりました。
席数はちょっとあやふやですが、横14×12だったので、170人弱ですが、満員でした。さすがにTVでも有名なセロが生で見られるとあって、普通のマジックショーではそこまでいないだろうという若い女性の方々も結構おられ、集客力を実感します。

開場30分前に到着し席についていました。しばらくドリンク飲みながらスタートを待ちます。その間はなんとオーナーのトリットさんが30分間しゃべり続けていました。すごいですね。

最初は銀座のマジックバーhalfmoonのマジシャンHIDE氏によるマジックでスタートします。当然セロ目当ての人が多い中、絶妙なトーク力で観客を魅了し、引き付けていく手腕はさすがです。
・最初は空のコーラ缶が復活し、新品に戻り、コーラが中から出てきます。
・本物のバナナを出現させます。実際に食べられます。子供にあげる振りしながら自分で齧ってしまいちょっとかわいそうでしたが、後でそのバナナを子供にあげます。でも齧ったバナナもらってうれしいのでしょうか?
・短いロープと長いロープを見せます。ロープが一瞬で同じ長さになります。次にはロープがつながって長くなります。お客さんに引っ張ってもらっても当然切れたりしません。そうやっていると、ロープが輪っか状になり、最後はまた元の一本のロープに戻ります。現象はフォーナイトメアーズですが、改めさせていたところに工夫があります。
・お客さんから1000円札を借りて、それを1万円札に変化させます。子供をステージに上げて、子供の後ろ側に立ち、子供の目の前で1万円札を1000円札に戻します。鮮やかです。その1000円札がさらに5枚ほどに一瞬で増えます。お客さんに1000円札渡しますが全て本物です。当然後で回収されました(笑)
・3人のお客さんに好きな数を思ってもらいます。1人ずつ思って言ってもらい、1人分ずつ先に数字を書いて封筒に入れます。
3枚の封筒の中からステージに上げたお客さんに要らない封筒を選んでもらい、残った封筒の中の紙を開けると、3人のお客さんが思った数字1986・951・3が書かれています。
・お客さんにiphoneを借ります。他のお客さんに行きたい国を何人かに言ってもらい、iphoneの持ち主にその中から国を選んでもらいます。イタリアを選んだのですが、iphoneの地図のイタリアの上にピンが刺さっています。
・折り紙を持ち、少し折り曲げただけでいつの間にか鶴が折られています。
・最後はお客さんの中で今日が誕生日の女性の方がおられ、その方のためのマジックをします。紙で折ったバラが空中浮遊し、火をつけると本物のバラになり、女性の方にプレゼントして終わりました。

約30分ですが、ステージで大人数のお客様を前に飽きさせないアクトは中々素晴らしかったです。また既存ネタも多いのですが随所に工夫が感じられる内容でした。


そしてセロが登場。音楽に乗って派手に出てきます。大型のイリュージョンが始まります。大きい高いところにある箱に女性が入ります。セロは下で布を持って一瞬体を隠すと、女性に変わっており、セロは上にある箱の中に入っています。
セロのオープニングあいさつで『ボク今年で42になります。こういったマジックはきついです』と息を切らせながら言っていたので、本当に辛そうな感じでした。
・大きい風船の紐をちぎりますが、一瞬でつながり元通りになります。ジプシーヤーンの現象ですが、このサイズでの演技は初めて見ました。
・ステージにお客さん13人出てもらい袋を首にぶら下げてもらいます。会場のお客さんにトランプの中から♢♧♡♤のマークを選んで決めてもらいます。今回は♢でした。
ステージのお客さんに大きい箱から大きいトランプを出して中を広げて見てもらいます。特に怪しいところはありません。トランプをシャッフルしてもらい好きなところでカット、その一番上のトランプを胸に当てて、残りは首からぶら下げた袋に戻してもらいます。
セロがちょっと動作に心配のあった人3人のトランプを確認しますが、3人とも♢のカードでした。そして、残りの人のカードをステージ左から開けて行くと♢Aから2,3,4・・・・・・J、Q、Kと順番に揃っています。大変不思議な現象でした。
・音楽に乗せてミリオンカード。指の間に4つ玉風に挟むなど結構テクニカルなルーチン。さすがにマニピュレーション系マジックに華があります。
・アシスタントとともに帯を使ったアクトからお札が増えて紙吹雪が舞います。最後は大量にお札が飛び散ります。
後の公演で使う分が足りないから、とそのお札はスタッフの方が回収に走るところがまたシュールで面白かったです。ちなみにお札の裏面は『Cyril』と印刷された専用紙幣でした。
・最後は全員参加型マジック。パンフレットみたいな真ん中に切り込みようのミシン目の入った紙が渡されます。表面には色々な模様で書かれたハートが4つあります。
それをセロの指示に従って観客自ら操作します。まずミシン目で4つに切り取ります。それを半分に切り8つにします。1枚をお尻にしいて置いておきます。3枚を近くの人と交換します。何枚か要らない枚数を床に捨ててから、最後は花占いの要領で『好き、嫌い』と下に回して1枚捨てるを繰り返し、1枚残します。
すると、お尻に置いていた紙と手元に残った紙の切れ目が一致し、同じになっています。(手順は一部わざとぼやかしています)。

以上でマジックショーは拍手喝さいとなりました。
最後は人数多いのでグループごとにセロとの握手と記念写真撮影ということで終了となりました。

流石にセロは華がありますし、かつてTVでやっていたような派手な内容ではありませんが、素晴らしい内容でした。
やはりマジックは格好いい人が素晴らしいテクニック持ってやらないと決まらないということを実感しました。なのでTVシリーズと同じ内容を他のマジシャンが演じていたのではあそこまで流行らなかったように思います。

セロは結構ややこしい指示を的確にしていたので、日本語はもっと自然に喋れるのをわざと作っているのではないか、という感じですね。ただしややこしい地名とかいうときはちょっと手こずる感じでした。

マジックを自分でやる人にとっても非常に面白いショーでした。また機会があれば見てみたいと思います。

2015年10月1日木曜日

ヤフオク 手品①

まだ紹介できていないショップもあるのですが、購入したところはほとんど紹介しきった感じがするので、ちょっと通販とは違うのですがヤフオクについて書きます。

基本的にはマジックの道具や書籍というのは限られた層の中でもさらにマニアックな方々が購入するため、非常に製作数も少なく、すぐ絶版になってしまいます。マジック関係の物は良い、というインスピレーションが走ったら、直ちに買う習慣をつけないと、後から買おうとしても買えなくなり、ずっと悔しい思いをすることになります。その代り、どうしてこんなものを買ってしまったんだろうという、マジック道具の屍も同時に築かれることになり、涙目になります。ということで、こういう物を買えるというのは余程金持ちか、独身者で、お金を家族に吸い取られない方々が多くなってしまいます。

何で読んだかは忘れましたが、マジックショップなどでもアマチュアマジック愛好家が結婚する、と聞くと、ディーラーの方々は『ああ、この人はもう来なくなるんだな』と思うらしいです。

しかし、最近ではそういった正規価格でマジック道具等を買うことができない方々にも財布にやさしい、道具の購入ルートが開発されました。
そう、それがネットオークションです。その中でも海外で有名なebayを寄せ付けず、日本の中でオークションと言えば、ヤフオクと言われるくらい、ヤフオクは一強のネットオークションとなっております。 

当然、大部分は中古品であり、ほとんどの方は個人取引となるため、初めてヤフオクでの取引を試みる場合には不安になるでしょう。私も最初は胡散臭い、と思い、使うのをためらっておりました。というより、端から相手にしておりませんでした。しかし、とあるとき、欲しい商品を探していたら、検索に引っ掛かったのですが、それがどうもヤフオクというものらしい、と判明しました。
覚悟を決めて、ヤフーメールを新たに作り、ヤフオクIDを作ってオークションに参加しました。そうすると、何か良くわからないけど落札できてしまい、出品者とやりとりし、入金、商品送付されてきました。
一度オークションで商品手に入れると、中古で手に入れることに抵抗がなくなり、ちょくちょく利用するようになりました。

あまりライバルを増やしたくないのですが、これから何回かに亘り、ヤフオク手品関係について詳細説明していきたいと思います。

2015年9月30日水曜日

マジックエクスプレスオンライン

マジックエクスプレスオンラインはDPグループ商品の通販サイトです。DPと言えば、テンヨーと並び、量産品マジック道具メーカーとして有名です。
ただ正直に言いますと、DPグループの商品はテンヨーとほぼ同様の道具を扱っていたりしますが、どういうわけか、微妙に安物感が漂っています。マジックテーブルの天板が紙製だったの見たときは萎えてしまいました。
ですが、演技解説書は丁寧で初心者にも親切な作りとなっていますので、安物感のマイナス点を補える利点となっております。

意外に使いやすい道具も多かったりします。そして、ステージ系の道具も幅広く扱っており、大人数の前でマジックをしなければならない人にとっては、心強いショップだと思います。
ラインナップを良く見ていくと、意外な掘り出し物があったりします。

支払いはクレジットカード決済、銀行振込、郵便振替、代引が利用できます。
送料は一律756円となっています。代引は当然、代引手数料も必要となります。



2015年9月29日火曜日

松花堂

手品工房 松花堂は通販専業のマジックショップですが、最近、近隣で火事があり、どうも倉庫に影響があったようで、休止中となっております。

某マジックメーカーから、『取引が無いはずなのに、何故うちの商品を取り扱っているんだ?』と問い合わせを受け、ちょっと危ない橋を渡っていたようで、やむなく正規取引するようになったとか、かんとかの噂がありました。
取り扱っている商品は私の購入した範囲では、手作り感満載の、適当な解説書で、残念な品物が多かったのが正直な感想です。

ネットで色々書き込みがあったので、何となく想像はしていたのですが、本当に想像通りの物が来て、あながちネット情報も間違っていないのだな、ということを実感しました。

支払いは銀行振込、代引が利用できます。
送料は全国一律400円、6000円以上購入で無料となっています。

ただし、通常の通販として見ると、一応、注文の品が予定通り、きちんとプチプチ包装されて来る、という点においては、ショップとしての対応をしてくれますので、問題はありません。ただ、きちんとした道具が欲しい場合は、他のショップからまず選んだ方が無難だと思われます。(あくまで個人的購入経験から言っているだけで、各自の責任で最終ご判断下さい)。

※2015年10月現在でネットショップの方も通常営業に戻ったようです。

2015年9月28日月曜日

フィールズマジック

フィールズマジックは現在、サイトはあるのですが、システムメンテナンス中ということで、通販サイトは休止中のようです。

こちらは大阪にあるショップで、クロースアップ系をメインに扱っておりました。
佐藤総氏の作品集「Card Magic Designs」の編集・製本・発行を行っているショップとして知られております。本書はショップ作成のマジック書籍としては珍しく重版を重ねております。

ショップ自体は利用できていた当時、大体購入するとおまけ品を何かつけてくれる親切・良心的なショップでした。ただ、何度か休止・再開を繰り返しているようで、またショップ再開するのを期待しております。

2015年9月27日日曜日

マッドマジック

基本的に、今まで紹介して来たショップは購入したことのあるところをメインとしておりましたが、今回のショップは私自身利用したことがありません。ただし、結構昔からあるショップです。
マッドマジックは小川心平氏のマジックショップで、オリジナル商品を開発し、扱っていたりします。スプーン曲げレクチャーDVDやフジワレットの解説DVDなど非常に良質なものをリリースしているのですが、ネタが広まってほしくないのか、結構高めの値段設定となっております。

クロースアップ系のものがメインとなっております。
ギャク系マジックのネタものの走りと言えるショップです。
ただ、ご本人は凄腕で、TVでスプーン曲げを軽く披露しただけで、 超能力者以上に超能力、と言われる実力をお持ちです。
長崎にある某マジックパーラーの方も、かつてはこのショップで仕入れたネタで営業されていた(今も?)という噂です。
今ではクロースアップ系の道具を扱うショップも多く、過当競争気味のため、中々通販ショップでやっていくのは大変だと思います。

支払いはカード決済、銀行振込、郵便振替、代引、コンビニ決済が利用できます。
送料はクロネコヤマト宅急便なら全国一律900円で、ネコポスだと全国一律400円です。いずれも1万円以上購入で送料無料です。

※小川新平氏はTVニュース等でも流れた通り、2016年10月26日、自ら経営するマジックバーの火災により無くなられました。59歳でした。ご冥福お祈りいたします。

それに従い、マッドマジックのショップも閉店となりました。

2015年9月26日土曜日

手品屋

手品屋はUGMと同じく、名古屋にあるマジックショップです。
ステージマジックを見せてくれるチェーン店の手品家とは全然関係ありません。
こちらも実店舗併設のため、通販サイトのショッピングカートに在庫があっても、実店舗で売れると、在庫が無い場合があります。
実店舗は土日のみで、平日は開いておりません。

取扱商品はクロースアップからステージ、イリュージョンまで幅広いです。将魔氏の独自商品やDVDを扱ったりしておりますが、映像に写っている道具がややチープな物を使っていたりして残念感はあったりします。また正規品ではない物も扱ったりしていることがあります。
 また、商品検索が『前のページ』『次のページ』のようにしか移動できず、行きたいページへダイレクトに行く方法が無いので、商品数が多すぎて逆に不便になっております。

とちょっと色々書いてはおりますが、品揃えは結構豊富なので、欲しい道具を探すのには適していると思います。

支払いはカード決済、銀行振込、ゆうちょ振替、代引となっています。
配送は佐川急便全国一律500円で、2万円以上は送料無料です。イリュージョン等の特殊条件の場合は送料別途連絡となります。

比較的安価に道具を仕入れたい場合にはこのショップが便利だと思います。


2015年9月24日木曜日

UGM

UGMは名古屋にあるマジックショップで、実店舗もあります。
クロースアップからステージ、イリュージョン系まで幅広い商品取り扱いしております。
やはり特徴なのはステージ系のマジック道具が他に無い物まで幅広く取り扱っている点です。また聞きですが、ヨーロッパ系のマジシャンやディーラーともつながりが深く、独特のラインナップ形成に役立っているようです。
お値段は高めではありますが、そのお値段に見合った道具だけのことはあります。演技動画も豊富に作成しており、大変参考になります。

ある程度UGMで定期的に購入していると、UGM最新情報というA5サイズくらいのカタログ兼コンベンション案内の冊子が送られてきます。他にもビデオカタログが送付されてきます。(全員に送られるかどうかは定かではありません)。

支払いはカード決済、銀行振込、郵便振替、代引、現金書留が利用できます。
送料については宅急便、レターパック等の地域ごとに定められております。いくら購入しても送料は無料になりませんのでご注意ください。

ステージ系で他の人と差をつけた華やかなマジックを行いたい場合には一押しのショップです。

2015年9月20日日曜日

リフレクションズ by ヘルダー・ギマレス 

久しぶりに書籍のレビューとなります。
ヘルダー・ギマレス(Hélder Guimarães)はFISM2006で、ポルトガル人初となるカード部門第1位入賞を果たします。

DVDではSmall Miracles、Red Mirrorといったものが既に発行されています。
他に彼はTEDに『マジックでたどる「偶然」を探す旅』と題して出演しております。リンク先で、日本語字幕付きの動画を見ることができます。

リフレクションズ(REFLECTIONS)は彼の作品を作る時の発想する術と、実際のサトルティの工夫、いかに現象が起こるのと、ダーティーワークを行うタイミングをずらすかの戦略について、彼の持ちネタにおいて説明していくという、クロースアップマジックの理論書となっております。

端的に言いますと、入門者が買ってもさっぱりわからないので、後回しにした方が良いと思います。

そうでない方でも結構本書を読みこなすのは大変だと思われます。
まず、現象は相当不思議なことが何の手がかりもなく起こるようなものなのですが、これを書籍の文章だけ読んでイメージすることは相当難しいです。
次に、収録されているマジックは、『カード、サイン、グラス』『スリーカード&ボックス』『スリー・プログレッシブ・チョイス』『エース&グラス』『カード、数字、マッチ』の5つだけなのですが、いずれも結構セッティングが面倒なものとなっております。そのため、実際に手に取ってセッティングしないと中々何のことか理解しにくくなっています。
おそらく、これを読んでも、実際に自分のレパートリーにしようと思う人は少ないと思います。

『カード、サイン、グラス』は2つのグラスに入れた青い10枚のパケットと赤い10枚のパケットのうち、赤いパケット2枚に客にサインさせて、何の痕跡も残さず、青いパケットにサイン付赤カードを2枚とも移動させるという、カードアクロスの手順です。
 ワイングラスを使いながら、客との距離を生かして、巧みにカードを入れ替えるのですが、最終段階では何もしていないのに、サインカードが飛び移ったかのように見えます。

『スリーカード&ボックス』:3人の客にカードを1枚ずつ選んでもらいます。そのうち1枚だけ(この場合ハートのAとします)に表側にサインをしてもらいます。空のカードケースにデック1組をぱらぱらと弾いて風を起こすと、箱が動き、ケースの下から1人目の客の選んだカードが出てきます。もう一度デックを同じように弾いてみると今度はカードケースとそれを覆うセロファンの間に2人目の客の選んだカードが挟まっています。デックをリボン状に広げると3人目の客の選んだハートのAが 入っているのが見えます。デックを閉じて揃えて、もう一度デックを弾いて風を起こします。すると、またセロファンの間に3人目の客のカードが入ったかと思うと、今度は箱にマジシャンが手も触れないのに、箱の中からサインされたカードが折りたたまれて出てきます。

『スリーカード&ボックス』:3人の客に3枚のカードを覚えてもらいます。1人目の客に覚えたカードの名前を言ってもらいます。すると、マジシャンは客のカードは22枚目にある、と言って、人差し指でデックの半分を跳ね上げて上半分を表替えします。22枚目を数えると、1人目の客のカードが出てきます。
次の客に覚えたカードを言ってもらい、『スペードの7』と答えたら『SEVEN OF SPADE』という文字の数“5+2+5=12枚目”から客の選んだスペードの7が出てきます。
デック全体をスプレッドしていくとすべて白いカードになっています。 そして中央に1枚裏向きのカードがあります。3人目の客に選んだカードを言ってもらうと、1枚裏向きのカードが3人目の客のカードとなっています。

 『エース&グラス』:2枚の赤いエースと2枚の黒いエースを取り出します。黒いエース2枚を机の上に裏返しに置きます。赤いエース2枚はグラスにエースの側が客に見えるように置きます。ハンカチを掛けておまじないを唱えると、一瞬でグラスの中のカードが2枚の黒いエースに変わります。机の上の2枚は赤いエースに変わっています。

 『カード、数字、マッチ』:エニーカード・アット・エニーナンバーの現象です。客にデックの表がバラバラなことを示します。シャッフルした後、リボンスプレッドします。客に1枚選んでもらい、カードを覚えてもらいます。覚えたら再びデックにカードを戻し混ぜます。続いて客にマッチ箱を持ってもらい、1~52までのカードで好きな数字を言ってもらいます。『18』と言われると、18枚目から客のカードが出てきます。そして、マッチ箱の中からは客の選んだカードと同じカードが折りたたんで予言されています。

ギマレスはこれらのマジックを3段階の手順を踏んで、一足先にセッティングを済ませてしまい、種の手がかりさえつかませない巧妙さで現象を実現させます。それもあまり高度な技法に頼らず行ってしまうため、非常にクリアーな現象となっています。
ただし、前にも書いたようにセットアップが相当必要なものが多いので、デックスイッチが必要と一見思わせますが、セッティングされていないカードで他のカードマジックを行うなどして、仕掛けの影さえ見せぬなど、どうやって不思議さを構築していくかの詳細を解説しています。
自分がやってみたい現象を実現するためにどうすべきか、ということに対し、何らかの指針にはなると思いますが、大変高度な内容です。

 

2015年9月19日土曜日

まほうとまほう

今まではクロースアップ系マジックの取り扱いの多いショップをメインに取り上げてきましたが、今回からはサロン・ステージ系の大人数の前で演じるのに適した道具を取り扱っているショップについて述べていきます。

今回取り上げるまほうとまほうはこのひらがな表記店名が示しているように子供向けに演じられるマジックをメインに2002年開店したショップです。オーナーさんは元保育士さんとのことで、現在でも子供向けというコンセプトのショップはありませんので、相当独自性の強いショップです。取り扱っている商品も比較的現象が分かりやすく、演じるのに実用性の高い道具やDVDなどが多くなっております。一応、クロースアップで演じる道具も扱っておりますが、比較的オーソドックスなマジックが多くなっています。

まず、サイトの商品紹介の文章からして子供向けを意識して独自で作成しております。また、他ショップなら、メーカー提供の動画を添付して終わり、みたいなところも多い中、独自にイラストを起こし、見せることのできるイメージを分かりやすく表現しなおして、想像力を掻き立ててくれます。
さらに、こういったマジックショップで初めて道具を購入すると結構失望することが多いので、そういった方のために、テクニックや演技力、扱いやすさ、距離、演じる相手、所要時間を商品に目安として表示してくれています。この辺りの目線が今までのマジックマニアバリバリの人が運営しているショップにはない視線となっております。さらにルーチンで演じる場合のセットなども提供しており、至れり尽くせりとなっております。

解説書も分かりやすくカラーイラストのついた独自のものを用意してくれます。そのため、初心者でも比較的練習しやすくなっております(とは言っても、本当に初心者の人だと、これだけ丁寧な解説でも自力でマジックをマスターするのは大変ですが)。

そして、初めてまほうとまほうで道具を購入する際には、解説書を挟むためのクリアファイル冊子もサービスしてくれます。こんなショップはここ以外に見たことがありません。

さらに梱包にも気を付けていただけ、荷物の商品名には他の人に見られたくない、恥ずかしい、という人もいるため“手品・マジック”という字は入れずに送ってくれます。この辺の気遣いのあるのは他ではフレンチドロップ、i-magic辺りくらいでしょうか(大体雑貨とか書いて送って来てくれます)。

支払いについてはクレジットカード決済、銀行振込、郵便振替、現金書留が利用できます。
配送は佐川急便かゆうパックでショップより選択されます。送料については指定の料金表により地域ごとに定められております。ただし、購入金額がいくら高くても送料無料にはなりません。

特殊なマジック道具というものを販売しているショップの中では、世間のネット通販に近い感覚で買い物のできるショップだと思います。

2015年9月18日金曜日

魔法の杖

今回は大阪市北区にあるマジックショップ魔法の杖について述べます。こちらのショップは以前B-magicという名前で知られていましたが、現在ショップ名を変更しました。理由は良くわかりません。

クロースアップ系の道具もそれなりにありますが、このショップはステージ系の取り出し道具も割と広範囲に扱っております。
こちらの特徴としては、B-magic時代にはお菓子関係のオリジナルマジックを多数販売、卸もしてたようですが、魔法の杖にショップ名変更してからは、お菓子関係マジックの取り扱いを全て停止しているようです。理由は詳細不明なのですが、非公開情報を基に類推しますと(とある有料商材を購入すると言及されています)、どうもお菓子メーカーから著作権や商標権の関係で訴えられてまずいことになったので、やむなく取り扱いを停止したようです。
業界が狭いため、今の佐野研二郎氏のデザインパクリ事件のようにまでは問題が発展していなかったようですが、もし、マジックがメジャーな業界になれば、著作権についてもさらにシビアに見極めていく必要があります。
特にマジック商品は特許や実用新案を取得しているのがテンヨーくらいなので、もうそれはやりたい放題となっております。
このサイトも人のことは言えないので、なるべくクレジットあるものについては参考リンクや文献を明示したいと思います。

現在は魔法の杖も商標上、特に問題のない商品を扱っております。

支払方法はクレジットカード決済、銀行振込、代引となっております。
送料はゆうパック、ヤマト運輸宅急便となります。15000円以上購入で送料無料となります。
 

2015年9月17日木曜日

A Store in Secret

引き続き独自作品をリリースしているショップを紹介します。
A Store in Secretは新沼研氏のショップで、オリジナル作品のみでのショップ運営となっております。ここは他にマジックの創作等に力を入れ、ワークショップ等を行い、新人のクリエーター発掘にも力を入れております。

初期の頃は新沼氏のオリジナル作品を販売し、おまけに、3作品のレクチャーノートを付けるなどの手法で拡販されておりました。
結構実演性の高い、いい作品も多いのですが、後半になると、動画もつけないで、煽り文句はその辺のアフィリエイト商材風の文章で想像力を書きたてながら、来た商品はなんじゃこりゃ、というものもあります。メルマガなども頻繁に発行し、情報商材の手法を徹底的に取り入れたショップとなっています。
ただ、オリジナルにこだわるあまり、あんまり他の作品の調査をしないらしく、結構クレジット関係でもめることがあります。紀良氏のJUSTという作品と新沼氏のOMENという作品がほぼ同じプロットにも関わらず、全く紀良氏に触れず、OMENを販売していました。
クレジット関係の問題が解決したのかどうかは定かでありませんが、まだOMENは販売されております。

色々書いておりますが、マジック業界は何だかんだで仲の良し悪しが結構あるようです。ひょっとしたら新沼氏側の立場に近い人だと、全然意見違うかもしれませんので、その辺りは情報集めて判断してみてください。

実演性の高い作品もありますので、多少価格高めですが、気に入れば購入してみると良いと思います。

支払いはクレジットカード決済、銀行振込、PayPalとなっています。
送料は全国一律500円となっています。 

※A study in Secretsが新沼研氏病気により2017年7月31日をもって解散され、ショップのサイトも閉鎖されました。
参考 

【まとめ】2017年上半期にマジック業界で話題になったニュースURL: http://magicmore.net/2017-first-half-news/

2015年9月16日水曜日

Trick Stdio

マニアックなショップが続きます
Trick Stdioは紀良京佑氏の運営する個人ショップです。ということで紀良氏の作品のみを扱っております。
近年テレビに良く出ている背の190㎝くらいあるKila氏とは別です。
テクニック面で言えば、ふじいあきら氏が日本のマジック界でテクニックある人を挙げるとすれば紀良氏をまず挙げるくらい凄腕です。ただし、ご本人は長髪の二枚目風なのですが、演技は脱力感ありまくりのゆるキャラマジックにすごいテクニックを織り交ぜる独特さがあります。
またキラスタイルとして静かにつながっていくポケットリングの手順は独自性が高く、マジック界では非常に有名です。

そういった方の運営されているショップですので、結構オリジナル作品は評価が高いのですが、他の方にアイデアを盗まれたりして、最近話題になっておりました。そのあたりは当事者ではないので、ふじいあきら氏のブログやtwittert等を参考にしてください。

そうは言っても、たぶん普通の方は注文することないと思いますが、念のため、支払、送料等についても記載しておきます。
個人ショップなので、注文はメール、支払は銀行振込、代引となっております。送料はメール注文後連絡が来るので、送料込みで振込することになります。

紀良氏のコラム等が面白いので、一度ご覧になられると良いと思います。 
あまりショップと関係のない話になり申し訳ありません。

2015年9月15日火曜日

マジックハウス

段々、マニアックなショップも紹介していきます。
神奈川県にあるマジックハウスは二川滋夫氏のショップです。二川氏と言えば、日本のマジック界の重鎮で、コインマジック関係の書籍も多数著しております。
ということで、カードやコインなどのクロースアップ関係の書籍、DVDがメインとなります。
東京堂出版関係の書籍やマニアックな作品集やレクチャーノートなどを取り扱っております。

あまり普通にマジックを始めたばかりの人が踏み入れる領域ではないものが多いですが、興味のある方はサイトを見てみると良いでしょう。

支払いは銀行振込、郵便振込、代引となっております。
送料は一律500円で、15000円を超える場合は送料無料となっております。

2015年9月14日月曜日

マジックオフレコ

あまり利用したことのない人が多いかもしれませんが、マジックオフレコを紹介します。

なぜ利用者が少ないと思うかは、まず、このサイト、日本のサイトの割にはほとんど日本語表記がなく、商品名や商品紹介サイトさえも英語表記のままという手抜きぶりです。
輸入卸、小売となっていることから、輸入代行業的なショップと考えていいと思います。なので、在庫はあまり持っていない商品も多いのではないか、と思われます。以前注文した際に、『メーカー問合せ中です』的回答来て、2か月くらい入荷までかかったことがあります。これはUKのDVDで、他店になかったため、気長に待たざるを得ませんでした。

基本的には英語の得意な方は利用したらいいと思います。その代りサイトに手間をかけていない分、他店より安めだったりします。

商品の特徴としては、DVD、書籍関係が多いです。特に他店で扱っていないヨーロッパ系のDVD、イリュージョン系の書籍などマニアックな品揃えなので、最後の砦的にここに頼る場合があります。とはいえ、クロースアップ系の商品が世の中の発行数も多く、クロースアップメインの構成となっています。

あと、なぜだかわかりませんが、Download free商品が存在していたりします。

支払いについてはカード決済、銀行振込、代引、PayPal、コンビニ前払いが使えます。

配送は日本郵便、ヤマト運輸で、全国一律540円となっています。10000円以上購入で送料無料となっています。
なお、こちらのショップは変わっていて、

月曜日24:00注文締め⇒金曜日商品発送
金曜日24:00注文締め⇒火曜日商品発送 

というように、 注文してもすぐに商品を発送してくれません。ですので、注文したらすぐ送れ、という気の短い方は他店での注文をお勧めします。

購入後の質問については2回ほど行いましたが、比較的丁寧にお答えいただけます。 
在庫の無く、メーカー取り寄せ商品については、2週間に1回くらいは確認・督促しておいた方が、忘れ去られる可能性少なくていいでしょう。 

2015年9月13日日曜日

マジックムーヴメント

簡単に書けるだろうと思っていたマジックショップ紹介ですが、想像以上に数が多く、まだまだ続きます。

今回は東京のマジックムーヴメントを紹介します。 
マジックバーでも活躍のTOMMY氏のショップです。そのため、他のマジックショップとは異なり、商品を全てオリジナル商品で揃えてしまっている所に特徴があります。
バーマジックで磨きをかけたギャグネタや一品ものDVDを多数リリースしております。
レクチャーDVDでは黒田氏のシリーズはネーミングの馬鹿馬鹿しさとは裏腹に、きちんとオリジナル作品を読み込んだ上での解説なので、大変参考になります。
ギャグものは正直言うと、一般アマチュアで真似しても受けるとはとても思えませんので、これが良いと思う方は購入されれば良いでしょう。私は買いませんが。

欠点は独自商品のため、道具の類はすぐ売り切れになってしまい、購入できないこと、独自のため価格設定がDVD5000円オーバーなどざらにある点でしょう。比較的DVDであれば購入できます。動画もほとんどアップされていますので、それを見た上で、やってみたいと思えたら利用すると良いです。

支払いはクレジットカード決済、銀行振込、代引、コンビニ払いが選択できます。
送料についてはヤマト運輸宅急便で全国一律740円、15000円以上購入で送料無料となっております。

なお、ショップのレビューについては星5つとか評価の高い物のみしか掲載されないようなので、ある程度そのことを割り引いて判断する必要があります。
配送が遅い、とか言うのもネットで見たことあるのですが、自分が購入した際にはたまたまなのか、割とすぐに商品発送されてきました。

割と好き嫌いのはっきり出るショップですが、他人の判断に流されず、自分が良いと思えば買ってみることは必要です。

マジックムーヴメント関係の記事へのアクセス数が多く、興味お持ちの方が多ければ、こちらのDVDも色々所有しているので、ひょっとしたら、レビュー記事書く・・・かもしれません。


※2015年10月に不具合でマジックムーヴメントのサイトにつながらなかったことがありますが、現在は修正されているようです。一時的なトラブルだったようです。

※2016年9月時点で、マジックムーヴメントのサイトが工事中となっているようです。ショップ閉店なのか、サーバートラブルなのか、サイト再構築中なのか、原因は良く分かりません。

※2018年6月30日現在、マジックムーブメントは消滅し、モテまじっく倶楽部としてリニューアルされております(実際は最も前からリニューアルされてましたが、記事修正サボっていたため、情報が更新できていませんでした)。

2015年9月12日土曜日

GIN

大阪にあるマジックショップGINを紹介します。どういうわけか、大阪には人口のわりに、通販のマジックショップが東京以上にいっぱいある印象があります。

GINというお店の名前はオーナーの銀次郎氏の名前から付けられております。
ショップのラインナップとしては、クロースアップ系に力を入れている感じですが、サロン・ステージ系の道具も取り扱っております。
特徴として、銀次郎氏オリジナルの道具やふじいあきら氏とのコラボ商品、あるいはELECTRICSHEEP氏とのコラボ商品など、銀次郎氏の加工能力を生かした商品を扱っている所です。ただ、製作数に限りがあり、結構売り切れになってしまい、ネットオークションで高額転売されていたりします。

ネタの選択は中々良いのですが、価格が他店に比べるとやや高めの設定になっております。


支払いはクレジットカード、銀行振込、代引となっております。

送料はヤマト運輸の宅配便利用で、590円~1240円(北海道)となっております。こちらは購入額1万円を超えても送料無料にはなりませんのでご注意ください。

全般的にクロースアップのパフォーマーの方には良いショップだと思います。

2015年9月11日金曜日

KING OF MAGIC

名前からして、マジックの王様ことKING OF MAGICというショップを紹介します。

こちらは福岡県にあるネットショップです。その名の通り、クロースアップからサロン、ステージまで広範囲の品揃えとなっております。高価なミカメクラフトの製品も取扱いしております。

特徴としては、として書こうとしましたが、今一つ特徴のないところが特徴です。オーソドックスな総合商社タイプのマジックショップと言ってもよいでしょう。

マジック卸から購入してそのまま販売したら、こういった価格帯になるという、商品のベンチマークとしては標準になるショップですので、クロースアップからステージ系まで演じる方には、値段が合えば使うと便利ですよ、というショップです。対応も普通に 注文してすぐ発送していただけ、プチプチ梱包してくれますので、全く問題ありません。

支払いはカード決済、銀行振込、代引、コンビニ決済、電子マネー決済、後払い、Yahooウォレットが利用できます。
送料はクロネコヤマト、ゆうぱっくで、地域ごとに料金が定められています。10000円以上は送料無料となっております。

2015年9月10日木曜日

スクリプト・マヌーヴァ

マジック業界の中でも一風変わったショップを紹介します。スクリプト・マヌーヴァはショップというよりマジックDVD卸と言った方が業態に近いかもしれません。

 マジックの世界では最先端の道具やDVDはほぼ海外、それも英語圏の物が多くなっています。そして、マジックメーカーの多くはほぼ現在ではアメリカが主流となっており、UKでさえ、相当マイナーとなっております。
 そういった関係で、ある程度マジックをやっていくと、海外DVDや書籍等を購入して学んでいくしかなくなります。そこでネックになるのが日本人の英語力です。英語の書籍なら、時間をかけて辞書を引いて頑張ればまあ時間が相当かかるものの、何とかなることが多いですが、DVDの場合、何を言っているかがさっぱりわからないので、辞書を引きたくても、引けない⇒意味が理解できない、となってしまいます。当然マジックやっているので、現象は見れば分かるのと、ある程度の基礎知識があれば、どうやれば同じ現象できるか判断付くので、動画から類推して演技はできます。
ただ、途中でマジシャンが言葉で重要なことを言っていても不十分にしか理解できず、大切なサトルティの部分が再現できていない、ということになりかねません。

そこで、マイナーなマジックの世界にも字幕付きDVDを製作して日本マジック界の発展に寄与しよう、と立ち上げられたのがスクリプト・マヌーヴァです。版権の関係や著者からの了解など、権利関係のうるさい海外での交渉を一手に引き受け、マジックに理解の深い翻訳者を使って、次々とDVDの字幕化を進めていきました。

おかげで、私が購入して良いと思った有名どころの英文DVDは大抵日本語字幕版が出てしまいました。どれを翻訳するかの目の付け所が非常に良いと思います。中には思いが突っ走りすぎて、マジック・オブ・ペンドラゴンズのように4巻シリーズのDVDにも関わらず、日本語字幕版は売れなかったためか、1巻だけしか出されなかったものなどもあります。

やはり日本語字幕版DVDは偉大で、いままできちんと理解できていなかった細かい部分も頭に入り、理解が進みます。そして、さらに慣れてくると、英語では言っているけど、字幕ではだいぶ端折った表現になっているのにも気づきますので、英語の学習にも趣味と実益兼ねて役に立つと思います。

スクリプト・マヌーヴァで特徴のあるサービスは、DVDの下取りです。既に持っている英語版DVDをショップへ送付すると、下取り割引が受けられ、日本語字幕版が購入できるようになっております。

支払いはカード決済、銀行振込、代引、ペイジーが利用できます。
ペイジーというのは税金や公共料金、各種料金などの支払いを、金融機関の窓口やコンビニのレジに並ぶことなく、パソコンやスマートフォン・携帯電話、ATMから支払うことができるサービスです。ペイジーのページでは入金方法のデモ等があり、視覚的にどういう風に振込みできるかが体験できます。

送料については無料となっています。 

こういう風に、マニアックなマジックの分野でさえ、専門の人が日本語に翻訳してくれるので、日本人は英語力が無くてもやっていけるのです。ある意味、これは、日本でなければ味わえない特権です。

2015年9月9日水曜日

monthly Magic Lesson Shoppers

続いてはmonthly Magic Lesson Shoppers(mML)を紹介します。
こちらは元々、monthly Magic Lessonという名の通り、月1回、クロースアップマジックをメインとしたマジックのレクチャー教材を送付してくれる会員制システムでした。
主宰されているのは“ゆうきとも”さんというプロのレクチャーマジシャンの方で、レクチャーに関しては日本一という評価の高い方です。各種マジックをゆうきタッチで改案してくれ、アマチュアでも分かりやすく解説してくれます。あまりにもゆうきさんの改案が心地よく、自分なりにマジックの動きを考えるという能力を放棄してしまい、全面的にゆうきさんに依存してしまいたくなる欠点はあります。

ゆうきさんは一度レクチャー受けたことがありますが、相当ロジカルにマジックを構成しており、演技する順番もきっちり決めて演技されております。まあ、どんだけ本を読んでいるんだ、というくらい博識な方で、プロも教えを請うというのも納得です。ただ、ブログとかも割とダイレクトに物申すタイプなので、アンチの方も多いようですが、万人に好かれるというのはどんな人でも無理なので、ある程度は仕方のないことでしょう。

1回5000円程度しますが、最初から連続して購入しなくても1回毎に完結しており、理解できる内容となっております。バックナンバーも購入できますが、今から第1回分から最新刊まで揃えると、100巻を超えていますので、50万円を超えることになるので、たぶん躊躇するでしょうが。

主力商品はmML関係のレクチャーDVDですが、mMLの中で使う道具やその他クロースアップマジック、一部サロンマジック用道具の取り扱いもあります。

会員制となってはおりますが、会員でなくても利用できます。
支払いについてはカード決済、銀行振込、コンビニ決済が利用できます。
送料についてはヤマト運輸メール便1959円以下250円、1960円以上でメール便送料無料です。(とHP上はなってますが、メール便H27.3月で廃止なので、変更になっています。最近利用していないので、ネコポスか宅急便コンパクトかは不明です)。宅急便でのサイズとなると、15000円以上購入で送料無料となっています。

マジックをやったことがないけど、本格的にクロースアップマジックから始めたい、という人には、第1巻からバックナンバー見て、やりたいマジックの回を購入されると良いと思います。
(技法を体系的に学びたいという場合はカードカレッジ等の書籍で全体像を見ておいた方が良いかもしれません) 。


2015年9月8日火曜日

セオマジック

クロースアップの取り扱いが多いショップから紹介しておりますが、今回はセオマジックを紹介します。

マジックショップ通販サイトは東京、大阪にあるところが多いのですが、こちらは広島県福山市にあります。地方にマジックショップは少ないので貴重な存在となっております。
店主はゼンジー世村さんという日本奇術協会正会員の方が経営されております。いつからショップをされているかわかりませんが、私が小学生の頃には既にセオマジック製作のマジック道具を買った記憶があるのでかれこれ、30年以上前には存在していたことになる、老舗です。さらに、海外向けにSEO-MAGIC USAとして、別サイトも設けております。

取扱い商品はマジックファンタジアと同様、クロースアップからサロン、ステージまで幅広くなっており、色々目移りしてきます。プロマジシャンの方だけに、実演に重点をおかれているのか、結構私の好みに合致するものが多く、特にサロン・ステージ系ではついつい色々買って散財してしまう品揃えです。

また、トップページ右下にはマジックに関する予備知識、というページを作成され、参考になります。
予備知識:マジックの歴史
予備知識:マジックと手品の違い
予備知識:マジックの種類
予備知識:マジシャンとしての心得
予備知識:サーストンの三原則
予備知識:コインマジックが上手くなるコツ
予備知識:マジックを披露するにあたっての注意点について
予備知識:マジックの練習方法について
予備知識:ミスディレクションの種類について
予備知識:手品に適したトランプについて
参考『セオマジック』 URL:http://www.seomagic-jp.com/



本サイトでも上記のような内容について更に細かく記事にしておりますが、大雑把にマジックの全体像を把握するには、上記サイトを参考にされると良いでしょう。その際に不明点出てきたりした場合には、本サイトで言っている内容や意味合いが理解でき、参考になる日が来るかもしれません。

ちょっと脱線しましたが、支払いについては、カード決済、銀行振込、郵便振替、代引が利用できます。
送料については全国一律600円です。10800円以上購入で送料無料となっております。
以前は送料無料ラインが結構バラバラでしたが、最近のショップは1万円で設定している所が多いようです。

あと、セオマジックではたまにセールがありますが、カード決済では利用できなくなっています。これはカード決済の場合、手数料数パーセントが店側負担になっているためと思われます。なので、銀行振込での送金メインの方はクリスマス等イベントシーズンにセオマジックのサイトを確認すると、安く商品購入できる可能性が高いです。
まあ、マジックの総合商社といった感じのショップですので、日々確認すると掘り出し物に遭遇できるかもしれません。  

2015年9月7日月曜日

フェザータッチMAGIC

どこのマジックショップも仕入先が固定化されているせいか、特色を出しにくくなってきていますが、その中で、フェザータッチMAGICは特定分野に特化して有名になりました。

 それはメンタルマジックという、一見何もしていないのに、物がひとりでに動いたり、予言されていたり、人の心の中を読まれてしまったりする系統の物に特化したことです。当然、他のショップでもメンタルマジックは扱っているのですが、フェザータッチでは、他ショップで扱っているものはもちろん、電子メカを使用した超高級品まで幅広く扱っているのが特徴です。

こちらの店主の竹本さんは一度だけ、とあるマジックショーの中のディーラーショーで実演されていたのを見たことがあります。このときはちょっと準備不足だったのか、グタグタになってましたが、結構不思議な現象も演じてくれました。

元々竹本さんがショップを始めようとしたきっかけは、『ブックテスト最終兵器』という、日本の小説単行本を全て再構築した上で製本が必要、という凝ったギミックを自分で作り上げ、それを他の人にも販売したいということで、2002年に立ち上げたとのことです。
そして、海外の有名なメンタルマジック本の和訳なども各種行っており、メンタルマジシャン御用達のショップとなっております。 
ただし、メンタルマジックなら大抵取り扱っているため、他ショップで取扱いなく、フェザータッチMAGICで取り扱っている場合に、外れネタのようなものが多いのは否めません。

今ではメンタルマジックに限らず、クロースアップ全般に亘り取扱い商品を増やしております。

支払いについては、カード決済、銀行振込、郵便振替、代引、後払い.comが利用できます。

送料は北海道から沖縄まで全国一律450円です。ただし、北海道、沖縄の場合、代引は利用できません。10000円以上の購入で送料無料となっております。


メンタルマジックや『気持ち悪い』と言われる系統の不思議さ前回のマジックが好きな方はまず、本ショップのサイトをチェックされると良いでしょう。

2015年9月6日日曜日

三光堂

今までのショップは老舗の所を選んで紹介しましたが、今回は比較的新し目の三光堂を紹介します。

基本的にはカード、コインなどのクロースアップ系メインのショップとなっております。
特にカードの種類は相当豊富で、色々な物を取り扱っております。ただし、標準的なBicycleのrider backは現在取り扱いをやめているようです。

ほとんどクロースアップ系のマジック関係ばかりなのですが、一部Building Your Own IllusionやIllusion Works等の、どう考えてもイリュージョニストしか必要ないだろう、というような大掛かりなマジックの製作・メンテナンスのためのDVDも扱っています。

あまりなじみがないのでここで購入するのはどうだろう、とお思いの方もおられるでしょうが、普通にプチプチ梱包されて、取引上何の問題もなく送付されてきます。

支払いは銀行振込、郵便振替、代引が利用できますが、カード決済は残念ながらできません。

送料は宅配便一律510円です。かつてはもっと高く買わないと送料無料でなかったのですが、現在は10000円以上購入で送料無料となっております。

マニアックなカードの取り扱いも多いので、そういった系統の好きな方はストリートマジシャンとともに要チェックのショップです。

2015年9月3日木曜日

ストリートマジシャン

その名の通り、デビット・ブレインやセロなど、ストリートマジックで一世を風靡したクロースアップ系マジックの用具を扱っているショップです。
Ellusionistの正規代理店となっております。このほかTheory11などの商品を扱っております。

基本的にはストリートマジックということで、立って演じられる系統のクロースアップがメインとなりますので、結構持ち運びに便利な道具が多いです(トランプ、コイン、指輪、携帯、輪ゴム等)。

そして、ストリートでは他の人と差をつける要素として、トランプの裏模様が挙げられます。そのため、結構変わった、おしゃれな若者向けの模様のカードを各種取り揃えております。
もちろんストリートマジシャンという名ではありますが、通常のテーブルで行えるものも普通に扱っています。

ただし、ステージ、サロンといったスタイルで行う、いわゆる従来から大人数向けで行われていた系統の道具は扱っておりませんので、メインの客層は若い人が多いと思われます。

商品レビューについてはあまり評価の悪い物は掲載していないようです。だからと言って、粗悪なショップということはなく、対応は至って丁寧です。ここで購入した際におまけでデック1つもらったこともあります。

支払いについては、クレジットカード、銀行振込、代引、コンビニ決済、JCBプレモカードが利用できます。JCBプレモカードというのはあまり聞いたことなかったのですが、お店やインターネットショッピング両方で利用できる新しいプリペイドカードで、ローソンでチャージできるようです。

送料については一律500円ですが沖縄県だけ1000円となっております。10000円以上購入で送料無料となります。
 

2015年9月2日水曜日

ミスターマジシャン

2015年8月時点で既に通販サイトは閉鎖したようですが、やはりマジック通販を語る上では欠かせないということで、伝説ぶりを掲載しておきます。

元々は実店舗も大阪にあったのですが、閉店して、最近では自宅を店舗にしていたようです。そちらの方は行ったことないので、現在はどうなっているか分かりません。

しかし、大阪の泉の広場上の吉野家の隣のビルにあった頃には実店舗に行ったことがあります。中々固い扉で開けにくく、客が入るのを拒んでいるのではないか、という店構えでした。
店主の根本さんは結構ご年配の方で、ちょっと怖そうな感じでしたが、ちゃんと買うとなると、DVDの中身を事前に見せてくれたり、ファンにしてフォースする方法など実演してくれたりと結構親切丁寧でした。
ただし、お値段がネットショップ上の金額と異なることが多く、あるものは『11000円となってましたが、仕入れの関係で6500円になりました』とか半値近くなり、またあるものは『6500円でしたが、為替の関係で8500円になりました』とか、金額の予想がつきません。
ひどいときは実店舗で購入しようとした道具に対し『これはいくらでしたっけ?』と根本さんから逆に聞かれる始末です。
店の道具には一切金額表示ないのでいちいち全部覚えられなかったのも仕方なかったのかもしれません。

こちらのお店で買ったことのある人には、『女房を質に入れてでも買うべきです』とかの根本節炸裂のカタログが季節ごとに年4回送られてきていました。私の場合、あまり買わなかったので、3年くらいたったらカタログは来なくなりましたが。

という具合に中々独特なノリのショップでしたが、解説の詳しさは天下一品で、同じ商品なら、ミスターマジシャンで買わないとちゃんとした解説がない、くらいのイメージでした。
ご本人が海外へ直接買い付けに行き、結構マニアックな選択で、他店にない物が多かったです。ただ、現在ではマジック卸も開発が進み、他店との差別化に苦慮していたような感じになっていました。

基本的にはクロースアップメインのお店で、いくつかオリジナルの冊子も作られており、結構貴重品となっております。

また、あまり買った人もいないでしょうが、カップス&ボールズ用のラバーフルーツを買うと、若かりし頃の根本さんの演技動画VHS(当時でも既にビデオはほぼ死滅していたにもかかわらず、DVDとかCDではなく、VHSです)がプレゼントされました。


何とかVHSビデオを変換してみたキャプチャー画像です。めちゃ若いです。

他にも、送料が安く済んだから、と100円玉とか10円玉がセロテープで便箋に貼り付けて返してくれることもよくありました。

中々現在の若い世代の方にはなじめないかもしれませんが、古き良き時代のマジック愛好家という感じの方でした。 

ミスターマジシャンとはどういった感じのショップだったかの紹介でした(入門の方にはあまり役に立たない雑学講座のようになり、申し訳ありません)。

※ミスターマジシャンのショップは閉店しましたが、ミスターマジシャンで取り扱っていた商品は以前記事にもしたマジックオフレコミスターマジシャン(根本毅)という項目にて2016年1月現在、一部取扱いを行っております。
奇術の面白さ(根本毅)も以前は6000円ちょっとだったと思ったのですが、12000円になっても売切れてしまっているようです。トリックの選択が他のショップとは一味違うので、他の書籍や道具も絶版になる前の今のうちに入手しておいた方が良いかもしれません。