2015年8月5日水曜日

クロースアップマジック習得の手順⑧(動きながらセリフを話す)

マジックの物理的動きを身に付けながらセリフを話す
 ということについて述べます。

クロースアップマジック習得の手順⑦までの内容を練習された方にとって、マジックの動作は意識しなくてもできるようになっているはずです。また、セリフも完璧に覚えた、という状態なら、たとえボーっとしていてもセリフが自然に出てくるはずです。

しかし、人間というのは一度に違うことを同時に行うことには慣れていないので、マジックを行いながらセリフを喋ると、必ず、手の方が疎かになったり、動きに気を取られてセリフを噛んでしまったりします。

そこで、まずは、マジックの動きを練習しているときにセリフを言うようにします。最初の間は独り言言うみたいにして初めてみたらいいと思います。練習しているうちに、どのセリフの時にどの動作が行われるか、ということが意識されるようになります。
そこまでたどり着いたら、人に聞かせることを意識した、大きな声でマジックしながら、セリフを言ってみましょう。ただし、家族や恋人にそんな姿を見られると非常に恥ずかしいです。しかし、マジック上達のためにはそこは恥を忍んで練習しまくりましょう。

そこまで練習すると、もうそのマジックはセリフ付きで歯を磨くのと同じくらい自然に始めることができ、最後まで演技するための基礎が出来上がります。

ただし、この段階では、まだ実践が行われていないので、普通の人に見せてしまうと、失敗する可能性が高いです。そのため、次の段階へと移っていきます。

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