2015年8月10日月曜日

クロースアップマジック習得の手順⑪(フィードバック)

さて、みなさんは既にマジック練習段階から実戦までこなされたと思います。

練習と違い実際にマジックを行うと、練習で想定していたシチュエーションと異なることが結構あります。それらで学んだことを反省し、次回にフィードバックする必要があります。

・椅子に座って練習していたが、実戦では立って行うことになってしまった
この場合は、筋肉の使い方が変わってしまい、上手くマジックの動きが出来ないことがあります。立った場合、座った場合を想定して練習してみてください。

・小さい子供さんがいたため、練習ではばれなかった角度のはずが、どうもネタバレしたらしい
普通の練習では下からの目線はほぼ無視してよいのですが、お母さんに抱かれた小さい子供の場合、想像以上に下から見ることができるため、通常の環境では全く角度を気にしなくて済むポケットリングの演技などでも、あれが見えてしまったりすることがあります。小さい子供がいる場合を想定して、その場合には下からの角度対策を打つか、下からの角度に弱いルーチンは端折るかなど、対策する必要があります。

・大き目のテーブルなどでは奥の人に現象がどうもわからなかったような気がする
コインマジックやカードのパケットトリックなどではちょっと分かりにくいことが多いです。大人数の場合は、サロンでも通用するくらいのマジックを選んだ方が良いかもしれません。コインマジックの場合、カラーチェンジなどで、銀貨から金貨などは変化が遠方では分かりにくいので、銀貨からチャイニーズコインなど明らかに違うものにする、あるいは、とっととジャンボコインに変化させて終わってしまう、など、明快な現象にした方が良いでしょう。
カードマジックの場合は、人数多い場合はジャンボカードを使ったものとかの方が良いでしょう

・やったマジックの反応が微妙
マジシャンは面白い、と思っている現象でも、全く反応の良くないものも多いです。 お年寄り相手にカードを覚えてもらったりするのは結構つらい物があります。なので、覚えたり、ややこしい操作が必要なものはできるだけ止めて、単純な分かりやすい現象のものに特化した方が良いようです。

・つかみで行うマジックが不適切
最初からカード取り出してやる気満々なのは初心者マジシャンにとってはただの変な人に思われます。 なので、最初に行うマジックは比較的日常にあるもので行う方が良いでしょう。
おすすめはお札を使ったビルチェンジ、輪ゴムあたりが良いでしょう。また、あまりお勧めはしませんが日本円硬貨のあれをお持ちの方は、500円玉でKilaさんがTVでやっているようなことをやると受けるでしょう(あれの存在が微妙なので、何かあっても当方は責任が持てません)。 

という風に、実際にマジックをやると、色々反省点が出てきます。
これらを生かし、自分独自のスタイルを構築していき、マジックライフを楽しんでください。

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