本ブログ記事では『図解カードマジック大事典』の記事が一番人気のようです。なので、マジック書籍のレビュー記事を増やします、なんてことはしないのが非常識なマジック入門講座です。
淡々とクロースアップマジック習得手順の内容を続けていきます。
前回、セリフは自分のキャラクターと身の丈にあったものにしましょう、という話をしました。
今回はセリフの台本化について述べます。
世の中の趨勢はどうなっているかというと、
図解マジックテクニック入門:カズカタヤマ著、東京堂出版、2003
P.14に、台本を作ろう、という項目があり、自分自身の台本を作ることが推奨されています。
マキシマムエンターテインメント:ケン・ウエバー著、田代茂訳、リアライズ・ユア・マジック スクリプト・マヌーヴァ、2015
P.122で、台本をきちんと書かなければなりません。それもマジシャンではない役者のために台本を書くくらいの力を入れて作るように強調しています。
カード・カレッジ2:ロベルト・ジョビー著、加藤友康訳、東京堂出版、2001
P.172から台本について言及されています。ロベルト・ジョビーも『トリックを学ぶ際には、最初の段階からきちんと台本を書いておく方がよいと思っている』と述べています。
ということで、偉大なるマジシャンや研究家、エンターテイメントのプロたちはこぞって台本を書くことの重要性を説いています。
ですので、台本を皆さんも書きましょう、では全然入門講座ではありませんね。
では台本を書かない場合どうなるかを考えましょう。
・何を喋っていいかわからなくなる
・喋るイメージがあっても途中で言葉に詰まり、あー、うー、えー、と見苦しい感じになる
・文法的に不正確になりやすく、客に聞き取りにくい内容となりやすい
・頭が真っ白になりセリフが出てこなくなり、場がしらける
で、台本を作るということは
・話す内容が理路整然、クリアーになり、何が起こっているのか客に分かりやすくなる
・セリフが決まっているので言いよどむことなく、あー、とか間投詞入れなくても話が進められる
・事前にセリフが練れるので、無駄な言葉を省き、シンプルにセリフを構築できる
・実況中継みたいなセリフではなく、前回記事に述べたような自分の個性に合ったセリフも台本あれば、苦も無く話すことができる
・最悪カンペを作ることが出来、忘れても台本見て思い出すことが出来る。その結果、セリフを忘れたらどうしようという不安は持つ必要がなくなり、演技に集中できる
ということで、まずは、自分のセリフを作ってみましょう。ただし、セリフを作っても丸暗記するのではなく、セリフのプロットに従って、自分のいつもの喋りに近い内容で、いかにもアドリブ風に話すのが良いトークとするためのコツです。
最初は書籍やDVDなどのセリフを台本にして練習してもいいですが、最後は自分の言葉にして作りましょう。その際、不要な言葉、無駄な言葉をそぎ落として、綺麗なセリフにしてみましょう。
2015年6月11日木曜日
2015年6月10日水曜日
クロースアップマジック習得の手順⑥(セリフその1)
マジックの物理的な動きが手順を意識せずにもできるようなレベルまで習得できたら、セリフを身に付けていく必要があります。
図解マジックテクニック入門:カズカタヤマ著、東京堂、2003 には『マジックは魔法の再現に他ならない』 (p.8)とあり、魔法の再現の要素としてセリフが利用されることとなります。
本記事を書こうとするため、各種書籍を改めて読み直していますが、マジシャンがどういうスタイルの魔法を扱うか、どういうキャラクター性を与えたいか、どういう年齢層や客層を対象にしているかによって、一概にどうすべきか、と単純に決められないため、まず、一般論的なセリフの考え方を説明することとします。
例えば、前田知洋演技で有名となったお客さんのサインしたトランプ が何回真ん中に入れても一番上に上がってくる、アンビシャスカードについて考えます。
①手順の実況中継するセリフ
初心者が自分でセリフを考えなければならない場合で、一番単純な方法です。
『トランプ選んでください』
『選んだトランプの表側にサインしてください』
『ではこのサインしたトランプをカードの真ん中に入れます』
『指を鳴らします』
『一番上のトランプをめくると、選んだトランプが上に来ています』
起こった現象や指示事項をありのまま素直に話すだけですので、比較的簡単に台本が作れます。ただし、基本的にマジック教室などに行くと、こういう実況中継は見ればわかることを口に出さなくてもよい、とダメ出しされます。それでも、何も喋れないよりはましなので、まず最初は実況中継でもいいので、動作とセリフを同時にリンクさせることができる練習をしたらいいと思います。慣れてきてから難しいセリフに挑戦すればいいのです。
②TVや書籍でマジシャンが使っていたセリフ
これは参考となるセリフが既にあるものをマネする方法です。
『好きなトランプをおっしゃってください』→客『ハートの8』
『良いカードです』→客『どうしていいカードなの?』
『ハートは愛情を表し、八は末広がりで演技が良いからです』
『では、選んだトランプにサインしてください』
『今までにハートの8にサインしたことありますか? ないですね。ということはこのハートの8は世界に一枚だけのカードということになります』
『このカードを真ん中に入れます』
『指を鳴らすと、あなたのカードは一番上に上がってきます。これはあなたがお仕事の世界でもトップに上がって来れる方だということです』
あなたが前田氏のようにスタイリッシュでこういった歯の浮くようなセリフが似合う方ならいいでしょうが、Youtube動画に出てくるような小学生や中学生たちがこのセリフでアンビシャスカードを演じていたら、間違いなく、いけ好かない変な奴扱いされるでしょう。
③自分の身の丈にあったセリフ
これが一番いいのですが、実際演じる方が普段どのようなキャラクターなのか、誰に演じるのかにより変わってきますので、例を挙げるのは難しいです。身近な方に演じる場合は、少なくとも、普段べらんめー調の方が丁寧な敬語で話していては違和感があるでしょう。また、とてもモテそうにないキャラの人が愛情とか末広がりとか言っていては気持ち悪さがさらに倍増することでしょう。
知らない方に演じるという、セミプロのような立場ならマジック用上品キャラを演じて②の物マネスタイルも何とか許容範囲かもしれませんが、自分らしさというものを追及してセリフを考えましょう。
一例として、若い女性が占いっぽく演じる場合の案を示します。
『ちょっと最近心理テストに凝ってるんです。頭にパッと浮かんだトランプ言ってください』→客『ハートの8』
『かわいらしい、しっかりした人がタイプなんですね』→客『なんで?』
『ハートっていうのは女の子らしさを求めるシンボルで、8っていうのはマークがいっぱいあって、白いところが少ないでしょう。これは肌の露出の少ないしっかりした女の子が良いということなんですよ』
『じゃあその好きなタイプの人に言ってあげたい言葉書いてみて』
『これでこの子が世界で一番大切な人ですね』
『じゃあこの子を世間の荒波の真ん中に入れます』
『でも、指を鳴らすと、やっぱりあなたに会いに一番上に戻ってきます』
※スペードとかの黒いカード選ばれたら『姉御肌の人がタイプなんですね』
絵札選ばれたら『派手に着飾ったタイプが好きなんですね』
とかこじつけします。
まあ例なんで、適当に作ってみましたが、興味のある分野にかこつけて、セリフを作ってみればいいと思います。上記のように寒いセリフになっても保証はしませんが。
図解マジックテクニック入門:カズカタヤマ著、東京堂、2003 には『マジックは魔法の再現に他ならない』 (p.8)とあり、魔法の再現の要素としてセリフが利用されることとなります。
本記事を書こうとするため、各種書籍を改めて読み直していますが、マジシャンがどういうスタイルの魔法を扱うか、どういうキャラクター性を与えたいか、どういう年齢層や客層を対象にしているかによって、一概にどうすべきか、と単純に決められないため、まず、一般論的なセリフの考え方を説明することとします。
例えば、前田知洋演技で有名となったお客さんのサインしたトランプ が何回真ん中に入れても一番上に上がってくる、アンビシャスカードについて考えます。
①手順の実況中継するセリフ
初心者が自分でセリフを考えなければならない場合で、一番単純な方法です。
『トランプ選んでください』
『選んだトランプの表側にサインしてください』
『ではこのサインしたトランプをカードの真ん中に入れます』
『指を鳴らします』
『一番上のトランプをめくると、選んだトランプが上に来ています』
起こった現象や指示事項をありのまま素直に話すだけですので、比較的簡単に台本が作れます。ただし、基本的にマジック教室などに行くと、こういう実況中継は見ればわかることを口に出さなくてもよい、とダメ出しされます。それでも、何も喋れないよりはましなので、まず最初は実況中継でもいいので、動作とセリフを同時にリンクさせることができる練習をしたらいいと思います。慣れてきてから難しいセリフに挑戦すればいいのです。
②TVや書籍でマジシャンが使っていたセリフ
これは参考となるセリフが既にあるものをマネする方法です。
『好きなトランプをおっしゃってください』→客『ハートの8』
『良いカードです』→客『どうしていいカードなの?』
『ハートは愛情を表し、八は末広がりで演技が良いからです』
『では、選んだトランプにサインしてください』
『今までにハートの8にサインしたことありますか? ないですね。ということはこのハートの8は世界に一枚だけのカードということになります』
『このカードを真ん中に入れます』
『指を鳴らすと、あなたのカードは一番上に上がってきます。これはあなたがお仕事の世界でもトップに上がって来れる方だということです』
あなたが前田氏のようにスタイリッシュでこういった歯の浮くようなセリフが似合う方ならいいでしょうが、Youtube動画に出てくるような小学生や中学生たちがこのセリフでアンビシャスカードを演じていたら、間違いなく、いけ好かない変な奴扱いされるでしょう。
③自分の身の丈にあったセリフ
これが一番いいのですが、実際演じる方が普段どのようなキャラクターなのか、誰に演じるのかにより変わってきますので、例を挙げるのは難しいです。身近な方に演じる場合は、少なくとも、普段べらんめー調の方が丁寧な敬語で話していては違和感があるでしょう。また、とてもモテそうにないキャラの人が愛情とか末広がりとか言っていては気持ち悪さがさらに倍増することでしょう。
知らない方に演じるという、セミプロのような立場ならマジック用上品キャラを演じて②の物マネスタイルも何とか許容範囲かもしれませんが、自分らしさというものを追及してセリフを考えましょう。
一例として、若い女性が占いっぽく演じる場合の案を示します。
『ちょっと最近心理テストに凝ってるんです。頭にパッと浮かんだトランプ言ってください』→客『ハートの8』
『かわいらしい、しっかりした人がタイプなんですね』→客『なんで?』
『ハートっていうのは女の子らしさを求めるシンボルで、8っていうのはマークがいっぱいあって、白いところが少ないでしょう。これは肌の露出の少ないしっかりした女の子が良いということなんですよ』
『じゃあその好きなタイプの人に言ってあげたい言葉書いてみて』
『これでこの子が世界で一番大切な人ですね』
『じゃあこの子を世間の荒波の真ん中に入れます』
『でも、指を鳴らすと、やっぱりあなたに会いに一番上に戻ってきます』
※スペードとかの黒いカード選ばれたら『姉御肌の人がタイプなんですね』
絵札選ばれたら『派手に着飾ったタイプが好きなんですね』
とかこじつけします。
まあ例なんで、適当に作ってみましたが、興味のある分野にかこつけて、セリフを作ってみればいいと思います。上記のように寒いセリフになっても保証はしませんが。
2015年6月4日木曜日
クロースアップマジック習得の手順⑤(動きの練習)
前回記載の記事で、やりたいと思ったマジックの動きを記した書籍、動画を入手できたとします。
まず、最初に、参考となる資料の動きを見ながら、真似をしていきます。当然、頭の中に資料入っているわけではないから、見ながら、実際に手を動かします。慣れないうちは3歩歩くとすべて忘れてしまうニワトリさん状態で、全然手順を進められないと思います。ややこしい手順だと、資料通りに動かしたはずなのに、最後の結果が全然予想通りにならず、自分が驚いてしまうということも多々あります。これは別に物覚えが悪いとか年齢のせいとか、センスが無いせいとかではないので、気にせず何度でも資料見ながら手を動かしてみてください。
一回に最初から最後まで手を動かしていくのが難しい場合、頭の中に入るところまでまず繰り返し練習してパート練習するのも一つの手です。数パートに分けて練習して、最後に一通り手を動かしてみてください。そして曲がりなりにも現象が起きたら、次は資料を見ずに練習します。このとき、手元を見ず、鏡を見ながら練習すると良いです。鏡もクロースアップマジック練習用の3面鏡とかも売っていますが、ある程度の大きさあるもので練習してみてください。
手順が完全に暗記できるくらいになり、手も何も考えずに動くようになったら、鏡を見ずに練習してください。鏡を見ながら演技していると、手元を見ていないつもりでも、鏡の中にある手元を見たりしているので、鏡がなくなったら、手順ができなかったりするからです。
鏡無しでも手順が勝手にできるくらいになると、一度動画に撮れる場合は撮影してみましょう。資料を見てそれと同じ動きしているつもりでも、動画で見ると、とんでもなく下手な動きなのに気づくと思います。私も動画で自分のマジック見ると、吐き気するくらい気持ち悪くなってしまうことが良くあります。
動画なので、資料と差のある動きを修正して、理想に近づけていきます。もし、動画が自由に撮れないという場合はここを省略します。
そして、トーク練習した後に、手順とトークを合わせてマジックできるようになったら、実際に人に見せます。
両親や兄弟、奥さんや彼氏彼女など比較的近い人に見てもらいます。身内は結構シビアなので、講評受けると結構凹むと思いますが、本番前に気持ち悪くなる演技が修正できると思えば安いものです。
あるいはマジックサークルなどに所属している場合は先輩や仲間、後輩などに練習中のマジックを見てもらいます。マジックやっている方も目が肥えているので、見えてはいけないものとか、不自然な動きあれば鋭くしてきしてくれます。目が肥えすぎているので、ちょっとやそっとの演技では冷たい反応しか返ってきません。というより普通の人に見せても良好な反応もらえるできでも、ふーん、といった寒い反応しか返ってきませんが、これに耐えれば、本番など何の問題もありません。
今回は動きについてのみ焦点あてましたので、トーク練習については無視しております。トーク練習については後日説明したいと思います。
まず、最初に、参考となる資料の動きを見ながら、真似をしていきます。当然、頭の中に資料入っているわけではないから、見ながら、実際に手を動かします。慣れないうちは3歩歩くとすべて忘れてしまうニワトリさん状態で、全然手順を進められないと思います。ややこしい手順だと、資料通りに動かしたはずなのに、最後の結果が全然予想通りにならず、自分が驚いてしまうということも多々あります。これは別に物覚えが悪いとか年齢のせいとか、センスが無いせいとかではないので、気にせず何度でも資料見ながら手を動かしてみてください。
一回に最初から最後まで手を動かしていくのが難しい場合、頭の中に入るところまでまず繰り返し練習してパート練習するのも一つの手です。数パートに分けて練習して、最後に一通り手を動かしてみてください。そして曲がりなりにも現象が起きたら、次は資料を見ずに練習します。このとき、手元を見ず、鏡を見ながら練習すると良いです。鏡もクロースアップマジック練習用の3面鏡とかも売っていますが、ある程度の大きさあるもので練習してみてください。
手順が完全に暗記できるくらいになり、手も何も考えずに動くようになったら、鏡を見ずに練習してください。鏡を見ながら演技していると、手元を見ていないつもりでも、鏡の中にある手元を見たりしているので、鏡がなくなったら、手順ができなかったりするからです。
鏡無しでも手順が勝手にできるくらいになると、一度動画に撮れる場合は撮影してみましょう。資料を見てそれと同じ動きしているつもりでも、動画で見ると、とんでもなく下手な動きなのに気づくと思います。私も動画で自分のマジック見ると、吐き気するくらい気持ち悪くなってしまうことが良くあります。
動画なので、資料と差のある動きを修正して、理想に近づけていきます。もし、動画が自由に撮れないという場合はここを省略します。
そして、トーク練習した後に、手順とトークを合わせてマジックできるようになったら、実際に人に見せます。
両親や兄弟、奥さんや彼氏彼女など比較的近い人に見てもらいます。身内は結構シビアなので、講評受けると結構凹むと思いますが、本番前に気持ち悪くなる演技が修正できると思えば安いものです。
あるいはマジックサークルなどに所属している場合は先輩や仲間、後輩などに練習中のマジックを見てもらいます。マジックやっている方も目が肥えているので、見えてはいけないものとか、不自然な動きあれば鋭くしてきしてくれます。目が肥えすぎているので、ちょっとやそっとの演技では冷たい反応しか返ってきません。というより普通の人に見せても良好な反応もらえるできでも、ふーん、といった寒い反応しか返ってきませんが、これに耐えれば、本番など何の問題もありません。
今回は動きについてのみ焦点あてましたので、トーク練習については無視しております。トーク練習については後日説明したいと思います。
2015年6月3日水曜日
クロースアップマジック習得の手順④(動きの把握)
ここまで読んでいただいた方は既にやりたいマジックを決定したことと思います。
ターゲットを決めたら後は練習するのみですが、そこの部分について述べていきます。
例えば、前回の記事やTV番組、マジックショップ動画などを見て、やりたいマジックを前田知洋演技のアンビシャスカードだとします。彼の演技そのものは書籍にはなっていませんが、前回掲載したカードマジック関係書籍を全て読めば、どうやっているか分かります。それにYoutubeなどでも見れたりしますので、やりたい流れをまず把握します。
ここでいくつか分岐点があります。
①動画を見てやり方、技法が分かる。
この場合、動画と同じ動きができるように練習します。やり方が分かることと自分が実際に同じ動きができることとは雲泥の差がありますので、同じ動きができるようになるまで練習します。通しのルーチンでできる方は通しで練習し、出来ない方は、ルーチンをパートに分けて、最後にできたパートを足し合わせて通しルーチンを練習するようにします。
当然のことながら、技法はあらかじめある程度マスターしておく必要があります。
②動画を見てやり方はわかるが、技法が良くわからない。
まず、動画のような現象ができる技法を片っ端から調べます。例に挙げたカードマジックの場合、カードカレッジが多彩な技法を掲載しているので便利です。大抵使っている技法が見つかると思います。そして、使われている技法をマスターし、①に戻って練習するということになります。
動画見る → どんな技法が使われているか目途をつける → 技法をマスター → パート練習 → 通し練習
③動画を見てやり方がまったく想像がつかない
世間一般の方は大体ここに分類される状態だと思います。この状態の方が有名マジシャンのネタをどうしても身に付けたい場合どうするか、というと
(a)プロマジシャンの方に前田氏のアンビシャスカードのやり方の教えを乞う:たぶんお金を出して教室とかレッスン受ければ、懇切丁寧に教えてくれると思います。ただ、ここまで熱意のある方は大抵①か②の方法でできてしまいます。
(b)2ちゃんねるでマジック評価スレやマジック番組スレを除き、どういうネタが使われているかをリサーチの上、元ネタをマジックショップで購入、あるいは使っている技法を確認し、書籍で調査。
やや書くのは憚れますが、2ちゃんねるの手品板では、これ見よがしにTVで演じられたネタの元ネタが何かを書く人がいます。そのネタは大抵DVDやギミックで売られているので、それを買います。また、アンビシャスカードのように普通のカードで演技されている場合、使っている技法も記載されたりしているので、リサーチの上、カードカレッジ等で確認します。
今回は動きの練習前の段階の、リサーチ方法の部分がメインの話となってしまいましたが、次回以降、実際の練習方法について書いてみたいと思います。
ターゲットを決めたら後は練習するのみですが、そこの部分について述べていきます。
例えば、前回の記事やTV番組、マジックショップ動画などを見て、やりたいマジックを前田知洋演技のアンビシャスカードだとします。彼の演技そのものは書籍にはなっていませんが、前回掲載したカードマジック関係書籍を全て読めば、どうやっているか分かります。それにYoutubeなどでも見れたりしますので、やりたい流れをまず把握します。
ここでいくつか分岐点があります。
①動画を見てやり方、技法が分かる。
この場合、動画と同じ動きができるように練習します。やり方が分かることと自分が実際に同じ動きができることとは雲泥の差がありますので、同じ動きができるようになるまで練習します。通しのルーチンでできる方は通しで練習し、出来ない方は、ルーチンをパートに分けて、最後にできたパートを足し合わせて通しルーチンを練習するようにします。
当然のことながら、技法はあらかじめある程度マスターしておく必要があります。
②動画を見てやり方はわかるが、技法が良くわからない。
まず、動画のような現象ができる技法を片っ端から調べます。例に挙げたカードマジックの場合、カードカレッジが多彩な技法を掲載しているので便利です。大抵使っている技法が見つかると思います。そして、使われている技法をマスターし、①に戻って練習するということになります。
動画見る → どんな技法が使われているか目途をつける → 技法をマスター → パート練習 → 通し練習
③動画を見てやり方がまったく想像がつかない
世間一般の方は大体ここに分類される状態だと思います。この状態の方が有名マジシャンのネタをどうしても身に付けたい場合どうするか、というと
(a)プロマジシャンの方に前田氏のアンビシャスカードのやり方の教えを乞う:たぶんお金を出して教室とかレッスン受ければ、懇切丁寧に教えてくれると思います。ただ、ここまで熱意のある方は大抵①か②の方法でできてしまいます。
(b)2ちゃんねるでマジック評価スレやマジック番組スレを除き、どういうネタが使われているかをリサーチの上、元ネタをマジックショップで購入、あるいは使っている技法を確認し、書籍で調査。
やや書くのは憚れますが、2ちゃんねるの手品板では、これ見よがしにTVで演じられたネタの元ネタが何かを書く人がいます。そのネタは大抵DVDやギミックで売られているので、それを買います。また、アンビシャスカードのように普通のカードで演技されている場合、使っている技法も記載されたりしているので、リサーチの上、カードカレッジ等で確認します。
今回は動きの練習前の段階の、リサーチ方法の部分がメインの話となってしまいましたが、次回以降、実際の練習方法について書いてみたいと思います。
2015年6月1日月曜日
クロースアップマジック習得の手順③(道具としてやりたいこと)
マジックの始め方(クロースアップ)①カードの道具編にも記載してありますが、だいたい、カード、コイン、輪ゴムその他、扱ってみたいと思う道具が決まっていると思います。
道具は決まっているけど、具体的なマジックとして、どれを演じたいか決まっていない場合には、色々な内容が掲載されている書籍やDVDから学んでみましょう。
例えばカードの場合、私の部屋にある書籍だけでも相当ありますが、初心者向け、と言われると考えてしまいます。
今でこそ多くの書籍を保有しておりますが、小さい頃にマジックを始めようとして近くの本屋さんにあった、トランプ手品(真次久著、高橋書店)というのを買って練習したのが始まりです。
正直、読んでやり方を理解できればなんでもいいのですが、今更初心者に戻れないので、複数のマジックが掲載され、比較的評判の良い物を紹介します。絶版のものが多いですが、中古で入手可能だったりします。
カードマジックについて
DVDで覚えるカードマジック:ヒロサカイ著、成美堂出版、2005
・絶版ですが、分かりやすく解説されており、初心者にも親切な内容となっているようです(すみません、持っていないので間接情報です)。
トランプ・マジック:松田道弘著、ちくま文庫、1989
・技法的な物を必要とせず、セリフや現象の背景にあるものを細かく描写しており、慣れていないとくどい本かもしれませんが、非常にためになり、初心者が覚えるマジックには良いと思います。
奇術入門シリーズ カードマジック:高木重朗著、東京堂出版、1987
・前半はやさしいカードマジックとして技法をほとんど用いないマジックで後半は本格的なカードマジックということで、名手たちの有名マジックが解説されています。
本当の初心者にはこれでも難しいかもしれませんが、マジックの選択眼が非常に良く、これ一冊マスターしていると、カードマジックのエキスパートと思われるくらいのレパートリーとなるでしょう。
今では前田知洋演技で有名となったトライアンフやダイヤのAとハートのAを用いたお金と愛情のカードマジックですが、ダイ・バーノンやDr.Daleyのラストトリックの原案が記載されております。
カードマジック入門事典:高木重朗・麦谷真里編、東京堂出版、1987
・事典なので、ひたすらアウトラインと多数の有名マジックが現象ごとに記載されています。一応最低限の絵とか解説があるので、慣れていれば演じることは可能です。上記に挙げた本で慣れてから読み進めた方が良いと思います。ただし、コントロールの章にある『カード奇術の見せ方』の内容は非常にクロースアップマジックを演じる上で直面する問題点への対処法記載されており、参考になるので、見ておいた方が良いです。
本書も絶版のようです。
ロベルト・ジョビーのカードカレッジ(1~4巻):Robbert Giobbi著、加藤友康訳(1、2巻)、壽里竜訳(3、4巻)、東京堂出版
・カードのあらゆる技法の詳細が記載されたまさに、大事典といった感じの本。よくこれだけの内容を執筆したな、という大作です。ここに掲載されている技法をマスターすれば十分というか、達人とみなされるでしょう。各技法の動きに疑問を感じたら、本書で確認する、という使い方が良いかもしれません。
比較的新しめの技法は掲載されておりませんが、そういうものは個々が必要に応じて購入してください。
あと、DVDでは難易度高くなってしまうのですが
Easy to Master Card Miracles(Vol.1~7)日本語字幕版、Michael Ammar、スクリプトマヌーヴァ
・元々L&L Publishingというところから9巻セットで発売された動画レクチャーです。Ammarの演技自体はほぼ原作に近いスタイルで行われていますので、比較的癖のないオーソドックスな演技が学べます。色々な角度からの解説が見れるので、勉強になります。スクリプトマヌーヴァにて日本語字幕を付けていますので、内容の理解も十分できます。ただし、英語わかる人が聞くと気づきますが、そのまま直訳していませんので、何となく英語で聞いたときのイメージと違う表現になっていることがあります。どういうわけか8巻と9巻は日本語字幕版がありません。たぶん後半の巻はマニアックなので、需要がないと判断したのでしょう。
DVDには本編で使われるマジックのギミックカードが付属しています。
コインについて
基礎からはじめるコインマジック:二川滋夫著、東京堂出版、2006
・かつて発売されていた『季刊ザ・マジック』に講座として連載されていた内容をまとめたものです。書籍のコインマジック本はあまりなく、さらに初心者にお勧めとなると、この本くらいしか思いつきません(もちろん、他にもコインマジックの入っている本は色々ありますが)。
中にはコインボックスやパースフレームを使った、著者の趣味が多分に反映された内容となっています。
DVD
David Stone Coin magic, David Stone, Stephane Jardonnet Productions
デビッド・ストーンによるコインマジック2巻組。フランス語話者デビッド・ストーンの英語吹き替え版です。基本的なコインマジックから上級者向けのコインマジックまでを解説されています。
$ドルShockショック、黒田文彦、マジックムーブメント
他にも日本人のコインDVDあるのですが、初心者から学べるものとして本DVDを挙げました。
タイトルは何だか良くわからないふざけた内容ですが、実際の中身は至ってまともで、基本的な技法の解説もあります。黒田氏は大変博識で、作品のクレジット等も色々言ってくれるので、中上級者の方にも参考になります。ただし、価格が高いので、必ず買いなさい、ということではないからあしからず。
クロースアップマジック全般について
即席マジック入門:松田道弘、ちくま文庫、1987
・元々は金沢文庫より1974年に『クロースアップ・マジック』として刊行されたものがリニューアルされたものですが、本書もまた絶版となっております。マジック関係の書籍は売れないためかすぐ絶版になりますので、書店にあるあいだに入手しておきましょう。
本書はコインマジックやそれ以外の比較的テクニックを必要とし、練習しないとまともに見せることのできないマジックを揃えています。そういう意味ではマジック的動きの練習にもってこいの内容です。スムーズにできるようになれば、一人前のマジシャンとして皆から認められうる内容だとおもいます。
当然DVDとかありませんので、文字と挿絵だけで学ぶことになれていないと辛いかもしれません。
即席マジック入門事典:麦谷真里編、東京堂出版、1997
・色々なシチュエーションごとにマジックを分け、解説した事典です。ポイント、デバック、バックアップと言った、普通のマジック本にはない、演技する上で、客から言われて困る内容への対処方法や準備する際のポイント等を解説した、事典とはいえ、実際にマジックを見せることを想定した良書です。
比較的難易度の低い物が多いですが、準備面倒なものもあります。やれそうな内容から選んで練習すればいいと思います。
ただし、麦谷氏の書籍は入門という名前でも大抵難しく、中上級以上向けと考えていた方が良いです。
前田知洋の女性のためのマジックレッスン:前田知洋、角矢辛繁著、東京堂出版、2014
女性のための、 ということで、今までのマジック本のような手の絵とややこしい技法の解説に終始した本とは一線を画す書籍です。おしゃれな道具仕立てで、写真を見ているだけで楽しくなる内容です。マジック初めての人にも演じられる内容を選択されています。女性のための、とはなっていますが、男性でも何の問題もなく演技できます。
DVD
クロースアップマジック全般を取り扱ったものというのは難しいですが、
Incredible Magic at the Bar(Vol.1~6),Michael Maxwell,A-1 Magicalmedia
パッケージのカクテルグラス持った姿は何となく恰好良さそうに見えますが、実際の動画にでてくるMichael Maxwellは妙に陽気な、太ったおじさんですので、結構ギャップがあります。
元々はバーマジックのDVDですので、バーカウンターでの演技が主ですが、バーベットとかのゲームみたいなものも含まれています。6巻セットで、ネタは大量に紹介されていますが、中にはどうしようもないネタも入っています。ただ、玉石混合で色々な演技が見られますので、この中から1つや2つやってみたいと思う内容を見つけるのには良いかもしれません。
とても紹介しきれませんが、初心者が見てやってみたい、と思うのに参考になるのではないか、と思われる物を挙げてみました。ただし、これを買え、ということではないので、あくまで自己責任で購入するかどうかは決めて下さい。もちろん人とは違うマジックをするんだ、という方は是非自分でネタ探してきてマスターしていただいて結構です。
道具は決まっているけど、具体的なマジックとして、どれを演じたいか決まっていない場合には、色々な内容が掲載されている書籍やDVDから学んでみましょう。
例えばカードの場合、私の部屋にある書籍だけでも相当ありますが、初心者向け、と言われると考えてしまいます。
今でこそ多くの書籍を保有しておりますが、小さい頃にマジックを始めようとして近くの本屋さんにあった、トランプ手品(真次久著、高橋書店)というのを買って練習したのが始まりです。
正直、読んでやり方を理解できればなんでもいいのですが、今更初心者に戻れないので、複数のマジックが掲載され、比較的評判の良い物を紹介します。絶版のものが多いですが、中古で入手可能だったりします。
カードマジックについて
DVDで覚えるカードマジック:ヒロサカイ著、成美堂出版、2005
・絶版ですが、分かりやすく解説されており、初心者にも親切な内容となっているようです(すみません、持っていないので間接情報です)。
トランプ・マジック:松田道弘著、ちくま文庫、1989
・技法的な物を必要とせず、セリフや現象の背景にあるものを細かく描写しており、慣れていないとくどい本かもしれませんが、非常にためになり、初心者が覚えるマジックには良いと思います。
奇術入門シリーズ カードマジック:高木重朗著、東京堂出版、1987
・前半はやさしいカードマジックとして技法をほとんど用いないマジックで後半は本格的なカードマジックということで、名手たちの有名マジックが解説されています。
本当の初心者にはこれでも難しいかもしれませんが、マジックの選択眼が非常に良く、これ一冊マスターしていると、カードマジックのエキスパートと思われるくらいのレパートリーとなるでしょう。
今では前田知洋演技で有名となったトライアンフやダイヤのAとハートのAを用いたお金と愛情のカードマジックですが、ダイ・バーノンやDr.Daleyのラストトリックの原案が記載されております。
カードマジック入門事典:高木重朗・麦谷真里編、東京堂出版、1987
・事典なので、ひたすらアウトラインと多数の有名マジックが現象ごとに記載されています。一応最低限の絵とか解説があるので、慣れていれば演じることは可能です。上記に挙げた本で慣れてから読み進めた方が良いと思います。ただし、コントロールの章にある『カード奇術の見せ方』の内容は非常にクロースアップマジックを演じる上で直面する問題点への対処法記載されており、参考になるので、見ておいた方が良いです。
本書も絶版のようです。
ロベルト・ジョビーのカードカレッジ(1~4巻):Robbert Giobbi著、加藤友康訳(1、2巻)、壽里竜訳(3、4巻)、東京堂出版
・カードのあらゆる技法の詳細が記載されたまさに、大事典といった感じの本。よくこれだけの内容を執筆したな、という大作です。ここに掲載されている技法をマスターすれば十分というか、達人とみなされるでしょう。各技法の動きに疑問を感じたら、本書で確認する、という使い方が良いかもしれません。
比較的新しめの技法は掲載されておりませんが、そういうものは個々が必要に応じて購入してください。
あと、DVDでは難易度高くなってしまうのですが
Easy to Master Card Miracles(Vol.1~7)日本語字幕版、Michael Ammar、スクリプトマヌーヴァ
・元々L&L Publishingというところから9巻セットで発売された動画レクチャーです。Ammarの演技自体はほぼ原作に近いスタイルで行われていますので、比較的癖のないオーソドックスな演技が学べます。色々な角度からの解説が見れるので、勉強になります。スクリプトマヌーヴァにて日本語字幕を付けていますので、内容の理解も十分できます。ただし、英語わかる人が聞くと気づきますが、そのまま直訳していませんので、何となく英語で聞いたときのイメージと違う表現になっていることがあります。どういうわけか8巻と9巻は日本語字幕版がありません。たぶん後半の巻はマニアックなので、需要がないと判断したのでしょう。
DVDには本編で使われるマジックのギミックカードが付属しています。
コインについて
基礎からはじめるコインマジック:二川滋夫著、東京堂出版、2006
・かつて発売されていた『季刊ザ・マジック』に講座として連載されていた内容をまとめたものです。書籍のコインマジック本はあまりなく、さらに初心者にお勧めとなると、この本くらいしか思いつきません(もちろん、他にもコインマジックの入っている本は色々ありますが)。
中にはコインボックスやパースフレームを使った、著者の趣味が多分に反映された内容となっています。
DVD
David Stone Coin magic, David Stone, Stephane Jardonnet Productions
デビッド・ストーンによるコインマジック2巻組。フランス語話者デビッド・ストーンの英語吹き替え版です。基本的なコインマジックから上級者向けのコインマジックまでを解説されています。
$ドルShockショック、黒田文彦、マジックムーブメント
他にも日本人のコインDVDあるのですが、初心者から学べるものとして本DVDを挙げました。
タイトルは何だか良くわからないふざけた内容ですが、実際の中身は至ってまともで、基本的な技法の解説もあります。黒田氏は大変博識で、作品のクレジット等も色々言ってくれるので、中上級者の方にも参考になります。ただし、価格が高いので、必ず買いなさい、ということではないからあしからず。
クロースアップマジック全般について
即席マジック入門:松田道弘、ちくま文庫、1987
・元々は金沢文庫より1974年に『クロースアップ・マジック』として刊行されたものがリニューアルされたものですが、本書もまた絶版となっております。マジック関係の書籍は売れないためかすぐ絶版になりますので、書店にあるあいだに入手しておきましょう。
本書はコインマジックやそれ以外の比較的テクニックを必要とし、練習しないとまともに見せることのできないマジックを揃えています。そういう意味ではマジック的動きの練習にもってこいの内容です。スムーズにできるようになれば、一人前のマジシャンとして皆から認められうる内容だとおもいます。
当然DVDとかありませんので、文字と挿絵だけで学ぶことになれていないと辛いかもしれません。
即席マジック入門事典:麦谷真里編、東京堂出版、1997
・色々なシチュエーションごとにマジックを分け、解説した事典です。ポイント、デバック、バックアップと言った、普通のマジック本にはない、演技する上で、客から言われて困る内容への対処方法や準備する際のポイント等を解説した、事典とはいえ、実際にマジックを見せることを想定した良書です。
比較的難易度の低い物が多いですが、準備面倒なものもあります。やれそうな内容から選んで練習すればいいと思います。
ただし、麦谷氏の書籍は入門という名前でも大抵難しく、中上級以上向けと考えていた方が良いです。
前田知洋の女性のためのマジックレッスン:前田知洋、角矢辛繁著、東京堂出版、2014
女性のための、 ということで、今までのマジック本のような手の絵とややこしい技法の解説に終始した本とは一線を画す書籍です。おしゃれな道具仕立てで、写真を見ているだけで楽しくなる内容です。マジック初めての人にも演じられる内容を選択されています。女性のための、とはなっていますが、男性でも何の問題もなく演技できます。
DVD
クロースアップマジック全般を取り扱ったものというのは難しいですが、
Incredible Magic at the Bar(Vol.1~6),Michael Maxwell,A-1 Magicalmedia
パッケージのカクテルグラス持った姿は何となく恰好良さそうに見えますが、実際の動画にでてくるMichael Maxwellは妙に陽気な、太ったおじさんですので、結構ギャップがあります。
元々はバーマジックのDVDですので、バーカウンターでの演技が主ですが、バーベットとかのゲームみたいなものも含まれています。6巻セットで、ネタは大量に紹介されていますが、中にはどうしようもないネタも入っています。ただ、玉石混合で色々な演技が見られますので、この中から1つや2つやってみたいと思う内容を見つけるのには良いかもしれません。
とても紹介しきれませんが、初心者が見てやってみたい、と思うのに参考になるのではないか、と思われる物を挙げてみました。ただし、これを買え、ということではないので、あくまで自己責任で購入するかどうかは決めて下さい。もちろん人とは違うマジックをするんだ、という方は是非自分でネタ探してきてマスターしていただいて結構です。
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