マジックを勉強するうえで、生でマジックを見ることも非常に勉強になります。しかし、意外とマジックをやっている人は人のやるマジックなんて大して興味ないよ、とお金を出してまで見に行かなかったりします。
ということで、5月24日(日)にカードシャークにてふじいあきらマジックショーがあるとのことで、事前に費用を銀行振り込みしてきて、見に行きました。
20名の定員で19名とほぼ満員状態でした。お客さんのほぼ全員が男女カップルでのご来場のようでしたが、私の場合は非常識なのか、一人で浮いていたようですが、そんなことを気にしていてはいけません。
ショーは前半・後半の2部構成ということで、内容を備忘録かねて記録しておきます。演目は覚えているのですが、順番やや間違いある場合もありますが、ご了承ください。
(前半):スポンジボールのルーチンで、最後は小さなスポンジが大量に出るノーマルのルーチン。何となくチ○○の怪しげなものが出ると予想していましたが外れて一安心です。
次はミッキーマウスの印刷してある鏡を使ったパドル風マジック。最後はミッキーマウスが3次元化します。
ここで、ふじい師は『メンタリズムって流行りましたね。私も全員の心は読めませんが大体の人の考えていることはイメージできます』と意味深な発言で興味を引きます。『いつカードが口から出てくるのかな、と思っていますね』という導入でトランプマジックに入ります。
『マジシャンは器用だと思ってますよね』とファンカードやリボンスプレッドを行い、ワンハンドシャッフルして、またしばらくシャッフルすると、カードがAからKまで揃ってしまうというマジックします。その後に口からお約束のトランプ出しながら、カードを2枚選ばせます。一人目のトランプ当てた後は二人目のトランプがカードケースの下から出てきます。
『コインマジックも得意なんですよ。昔は良くやってたんですけど最近はあまりやらなくなりました。何故なら、地味なんです。』と言いながらコインパスを取り出し、チンカチンク、コインマトリックス、3フライからコインが大きくなったり(ジャンボコイン)小さくなったり
レギュラーコイン)します。
前半最後はチョップカップからレモンが2個出てきて締めます。
(後半):ストローを用いてリンキングシガレットと同じ現象を行います。
最近発売された3シェルゲームの生演技。最後はショットグラスの下に玉がいつの間にか移動しています。
お客さんに好きなカード言ってくださいと尋ねると『ありません』と答えられてしまいます。ここでふじい師は動揺することもなく『そうですよね、普通の人は好きなトランプとかないですよね。』という感じで話をつなぎ、自由にカードを言ってもらうとダイヤの9とのことに。デックを広げますがダイヤの9だけは見つかりません。しかし、大阪のお客さんは一味違います。『こいつの言ったダイヤのキューというのはQのことやで!』。さすがにふじい師もその切り返しは予想していなかったようですが、自由なカード言った本人が9です、といったので、無事カードケースからダイヤの9が出てきて成功です。
そしてダイヤの9でアンビシャスカード風に上にカード上がってきますが、もっとビジュアルに上げます、ということで、デックから1枚カードを突き出した状態で徐々に上に上がっていくのが見えます。さらに表向けにしても同じことをやります。
次はちょっと練習中のマジックなんですが、といって3枚のカード(A、2、3)を用いて3カードモンテ。見事にAの場所を当てられないのですが、本人曰く、最後のオチがどうしようか、ということで試行錯誤中らしいです。
エッグバックで卵と柿が入れ替わり、最後はショットグラスから飲み物が出てきます。意外性に皆さん驚いていました。
最後はルービックキューブのマジック(コラボキューブ)。生で初めて見ましたが、最後揃えるところはさすがに本家だけに素早かったです。
といった感じでマジックショー終了しました。
最後は自由時間でふじい師と写真撮影やサインもらえるということで、他の方はお店でバイシクルのカード買ってサインもらったりしていましたが、私は持参のテンヨーから出てたスーパーコインマジックにサインもらってしまうというマニアぶりを発揮してしまいます。
まとめますと、
①有名な方のマジック見に行くときには異性の方を誘っていきましょう。
②多少想像のつかない突っ込みがあっても切り返す会話力をつけるか、会話力ない場合には想定問答集を作って対応策練っておくべきだな、と思いました。
③ふじい師はやはりとんでもないテクニックを駆使していることが目の前で見て分かりました。
④カードマジック以外のクロースアップもいっぱい見られて楽しめました。
⑤やはり自分らしさを出してマジックすることが大切なんだな、と感じました。人まねではない、何か独自性を出すよう頑張っていきたいと思います。
⑥ただし、バーの端の方からは人が動いたり、手を立てたりしてものすごい見にくかったので、あんまりテーブルを使わないマジックにしないといけないのだな、と感じました。そういう意味では比較的テーブルに置く動作少な目だったので、見やすかったと思います。
ということで、皆さんも是非生でマジック見に行って、色々なことを感じたり学んだり、憧れたりしましょう。
想定問答なんかはまさに実地経験で充実していくものですよね。個性にあった返しは本などでは身につかないですし結局は経験なんだな、と思いました。
返信削除Unknown様
返信削除コメントありがとうございます。
実際、プロに限らず、私のようなアマでも色々と想定外の事態が起こっています。いくら理論書やブログを読み漁ったところで、実際に体験してみないと身につかないところが多いのは確かです。
そうやって反省を生かして手順やギミックを工夫していった演目達がそのうち自分の個性に合った物になってくるんでしょうね。