この更新頻度低いブログにも関わらず、一定数ご覧いただいている方がおられるようで、ありがとうございます。
引き続き人の記事に勝手にコラボ第三段をやっと公開します。
⑪毎回同じネタでも構わない?
ピンで活動されている方ならそんなにネタは気にしなくても良いですが、元記事にある通り、サークルで活動している場合は、他の方とのネタ被りを調整する必要があります。
それを考慮すると、同じネタの方があまり考えなくてもネタ被りしなくていいと思います。特にサロン・ステージで活動されている方はそこまでネタを多く用意できないので、同じネタで良いと思います。
私の場合も最初の頃は違うネタを試していましたが、最近は客の反応とか反省を生かし、ほぼ固定ルーチンで、時間により演目を端折って調整するスタイルとなっています。
ただし、同じネタとはいえ、若干客層によりトークに変更は行っています。
大人向けには理解される内容でも、社会経験が少ない子供たちには理解されないストーリーとかもありますので、この辺は経験して、取捨選択していってください。
⑫音楽は流せるの?無言でも喋りネタでも大丈夫?
音楽は普通は流せます。CDラジカセ等の再生設備は依頼主側で準備お願いしています。無い場合は簡易の再生設備とポータブルスピーカーで演じる場合もあります。
30分とかの依頼で音楽に合わせた演技とかは大変すぎるので、途中でしゃべりネタを入れたりします。
音楽なしで無言の演技というのは個人的には行ったことありませんが、パントマイム的要素を取り入れれば可能かもしれません。表現力が無ければ無言で演技するのはお勧めしません。
なお、最初に音楽は流せる、と記載していますが、厳密に言えば、JASRAC使用許諾関係の確認が必要となります。
JASRAC『音楽を使う方(演劇、漫才など)』に使用料規定(演劇、漫才、奇術、演芸その他の芸能の催し物における演奏)というpdfデータがあるので、そこを読んでください。
それでは無責任なので、筆者が大まかに示すと、【内容は2016年12月9日現在確認時点のもの】
・公演時間1時間以上2時間までの場合で、定員200名まで、入場料無料の場合、公演1回当たり1200円
・利用時間が5分までの場合、定員200名までで、入場料無料の場合100円
となっています。
JASRACへの使用許諾手続きは
①申込書類を作成
②申込書類の提出(開催日の5日前)
③JASRACよりの許諾書と請求書送付
④支払い
となります。
結構知り合いアマチュアマジシャンは平気で市販曲を使っていますが、JASRAC使用許諾手続きしている人は、コンテスト等に出る以外のボランティアでマジックする時には見たことがありません。
筆者の場合、順法精神に一応のっとり、フリー音源の使用許諾不要の物を編集して利用させていただいております。
法律が気になる方はJASRAC使用許諾取るか、筆者のようにJASRAC管理外の使用許諾フリーの音源を使っておくと無難です。ホテル等では原板以外のJASRAC使用許諾無い場合、音楽を流してもらえない場合もあるようです。
⑬火を使う演技をしても平気?
知り合いで火を使う演技をする人もいます。
実際には各市町村の消防許可が必要となります。これは消防条例が各市町村ごとに異なるので、様式等は演技実施するところで許可申請する必要があります。
例として
大阪市の火災予防条例HPのように各種申請用紙ダウンロードできますので、各消防署へ確認の上、必要届出してください。
これは個々に確認してみてください。おそらく、どの届が必要か教えてくれますので、 指定の様式に従い、記載してください。
届け出と消火器等の設備が必要になります。
大きなステージとかでマジックのイベントを行う場合には消防へ届け出して、消火器等は主催者が用意したりするのが普通のようです。
しかし、上記ではあくまで条例上の建前で話していますが、こちらもボランティアでマジックする際には消防許可とか出しているようには思えません。
筆者の場合、火災のリスクありますので、ボランティアでマジックをするときに火は使わないようしています。
⑭衣装はスーツや燕尾服の方が良いの?
これも色々ですが、所属サークルではスーツ、燕尾服、その他の専用衣装の方が多いです。理由は色々仕込みやすいというのと、雰囲気でマジシャンと思ってもらいやすいという点にあります。
もちろん私服でされる方もおられます。季節によってはコスプレになったりとかもありますので、観客に合わせた衣装で問題ないと思います。
ただ、スーツとかだとあまり考えなくてもそれなりの正装になるため、観客に不快感を与えるという心配はないのでお勧めです。
色合いは派手な黄色や赤い衣装もいいのですが、使っているマジック道具と似たような色になると演技が見えにくいため、黒っぽい地味な衣装の方が無難かな、と思います。
派手な衣装を使う場合は、使う道具も工夫して、衣装の補色になるような物を選ばないと、何の演技しているかカメレオンのように同化してわからないということになりかねません。
以上、建前的なことも踏まえてコメントしておりますが、法律関係も絡んでくる内容ですので、今後マジックされる方にはこういった関係の規定も知った上で、適切に対処いただくのを望んでおります。
(どちらかというと、maskedamaのような考えで行動している方がアマチュアマジック界では異端なのかもしれませんが)。