2016年12月9日金曜日

大人数にマジックを見せる⑥‐3(気楽に練習・披露ができないこと)

この更新頻度低いブログにも関わらず、一定数ご覧いただいている方がおられるようで、ありがとうございます。

引き続き人の記事に勝手にコラボ第三段をやっと公開します。

⑪毎回同じネタでも構わない?
ピンで活動されている方ならそんなにネタは気にしなくても良いですが、元記事にある通り、サークルで活動している場合は、他の方とのネタ被りを調整する必要があります。
それを考慮すると、同じネタの方があまり考えなくてもネタ被りしなくていいと思います。特にサロン・ステージで活動されている方はそこまでネタを多く用意できないので、同じネタで良いと思います。
私の場合も最初の頃は違うネタを試していましたが、最近は客の反応とか反省を生かし、ほぼ固定ルーチンで、時間により演目を端折って調整するスタイルとなっています。
ただし、同じネタとはいえ、若干客層によりトークに変更は行っています。
大人向けには理解される内容でも、社会経験が少ない子供たちには理解されないストーリーとかもありますので、この辺は経験して、取捨選択していってください。

⑫音楽は流せるの?無言でも喋りネタでも大丈夫?
音楽は普通は流せます。CDラジカセ等の再生設備は依頼主側で準備お願いしています。無い場合は簡易の再生設備とポータブルスピーカーで演じる場合もあります。 
30分とかの依頼で音楽に合わせた演技とかは大変すぎるので、途中でしゃべりネタを入れたりします。
音楽なしで無言の演技というのは個人的には行ったことありませんが、パントマイム的要素を取り入れれば可能かもしれません。表現力が無ければ無言で演技するのはお勧めしません。

なお、最初に音楽は流せる、と記載していますが、厳密に言えば、JASRAC使用許諾関係の確認が必要となります。
JASRAC『音楽を使う方(演劇、漫才など)』に使用料規定(演劇、漫才、奇術、演芸その他の芸能の催し物における演奏)というpdfデータがあるので、そこを読んでください。
それでは無責任なので、筆者が大まかに示すと、【内容は2016年12月9日現在確認時点のもの】
 ・公演時間1時間以上2時間までの場合で、定員200名まで、入場料無料の場合、公演1回当たり1200円
・利用時間が5分までの場合、定員200名までで、入場料無料の場合100円
となっています。

JASRACへの使用許諾手続きは
①申込書類を作成
②申込書類の提出(開催日の5日前)
③JASRACよりの許諾書と請求書送付
④支払い
となります。

結構知り合いアマチュアマジシャンは平気で市販曲を使っていますが、JASRAC使用許諾手続きしている人は、コンテスト等に出る以外のボランティアでマジックする時には見たことがありません。
筆者の場合、順法精神に一応のっとり、フリー音源の使用許諾不要の物を編集して利用させていただいております。
法律が気になる方はJASRAC使用許諾取るか、筆者のようにJASRAC管理外の使用許諾フリーの音源を使っておくと無難です。ホテル等では原板以外のJASRAC使用許諾無い場合、音楽を流してもらえない場合もあるようです。

⑬火を使う演技をしても平気?
知り合いで火を使う演技をする人もいます。
実際には各市町村の消防許可が必要となります。これは消防条例が各市町村ごとに異なるので、様式等は演技実施するところで許可申請する必要があります。
例として
大阪市の火災予防条例HPのように各種申請用紙ダウンロードできますので、各消防署へ確認の上、必要届出してください。
これは個々に確認してみてください。おそらく、どの届が必要か教えてくれますので、 指定の様式に従い、記載してください。
届け出と消火器等の設備が必要になります。

 大きなステージとかでマジックのイベントを行う場合には消防へ届け出して、消火器等は主催者が用意したりするのが普通のようです。
しかし、上記ではあくまで条例上の建前で話していますが、こちらもボランティアでマジックする際には消防許可とか出しているようには思えません。
筆者の場合、火災のリスクありますので、ボランティアでマジックをするときに火は使わないようしています。

⑭衣装はスーツや燕尾服の方が良いの?
これも色々ですが、所属サークルではスーツ、燕尾服、その他の専用衣装の方が多いです。理由は色々仕込みやすいというのと、雰囲気でマジシャンと思ってもらいやすいという点にあります。
もちろん私服でされる方もおられます。季節によってはコスプレになったりとかもありますので、観客に合わせた衣装で問題ないと思います。
ただ、スーツとかだとあまり考えなくてもそれなりの正装になるため、観客に不快感を与えるという心配はないのでお勧めです。
色合いは派手な黄色や赤い衣装もいいのですが、使っているマジック道具と似たような色になると演技が見えにくいため、黒っぽい地味な衣装の方が無難かな、と思います。
派手な衣装を使う場合は、使う道具も工夫して、衣装の補色になるような物を選ばないと、何の演技しているかカメレオンのように同化してわからないということになりかねません。


以上、建前的なことも踏まえてコメントしておりますが、法律関係も絡んでくる内容ですので、今後マジックされる方にはこういった関係の規定も知った上で、適切に対処いただくのを望んでおります。
(どちらかというと、maskedamaのような考えで行動している方がアマチュアマジック界では異端なのかもしれませんが)。

2016年10月20日木曜日

大人数にマジックを見せる⑥‐2(気楽に練習・披露ができないこと)

前回からの続きを『マジックでボランティア活動をするには』
参考:http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n374996

のサイト様からお借りする勝手にコラボ企画としてお届けします。
maskedama所属サークルの例を継ぎ足せば、各サークルの実態が分かっていいと思いますので、比較しながら読んでみてください。

⑥何分ぐらい演技するの?(追記)
演技時間は10分から15分、20分、25分、30分と5分単位くらいで時間調整できるようにしておくと良いです。当然長時間のマジックになると、お客様と話しながら行うようなマジックで時間を延ばすことになりますが、あんまり長時間一人で行うと、どんな上手い人でも観客に飽きが出てきます。

⑦失敗したら他のメンバーの迷惑にならない?
たいていの場合は迷惑になりませんが、ショーのオープニングで失敗するのだけは避けましょう。最初から失敗してしまうと、結構グダグダのどうしようもないショーになる可能性大なので、オープニングマジックは失敗しにくい、自信のある演目にしましょう。
途中で失敗しても、観客からしたらわざとなのかどうか区別がつきませんので、そこで色々笑いを取ったりすれば、より楽しいショーに仕上がったりします。

⑧現場(公演場所)までの移動手段は?
自動車の人と電車とバス等公共交通機関利用の人が混在しています。 割と都市部だと公共交通機関も存在するので、そこまで不便はないですが、たまに駅から遠い場合はお願いして迎えに来ていただいたりする場合もあります。(デイサービスとかでは送迎用の車両を持っていることが多いため、お願いすると結構な割合で最寄り駅まで迎えに来てくれます)。無理な場合はタクシーで移動となりますが、めったにタクシーまで使うことはありません。

⑨荷物(マジック道具)は多く持っていっても大丈夫?
持っていけるのなら多く持って行っても大丈夫です。自動車移動の方は結構あれこれ荷物多いようですが、公共交通機関移動組は体力的にしんどいので、キャリーバック1個程度に納まるくらいの道具でマジックを行っています。なので、マジックネタ購入時にはバックに入るサイズ、コンパクトになるかどうかも重要なポイントとなります。
自動車移動なら別にイリュージョン道具を持って行っても構わないでしょう(アシスタントいないとできませんが)。


⑩得意なネタをどんどん披露して良いの? 
もちろん得意なネタ、良く練習したネタを披露してください。得意でないネタや新ネタは、得意ネタの合間に実験的に入れるようにして経験値を上げて行ってください。
当然複数で出演する場合はネタ調整しないと、同じような演目になってしまいます。
とあるイベントでは私の前に他のマジックサークルによるショーが行われることが下見の時に判明し、他サークルの演目を事前に教えてもらえるようお願いしたことがありました。屋外イベントだったため、ものすごいネタ被りしていて、制約あって大変な思いをしました。なので、イベント出演時、他にマジシャンの出演あるかどうかを確認しておいた方が良いです。(普通の方はマジックショーが同じイベントに2回存在することの大変さを全く気付いていません) 

得意ネタを披露しても、客層によって反応異なることありますので、その辺りは客層を考慮して、自分のやりたいネタではなく、客の理解出来るネタにする必要があります。

※お年寄りにカード当てとかで覚えさせるのは止めておいてください。 覚えるのが大変です
※音が出たり、血が出たりとか手に蜘蛛がくっつくようなギークマジックはたとえ自分が好きでも、あんまりお客さんに対して望ましくないので止めておいた方が無難です。
※得意なネタとは言っても、手順構成を考えずに適当に道具を持って行って適当にマジック演じてしまっては、ショー全体としての印象が弱くなります。ちゃんと起承転結、序破急考えてやりましょう。 驚き+驚き+驚き+驚き では単調になるので、コメディー系の息抜きも入れた方がショーが盛り上がります。
※全員が受けるマジックショーというのはとても難しいですので、反応が多少悪くても、演技中は気にせずマジック続けてください。終わった後に反省して今後の演目構成どうするか悩んでみましょう。

また次回に続きます。 

2016年9月29日木曜日

大人数にマジックを見せる⑥‐1(気楽に練習・披露ができないこと)

大人数に見せるようなサロン・ステージ系マジックを練習するのは、⑤で示したような全身見られて練習するような機会を持ちにくいということを上げました。要するに、練習してそれをフィードバックするための場が持ちにくいのがアマチュアマジシャンの実態です。
さらに、困難なのは、こういったサロン・ステージ系マジックを見せる場が少ないことです。もちろん、マジックしていて、マジック見せて、という人は出てきますが、いつも同じ人にマジックを見せるとなると、クロースアップマジックなら、カードマジックとかであれば、いくらでも新ネタ披露できますが(とはいっても限度はありますが・・・)、サロン・ステージ系マジックの場合、特に音楽に合わせたような内容は簡単には作り上げることが出来ません。(これは別にステージ系マジックがクロースアップマジックより上、と言っているのではなく、クロースアップマジック自体が即席性を重視したエンタテイメントであるためです)。

よって、サロン・ステージ系アマチュアマジシャンとしてやっていくには、違う人から次々と依頼を受けないと、同じ演目を見せられないため、上達できないのですが、違う人からそんなに次々依頼を受ける環境にありません。
その点、プロマジシャンは違うクライアントから大量のオファーを受けるため、同じネタの練度を高めることができ、クオリティーが良くなり、さらに追加依頼を受ける、という好循環が起こります。

なので、アマチュアマジシャンがステージ・サロン系マジックを披露する場がないという点を解決する必要があります。
これは
①どこかのステージ・サロン系マジックに所属して、依頼を受けた先でマジックを披露させてもらう
②自分で営業してマジックショーの出演依頼をもらう
ということが必要になります。

①については、同様のことを考えて、実行に移した人がいて、 
『マジックでボランティア活動をするには』
参考:http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n374996
というYahoo知恵袋のノートを記載されています。執筆者は名古屋の方のようで、おそらく、名古屋のあのサークルではないか、という目星はついておりますが、結構同意できる点が多いし、役に立つ記事だと思います。
こちらのノートの作者のサークルについての部分はマジックサークル選択する際にも役に立つと思うため、急きょ予定を変更して、私の所属サークルの場合も真似して書いてみることにします(人のふんどしで相撲を取る記事です)。

サークルの入会費・継続費は必要?
これもサークルそれぞれのようです。マジック教室やレクチャーするサークルでは月謝必要ですが、私の所属サークルでは会費ゼロで、集会の会場費用を参加人数割で徴収しています。会費制にすると金管理が面倒なため、いつもニコニコ現金払いで、宵越しの金はサークルとしては持っていません。

サークルにはどんな人がいるの?
これもクロースアップ系メインか、サロン系メインかで人口分布が相当変わります。サロン系メインだと、ほぼ定年退職後の方メインのようになります。クロースアップ系メインのサークルは存在しているのでしょうが、そんな大規模では無いようです。比較的年齢層が若く、学生さんも多数いたりします。
ちなみに私の所は20代~50代サラリーマン、自営業の方、定年退職された方と年齢層は広めですが、学生さんはめったに来ません。

マジックは沢山出来ないと駄目?
もちろんたくさん出来るに越したことはありませんが、トークが得意人なら喋りだけでも十分ですし、タレント級のルックスに自信のある方なら、マジックせずに、もはや最後に決めポーズ決めるだけでも受けます。
そうでない方はある程度マジックも練習された方が良いでしょう。
サロン系マジックの依頼を受けた場合なら5~10分(1~3ネタ位かな?)くらいこなしてもらえれば、他の人が穴埋めしてくれます。

お金は貰えるの?
これも調べると、ボランティアと言っても交通費は別途、とか、交通費も自腹で行く、とか色々定義があるようですが、交通費辺りまで支給いただく分にはボランティアの許容範囲のようです。
所属サークルでは交通費は必要と明言してあるので、もらう費用は行き先の距離にほぼ比例します(プラスαある場合もまれに存在しますが)。一応300円から15000円くらいまではもらったことがあります。他の人ではもっともらったことのある方もおられるようです。お茶、お菓子は結構いただくことが多いですし、お土産をいただいてしまうことも割とあります。

どんな所で披露しているの?
これも知恵袋の作者のサークルと同様です。所属サークル実績を書きますと、
保育園⇒ありました。
小学生低学年~高学年が集まる子供会(小さな公民館や広い体育館だったりします)⇒ありました。
婦人会⇒ありました。
デイサービス(老人ホーム)⇒ありました。
中古車ショップでのイベント⇒ありました。
イオン(大型スーパー)のイベント等⇒イオンではありませんがありました。
これ以外に、学祭、企業イベント、結婚式(もちろん全然無関係の方のです)といった依頼がありました。
一番多いのはデイサービス等の高齢者向けイベントでした。 


何分ぐらい演技するの?
もちろん依頼者により異なりますが、所属サークルでは15分から、マジックレクチャー込で2時間といったものまでありました。
多いのは30分までのものですが、1人当たり15~30分くらいの演技で行っています。30分くらいだと1人か2人か出演者の都合と必要交通費考慮して決めています。
慣れないうちは5分くらいで体験してもらうような形をとっています。


何か脱線部分が想像以上に長くなったので、さらに次回以降に続けます。


2016年9月28日水曜日

大人数にマジックを見せる⑤(全身を見られるということの練習が難しいこと)

クロースアップマジックでは、どちらかというと、見破ってやろう感満載の、目と鼻の先で奇跡を起こすので、結構技術面が上手くないと、マジックになりません。そういう意味では非常に厳しい環境にあります。
しかし、どちらかというと、手先の器用さ、ミスディレクションのタイミング的なもの、トークしながらの動きをマスターしてしまえば、多少挙動不審な動きをしていても、皆が手先に集中しているため、あまり問題になりません。

サロン系マジックとか大人数の前でマジックを行う場合、マニピュレーション系のバリバリ技術力が必要な演目以外では、どちらかというと、技術的難しさは低いです。その代り、大人数に見せる場合に、観客に指示したいことや、見てもらいたい現象を身体だけで表現することは非常に困難です。もちろん、市販のDVDを真似て練習すれば、不思議と思われる現象を再現することはできますが、それだけで素晴らしいマジックになるかというと、なりません。
対象となるものを指し示し、今から現象が起こるよ、というところで体を止め、体の体重移動をするときも、滑らかに動いているように見せながら、なおかつ、ちょっとオーバー目にアクションを止めてから注目を集め、現象を起こす、ということをしないといけません。これを適当に現象だけ素早い動きをしてしまうと、観客からは早すぎて何が起こったか現象を消化しきるまえに終わってしまうことになりかねません。

こういった全身の動きを一人でマスターすることは非常に難しいです。 なので、全身を見てもらって練習するには
①他のマジシャンに見てもらって練習する
②全身鏡のあるダンススタジオ等で練習する
③動画に撮影して自分で反省しながら練習する
という方法を取る必要があります。

言うのは簡単ですが、実際に①~③の環境を用意して練習することは困難を伴いますので、サロン・ステージ系マジックを行う人がクロースアップ系マジシャンに比べて、アマチュアの分野では少ない理由となっています。

2016年9月27日火曜日

大人数にマジックを見せる難しさ④(持っていくのが大変なこと)

あなたはマジックの道具を購入するときどうしているでしょうか? 実店舗の実演を観てから購入しているでしょうか、それとも、ネットショップで演技動画を観て購入しているでしょうか。ステージ系マジックの場合、ショップで実演するには距離が足りなかったり、消耗品を使ったりするため、してもらえないことがほとんどです。よって、ネットショップで動画だけ見て購入すると、色々問題が出てきます。角度的制約が大きく、自分が演技する場所では使えない、とか、準備が大変すぎて使えないとか出てきます。

あと、実際に人前でマジックする経験のない方には分からないでしょうが、道具のサイズは
①家から現地への移動
②現地の控室から演技場所への移動
③保管スペースの確保
④練習する際のサイズ感の確認
等を気にする必要があります。

①について、自動車で移動する人なら、多少荷物の数が増えても問題ないでしょうが、電車やバスで移動する場合、持っていける荷物に限度があります。なので、道具を購入する場合には自分のカバンサイズと道具の縦横高さ寸法を確認しておかないと、良い道具なんだけど、カバンに入らない、ということが起こります。
またサイズは入っても、重い道具だと、キャリーバック転がすだけでも結構大変です。
たいてい大人数にマジックを見せる場合は複数のマジックを行う必要があるので、パックスモールプレイビック、という荷物少なく、大きく見える演目を行うよう心がける必要があります。
とはいえ、そういった演目は他のマジシャンもレパートリーにしている場合も多いため、小さくなるけど、技術的に難しいとか、お金がかかるとか、道具自作しないといけないとか、技術は不要だが結構色々手順覚えることがあるとか、人の選ばなさそうなものを選択肢に入れる必要があります。

②については実際にやってみないと分からないことですが、控室から会場が遠いことや、階段上り降りしないといけない場合があります。特に屋外会場の場合、控室は室内の会議室とかなので、ひどいときは100mくらい道具を持って移動しなければなりません。テーブル2つくらいなら気合いで持っていけないこともないですが、それ以上道具が増えると、一回で会場まで持っていくのは難しいです。なので、マジックテーブルでもキャスター付きのものにしたり、市販のワゴンを利用したり、と機動力のあるテーブルを準備した方が良いです。どうしても余分にテーブル必要な場合は、折りたたみできるフォールディングテーブルという物を使ったりしますが、結構ふにゃふにゃなので、バランスは悪いです。

③ですが、これは普通にキャリーバックで持っていけるようなものならまず問題はありませんが、イリュージョン道具を勢いで買ってしまった、というような場合は、相当場所を取ります。
普通のサロンマジック用の道具も本能の赴くままに購入してしまうと、そのうち、他のマジック道具に埋もれてしまい、日の目を見ることのなくなってしまう道具も多数です。最終的には既に購入していることすら忘れてしまい、もう一度同じ道具を購入してしまったりすることさえあります。

④も、普段は折りたたんだりしてコンパクトでも、広げると結構場所を取るものも存在します。そういう道具を使ったマジックを練習する場合、スペースが少ないと、広げて通し練習することも一苦労です。
まあ大きなおうちやダンススタジオみたいな全面鏡張りの部屋をお持ちであれば、問題はありませんが。


こういうことを気にしながらサロン・ステージ系マジシャンは荷物を準備しているので、表現できるマジックの現象と物理的移動困難さのバランスを取りながら、現象面を犠牲にしてマジックショーを行っています。
アマチュアマジシャンでもそういった制約が無ければ、鳩でも九官鳥でも出しまくり、美女を浮遊させたり、かごから美女を出現させたりとか何でもできるのですが、理想は半値八掛け以上のディスカウントで人前にてマジックを見せていくこととなります。


もはや何の話か分からないですが、コンパクトで、テーブル一つに載せられる範囲の道具でマジックをしないと、ステージ・サロン系マジックで人前にて見せるのは一人の力では困難だ、ということです。

2016年9月26日月曜日

大人数にマジックを見せる難しさ③お金がかかること

多かれ少なかれ、どんな趣味でもお金はかかるものです。楽器でもピアノも最初は電子ピアノとかでもいいでしょうが、本格的に演奏家への道を歩むなら、超高価なグランドピアノを購入し、著名な先生に高い謝礼を払い教わったりするので、とてつもないお金がかかります。
フィギアスケートなど、日本にスケートリンク自体ほとんどないため、施設費だけでも馬鹿にならず、金持ちのスポーツとなっています。
しかし、マラソンやジョギングのようにシューズ代にせいぜい大会参加費さえあれば、後は個人の練習努力のみ、といった分野も存在します。

マジックの場合、クロースアップマジックにするかステージマジックをメインにするか、サロンマジックを選ぶかでかかる費用も変わってきます。

クロースアップ
コインマジックなら、最初にシルバーハーフダラー数枚購入しておけば、それ以外ギミックコインに走らなければかかりません。(もちろんDVDや書籍は必要に応じて購入必要ですが)。
カードマジックの場合、バイシクルトランプを用いると、1デック400円~600円程度はかかるので、カードの傷みやすい技法やフラリッシュを行いたい場合、毎日練習すると2~3日に1デック消費する人もいるでしょうが、そんなハードなことをしなければもう少し長持ちします。
ということで、クロースアップマジックは比較的お金がかからず、若い人の愛好家も多いです。

ステージマジック
ピンキリですが、大舞台でのステージとなると、それなりの見栄えのする道具と衣装が必要になります。
マジック用のテーブルでも市販品で3万円以上したりします。シルクのハンカチとかも60㎝角や90㎝角の大きなものだと1枚1000円程度したりするので、大量に使うと、消耗品なので、結構財布に厳しくなります。ちょっとした取り出し道具やプロダクション手順物を購入するとすぐに万札が飛んでいきます。
イリュージョンになると頭に剣を刺すヘッドレスクィーンやフローティングテーブルとかが安くて3万程度、チェアーサスペンションやヒンズーバスケット、リングイリュージョンといった物が比較的大き目のイリュージョンとしては安く、10~20万程度、プロの使うようなファイヤーケージ、人体浮遊、その他本格的イリュージョンだと、50万くらいから数百万、1千万を超える物も存在します。もちろんイリュージョンの場合、移動がトラックとなりますので、輸送費も馬鹿になりません。
この辺りのことについては私も大雑把なことしかわかりませんが、 アシスタントも雇う必要が出てきて、いくらお金があっても足りません。よって、イリュージョンはほぼプロマジシャンしか行わないのが実態です。

サロンマジック
こちらもステージマジックでイリュージョンや照明等を使わない程度の大き目のマジックが対象となります。
やはり道具は大きめなので、クロースアップで使用するものよりは高めとなります。
マジックテーブルを自前で用意して、それなりのマジシャン風スタイルで演技する場合は、テーブル、トップハット、それなりの見栄えのする道具数点揃えて30分くらい演技しようとすれば、10万近くは覚悟しておかないといけないでしょう。
しかし、お金があまりなくても、ロープ、新聞紙、カメレオンシルク、ポケットリングくらいで立ってマジックすれば、サロンでも十分通用し、テーブルも会場で長テーブル用意してもらえば、3000~4000円くらいで30分くらい演技することも可能です。


結論的な内容はありませんが、いかにもマジシャンらしく、しかもよくTVで見るような派手な内容でマジックを大人数の前で見せる場合には非常にお金がかかりますが、工夫すれば、安くで大人数にマジックを見せることは可能です。ただし、その分、あなたがイメージしている格好いいマジシャンとして、周りから注目を浴び、モテまくる、というスタイルからはほど遠くなるでしょう。
お金が無ければ、やるマジックを色々工夫するなり、同等品を100均にて購入して自作するなり、自助努力を行ってください。

2016年9月25日日曜日

大人数にマジックを見せる難しさ②趣味人口が少ないこと

手品が趣味という人は実際どれくらいいるのでしょうか。手品を多少なりともなんかできる、という人は意外といるような気もしますが、どっぷりとマジックに入り浸って、人前でも堂々とマジックを見せています、という人になると激減してしまうような気がします。
政府の趣味調査等があればいいのですが、実際には手品、という項目は存在しておらず、不明です。
カードゲームという分類で推定9万8千人とのことのようです。
参考:http://h.magician.tokyo/2014/01/hobby-is-magic.html

他に、マジック人口の推定をしているサイトで、147,000人という数値を出している所があります。
参考:http://ishiken55.exblog.jp/24846758/

非常識なマジック入門講座としてもフェルミ推計を行い、マジック人口を予想してみたいと思います。

①マジックショップ生存状態からのマジシャン人口推計
本ブログにて紹介しているネットショップは24ありますが、実際にはこれ以外のマジックショップもあるし、休止中のマジックショップもあります。現在、マジックショップ専業で成り立っていると予想されるショップは約30程度と予想されます。
売り上げの大きなショップも存在していますが、ほとんどが個人経営に近い状況と考え、年間粗利800万円と想定します(家賃、アルバイト代、光熱費込み)。マジック商品をメーカーからの卸販売メインと想定すると、せいぜい粗利率30%程度と想定し、平均ネットショップ売り上げは 800万円÷0.3≒2667万円
これが30ショップあるので、ネットショップ業界年間売り上げは
2667万円×30≒8億円
クロースアップ含め、趣味としてマジック道具購入に掛ける金額を年間1万円と仮定しても(トランプ購入やコインマンのように一度買うとあまり物を買わなくて済む人も含んでいると仮定)
8億円÷1万円/人=8万人 
ということで、活動しているマジシャン数は10万人切るレベルだと予想されます。金のかかるステージ系マジシャンの数はさらに少数派だと予想されます。

②マジックサークル数からのステージ・サロン系マジシャン人口推定
関西奇術連合会という、ステージ・サロン系マジックを行う団体があります。
参考:http://www.kankiren.jp/dantai/dantai.html
こちらの正会員で、 近畿二府四県に存在すると思われるサークルは42個あります。もちろん、未所属でステージ・サロン系マジックを行っている所も私の所属しているサークル等存在していますが、仮に42個のサークル平均20人在籍と仮定し、
42×20=840人
となり、まあおおざっぱに1000人くらいステージ・サロンマジシャンがいると推定できます。
2015年国勢調査で近畿二府四県人口は 約2073万人
2016年日本の人口は約12700万人ですので
参考http://www.stat.go.jp/data/jinsui/
参考:http://blog.livedoor.jp/veritedesu/archives/1911292.html

近畿二府四県の約6倍の人口が日本の総人口となります。
これより、ステージ・サロンマジシャン人口は
1000×6=6000人 
程度いるのではないかという推定となりました。

①②より、ステージ・サロン系マジシャンは
6000÷80000×100=7.5(%)
ということで1割を切る程度の少数派ということが予想されます。



このようにステージ・サロン系マジシャンの人口と割合を推計してきましたが、これだけ人口が少なそうだと、ステージマジックのサークルや趣味でやっている知り合いを見つけるのは相当困難だということです。
しかも、上記に挙げた関西奇術連合会に所属しているサークルでもHP持っていないところも多く、連絡先が良く分からないところさえあります。
なので、適切なHPを作りさえすれば、それなりに参加したいという人から連絡来る可能性が高いですが、ステージ系マジックサークルは平均年齢が高いようで、HP作成の敷居が高いようです。よって、大人数に見せるための依頼を受けるサークルを作りたい場合はHP作成し、活動をまめに記事にアップしてSEO対策すれば、それだけで地域No.1の目立つマジックサークルが出来上がります。

興味があったり、人気記事になるようでしたら、その具体的方法についても秘密を明かしたいと思います(人気無いようなら、書くモチベーションも上がりませんので作成しませんが)。